平成19年4月18日開店。店主の日々の日記です。
久しぶりの更新です。遅々として進まない40thアンププロジェクト。
一番重要なシャシの制作にてこずっています。

何度も制作をしているシャシなら鼻歌交じりなのですが、初めてで更に穴数も過去で一番多いのですね(僕のプリアンプよりも複雑)。

そんな中、ヤットヘアーライン加工が終わって取りに行き、その足でアルマイト屋さんへ直行。
ヘアーライン加工の間に他のパーツの切削をしていたのは言うまでも無く・・・。

チョイ坐骨神経痛が出たのはナイショです(大汗)。

で、昨日の午後に帰宅をしたら1通のメール。
なんと電源トランスを頼んでいるトランス屋さんの営業マンから・・。

『今日、相模原方面へ行く用事が有りますので、宜しければお寄りしたい。午後一番くらいの時間に成ります。』

僕がそのメールを見たのは15時近く。
直ぐに返事。申し訳ありません。今日は8:00に出かけて只今帰った所です。

1時間後辺りに℡。今近くに居ますので此れからお寄りしても宜しいでしょうか?

勿論断る理由も無いので、どうぞどうぞ(汚いですよー・・汗)。
30分程で来られて・・。


追加分の電源トランスが出来上がりました(あ、追加は1台で1個はスペアです)。

僕の仕事に興味が有って、試聴室。色々なトランスの事を聞けました。
一番面白かった話。
『一般ユーザーの方からの注文も受けていて、納品後に音が良く成りました。と言うお礼のメールを頂く事が良くあるのですが、うちはトランス屋なのでその辺は判らないのです。ご注文された規格を全う出来るトランスを作っているだけでして・・・・。』

一番信用の出来る言葉でした。イヤ実際にパーツメーカーはどのような使い方をされているか判りませんから、規格通りの真っ当な物を出来るだけ安価に作るか。と努力をしています。

音の良いパーツ、なんて考えていないのですね(この辺がオーディオパーツ屋さんと違う)。
まあ、僕個人的には音の良いパーツと言うのを丸っ切り信用していない。と言うのも有るのですが・・・・。

良い電源トランスは、電流値が変わっても電圧変動の少ない事。出来るなら更に磁気漏れの少ない事。
それだけなんです。以前アップした動作チェックシート。あれを付けてくれるトランス屋さんって意外と少ないのです(特にオーディオ用をうたっている・・)。

こんな山奥まで来て頂けて感謝です。


僕がルンダールを使いだす前は、国産の特注品を使っていました(結構有名どころ)。
で、ルンダールのセールスがその特注品と規格が同じトランスを試聴用に置いて行ったのです。

即、従来のトランスを外してルンダールに交換。
結果は音の違いが判らない。
僕はルンダールへ移行。
理由は簡単なんですよ。特注品は続けての注文なら良いのですが、1~2年空けて注文すると前の物とチョイ違った物が来るのです。
その辺、規格物にはその心配が有りません。
品質の安定している規格品へ迷わず移行したのです。

その後、ルンダールの使い方が判って来て従来の特注品よりも良い結果を出せる様に成りました。例の逆相アンプもルンダールが在ってこそ出来た動作です(特注品も二次側と逆接続しますと高域の特性が滅茶苦茶に成ります)。

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