最近、僕のアームに付いているHMC30。
もう10数年前のカートリッジです。
当時新発売と同時に購入。
SPUがメインですが、チョット浮気を・・・・・(笑)。
ほんの2~3時間の試聴で終わりました。SPUと比べて音がボケ、楽器の数も減ってしまう。
こりゃダメだ。と言う事でお蔵入り。
勿論、此処へ出入りしている人達にも、見向きもされず・・・・・。
長年カートリッジケースに収まっていたのですが、流し聞きの時までSPUではもったいないし、第一、同じくお蔵入りに成った結構な数のカートリッジ。僕のアームで鳴らすと、皆生き返った。
こいつもかな?
ヤハリOK。まあSPUよりはボケるがこの程度は、経費削減で我慢我慢(笑)。
で、1ヶ月程前に今のヘッドアンプが出来上がり、中々良い調子。今度のヘッドアンプ、カートリッジの視聴用に入力インピーダンスを変え易い様にした。
とりあえずの入力抵抗は100Ω。SPUだったら完全に大き過ぎる値。でもこいつは普通と言うか100Ωの方が良い様な・・・・?
入力抵抗をSPUと同じにする。完全にボケボケ。????????。
HMC30のデーターを調べるとインピーダンスの表示は6Ω。
SPUは3Ωだから、SPUと比べると高いが、ローインピーダンスカートリッジには変わりが無い。
で、ふと考えた。HMCの意味はハイ出力MCカートリッジ。
MCカートリッジの出力を上げるには二つの方法。
まず、マグネットを強力にする。でもこいつのマグネット其れ程強いとも思えないし。
もう一つの方法。コイルの巻き数を増やす。此れが一番簡単。
でもこの方法を採るとインピーダンスはかなり上がる(10倍以上)。
ハハハ~~~ン。
そう言う訳か。巻き数を増やして出力を稼いだ。結果インピーダンスが上がりSPUよりもはるかに高い受けを要求。
そう成ると、100Ω受けでバランスがいいのも納得。
『でもメーカーでは6Ωって言ってるよ。』
ハイ、メーカーの発表データー。当てに出来ません。それを証明する手段がユーザーには無いので、言いたい放題です。
特に輸入物は、商社の営業政策が絡んできますので尚更です。
この記事へのコメント
なるほど、あの日聴いた音の差に納得しました(笑)
冷静に成って考えれば判る事なんですけどね。
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