ヘッドアンプ本体の組み立てが始まりました。
一番の問題点。トランスの磁気シールド。
最初に作ったヘッドアンプは、磁気シールド付きのトランスを採用。
所がもっと性能の良いトランスを見つけてしまった。正しく言うと音色を感じさせないトランスの発見です。
で、困った。このトランス、素っ裸。
コアもコイルもむき出し。
基本的に、僕の真空管の使い方は低インピーダンスだから、ハムは引き難いんだけど、さすがヘッドアンプの信号レベルになると、磁気シールド無しでは、使う場所が限定され過ぎる。
今回見つけたのが、写真のニッケルマット。磁気シールド用に開発されたと言う。
データーだとかなりの性能。
でも、用心深いピンキー君。二つのトランス、同じに見えますが、実は使い方を変えています。
二つの使い方を思い付いてしまったからです。
こんな時、どちらが良いか、じっくり考えるのは頭の良い人。僕は頭が悪いから、やってみなくちゃ判んないじゃないか。の何時もの行動。
動作させて見て、良かった方に統一。これが一番簡単。下手な考え休むに似たり。頭を使うより、手を使った方が真実の発見は早い。
で、面白い話。
ヘッドアンプ。最初はトランスアウトを考えていなかった。コストがあまりにも掛かる。
スタートはコンデンサーアウト。
で、聴感でのコンデンサー選び。
これが困った。大信号の所よりもコンデンサーの音色が目立ってしまう。
これでは真空管の動作点を決めるなんて無理。動作点での音色よりコンデンサーの違いが決め手になってしまうのです。
泣く泣くトランスアウトに。変なキャラクターが付かず、動作点の違いが手に取るように。
単純な構造のコンデンサーよりも、構造の複雑なトランスの方が、固有音色が少ないのが面白いですね。
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