ここ数日、旋盤に掛かり切りです。ホーンの製作。
暫く作っていませんでしたので、梃子摺っています。
まあ、1個目が此処まで出来ましたので一安心。
残り3個も、同じに削れば大丈夫。
で、ホーン。
ドライバーに何を使うかを気にする方は、沢山いますが、ホーを選ぶのには意外と無頓着な方が多いです。
僕なりの経験上で・・・・・・・。
ドライバーとホーン。どちらが再生音に影響するか?
間違いなくホーン。自分で愛用しているオイロダインも、あの再生音はホーンの所為、出来たらドライバーは替えたいと思っているくらい。
責任割合はドライバー2~3、ホーン7~8。
責任の大きなホーン。これも問題が・・・・・・。
材質と形状。
世の中はどう言う訳か、材質を売り物にしているホーン多々。
まあ、この方がユーザーには判り易い。
でもね・・・・・・。
僕はこう思っている。材質2割、形状8割。
ホーンの音を決めるのは形状です。
実際、オイロダインのホーン。プラスチックとアルミダイキャストが有る。
同じオイロダインのホーンを交換して聞き比べ(やった人居ます?)。違うけど、どちらを選んでも、鳴らし方で何とでもなる範囲。
僕が今作っている、ミッドハイホーン。
材料はアルミの5056。
此れで最初(10数年前)に2セット作成。
1セットごと、微妙にカーブを変えて見た。データーを取ると差は全然無い。
問題の試聴。沢山のお馴染みさんも聞き比べ。
4ウェイシステムの2kHz~8kHzまで持たせています。
オイロダインのドライバーから比べたら、はるかにナローレンジ。
でも、全員が聞き分けた。ハッキリと違う。全員驚き。こんなに差が・・・・。
僕の(他の人達も)選んだ方のホーンで、愛用のシステムに成った。
此処にその時の姿が載っています。
http://hayashilab.syuriken.jp/baita.htm
写真を良く見て下さい。後ろの大型バッフル。オイロダインのホーンは見えますが、ウーハーが有りません。
実はドライバーも付いていません。
この時オイロダインは修理中だったのです。かなり大掛かりな・・・。
励磁コイルの巻き直し。戦前のエナメル線です。信頼度ゼロ。古い物は良かった。なんて言っている人は、技術を知りません。
症状として、電源を入れて直ぐと、ユニットが暖まってからでは電流値に差が出たのです。
開けて見たら、エナメル線は紫に変色していました。
代役として、暫く愛用した4ウェイ。
オイロダインの修理が完了。
オイロダインを鳴らすには、場所的に邪魔。
泣く泣く手放しました。でも・・・・・・・・。
実は、使っていたホーンに少々疑問が有ったのです。
其れの確認が出来ない侭での放出。
心に引っ掛かりが出来ました。
1年程経過。4ウェイを買ってくれたお客様との会話。
ピ『実はミッドハイホーン、もっと良く成ると思うんですよね。失敗したらお金は要りません。作らせてもらえませんか?』
要は、形状(カーブ)を更に変更したかったのです。
お客様、快諾。
出来上がり、納品。片chだけユニット間の位相合わせ。
もう片方は、お客様が自分でやると言う。
取り合えず片chだけで音を出す。
僕はガッカリ・・・・・・・・・。
売るんじゃなかった。
お客様は大喜び。
その後、すし屋さんで祝杯(お客様は)。僕はやけ酒。
今作っているのは、その時のホーンです。
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ホーンの表面仕上げ
カスラ ピンキーさんも書いてらっしゃいましたが、ホーンの表面の仕上げだけでも変わりますよね。以前、ホーンツイターのコンパウンド研摩をしましたが、最後はロッカクロムの青棒で…。鏡面になると表面が 酸化して曇ってくるので多分メーカーはやらないのだと想いますが、音を聴いたらかなり違います。気流抵抗&流体力学など解りませんし、測定で変わりはありませんが、(熱への変換が減るとしたら僅かに能率が上がっているかも?)
無題
ピンキー たかがホーン、されどホーンですね。
オイロダインのホーンも磨こうかなー(時間が・・・)。
カスラ ピンキーさんも書いてらっしゃいましたが、ホーンの表面の仕上げだけでも変わりますよね。以前、ホーンツイターのコンパウンド研摩をしましたが、最後はロッカクロムの青棒で…。鏡面になると表面が 酸化して曇ってくるので多分メーカーはやらないのだと想いますが、音を聴いたらかなり違います。気流抵抗&流体力学など解りませんし、測定で変わりはありませんが、(熱への変換が減るとしたら僅かに能率が上がっているかも?)
無題
ピンキー たかがホーン、されどホーンですね。
オイロダインのホーンも磨こうかなー(時間が・・・)。
この記事へのコメント
ピンキーさんも書いてらっしゃいましたが、ホーンの表面の仕上げだけでも変わりますよね。以前、ホーンツイターのコンパウンド研摩をしましたが、最後はロッカクロムの青棒で…。鏡面になると表面が 酸化して曇ってくるので多分メーカーはやらないのだと想いますが、音を聴いたらかなり違います。気流抵抗&流体力学など解りませんし、測定で変わりはありませんが、(熱への変換が減るとしたら僅かに能率が上がっているかも?)
たかがホーン、されどホーンですね。
オイロダインのホーンも磨こうかなー(時間が・・・)。
オイロダインのホーンも磨こうかなー(時間が・・・)。
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