昨年の暮れ、1台目を起こしたチャンデバ。チャンデバって呼んで良いのかどうか・・?
正しく言えば、出力インピーダンスの非常に低いバッファーアンプ。
受動素子を理想どうり(計算どおり)に働かすのには、前段の出力インピーダンスが十分に低い事が条件です。
で、更に言えば、インピーダンスを下げる為の、NFやカソフォロの様な小手先の誤魔化しは効きません。
NFを掛けたパワーアンプ。出力の波形が崩れだす最大出力近く。
初段の出力波形を見ると納得できます。初段、頑張り過ぎ。
出力インピーダンスを真っ正直に下げると、この様なものに成ってしまうのですね。
コストの掛かり方も半端ではなく・・・・。
でも、これを納めさせてもらったお客様。
昨日、『此処迄やらないと駄目なんだなー。』の言葉を頂きました。
市販のチャンデバに満足出来たら、此処迄はやりません。
自作より買った方がはるかに安上がり。
もっとも、こんなチャンデバ。メーカーで市販したらいくらになるのか・・・・・・。
今回のアンプ。シャシサイズをギリギリに迄、詰めたので、シャシ内は部品が押し合いへし合い・・。
VRも、先に予備配線をつけておかないと、半田ごてが入りません。
僕のフライスの関係で、シャシの深さ。85mmが限界。これ以上深い物はとても難しく成ります。けっか、トンでもないコストアップに。
85mmの深さだと、トランスの端子がシャシにニアミス寸前。
330Vの高圧です。新品はOKですが古くなってくると心配。
写真でお判りでしょうか?
シャシに透明の絶縁シートを貼り付けて対策。
自分の使うアンプではなく、人様にお渡しするアンプです。
気を使って使い過ぎはないのですから。
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