平成19年4月18日開店。店主の日々の日記です。
昨日からオーバーホール中のプリアンプの定数を計算しています。
エッ。判っているんじゃないの?

そう思われても仕方が無い。
僕のプリアンプ。目に見えない改良が沢山施されています。

30年前のプリと最新のプリ。一番の違いは電源。
当時はチョークが1個。現在は2個。電源トランスの電圧も丸っ切り違い、真空管の動作点も変わっています。

早い話が殆ど作り替え。家で言ったらリフォームじゃ無く建て替え(笑)。
計算を進めながら足りない部品を探して発注。

こんな事をしていたら頭がクラクラ。こんな時は以前の僕だったらコーヒータイム。
最近の僕は庭へ出て植物の観察。この方がコーヒーよりも効果が高いのです。

序なのでカメラを持って・・・(笑)。
1月だと言うのに・・・。


ブランピエールドゥロンサールが蕾を付けています。それも2個も・・。
直径は2cm弱(開花すると10cmを超える花ですので)。子供の苗なら即ピンチ(摘まみ取る)ですが、充分に育っているので様子を見る事にしました。

電柱の根元では・・。


アイスバーグが咲きかけています。オイオイ状態ですね。

生まれて初めてのバラの冬剪定(バラの殆どは真冬に剪定をして樹高を下げます)。今ではネット上で剪定の仕方を事細かく説明をしてくれる大先輩が沢山いるので助かります。
剪定の終わったサハラ98。



去年の初夏に植えたのですが2m以上の背丈に成りました。一旦1m以下まで切り詰め支柱(オベリスク)で囲みます。


オベリスクの高さが2m有りますので、此れからはこれに絡みつかせます(ツルバラですが、ツルと言っても自分からは絡みつかないので人間が頑張ります)。

名前がカッコイイ、オスカルフランソワ。


此れも1,8m程度に育ったのですが半分以下に切り詰めました。
まだ冬剪定をしないといけないバラが20株以上。

去年の春に植えたバラは15株。
今年は20株を超えそうで・・・・・・・・・・。


頭がスッキリしたのでアンプの作業に戻ります。

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今日は部落の水路掃除とお祭り。

ピンキー君はさぼってアンプ改造(オーバーホール込み)に邁進。

分解を始めて、イケネ・・。
分解前の写真を撮っておくべきだった(もう遅い)。

で、現状です。


矢印の穴3個。此処がブロックケミコンの取り付けられていた穴。
最初に右下のケミコンを外しました。
一応測定。
フーン、今の所は正常じゃん。
2個目も外す。此れも現状はOK。
で、3個目。
測定する迄も無く・・・・。


見事にパンク。
やはり30年選手。ある意味良く持ったねー・・・・。

皆さん、テレビって30年間使いますか?
アンプもテレビと同じ電子機器。

30年間頑張ったケミコンに拍手。





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年末から開始したプリアンプのオーバーホール。
まず電源から開始したのですが思いのほか梃子摺りました。

何時もの『どうせやるなら病』を発症。
やった事と言えば、タイマーとリレーの取り付け。
ケミコンの全交換。
一部の抵抗値の変更。

此れだけなんですけどね・・・・・・。



ケミコンの交換に梃子摺りました。

今迄はブロックケミコンを使用。つまりケミコンは全てシャシの上に出ていたのです。
その前提でシャシは設計されています。
ブロックケミコンは今回の場合、3個のケミコンが1個のボディに内蔵。そのケミコンが2個シャシの上。

つまり何とか6個のケミコンをシャシに入れる必要が出たのです。
更に悪い事に1900μが3個入っていたブロックケミコン。
今回のケミコンは1000μ。つまり2個をパラう必要が出たのですね。

最終的に9個のケミコンを内蔵しないといけなく成りました。

その結果が上の写真です。

電源Swともゴチンコしまして手直し。

チョイごちゃごちゃしていますが、問題の無い配置にして有ります。

電源部だけのテストは出来ませんので、本体が終わってからのテストです。


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最近の僕は19時にはベッドに入ります。
昨夜は其の侭熟睡。
で、そんなに早く寝ると目覚めるのも早い。
24時過ぎに目が覚めた。

本当にバッチリ覚めて眠れない。
何となくパソコンの前・・・・。

皆さんご存知でしょうが、脇に出るCMは僕の興味が有る物ばかり。
要はバラ苗のCMがタップリと・・・・・。

まあイイカ、新年なんだし・・・。

と言う訳で、バラの大苗を3株。ミニバラを5株注文したのは内緒です・・・・。


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リレーソケットが取り付けられました。
此処には本来ブロックケミコンが付いていた場所。
まあ、早い話が全て配線のし直しです。

要は、今迄はシャシの外に出ていたケミコンを全て内臓にする。
アンプを少しでも弄った方ならこれがどの程度大変かを判りますよね。
出来るだけラグを増やしたくない(この加工は大変)。

で・・・・・・。

何度書き直したか判らない実態図。
実際にパーツを当てがい、寸法の確認。
地味な作業ですがとっても大事な作業です。

シャシ内に飛び出てしまったリレーソケット。
通常なラグの配置ではゴチンコ間違いなし。

そんな訳で・・・・・・。




まあ色々と有ります。
最近の僕、自分で納得の行く形が見つかる迄先に進みません。自己満足なんですけどねー・・。


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エーーー、昨日は地元の新年会。
タップリと飲みましたよタダ酒を・・・(汗)。

今年は例年よりも参加者が少なく、酒も料理も去年並みに用意したのでもう大変。
何故か盛り上がり昨年よりも2時間延長。

そんな訳で今日の僕は・・(で、タイトルです)。

でも偉いですねー、そんな状況なのに・・。



一昨日作ったプレート2枚。
同じサイズにシャシへ穴あけ。
今回は板厚6mm。しかもフライスでの加工は無理(全てバラせば可能)。
ハイ、電動ドリルでの加工です。
やっぱり買って良かった。
と言うのはマキタの充電式電動ドリル。
以前のAC100V用ですとドリルの回転が早過ぎる。
今回のはトリガーの引き加減で回転数をコントロール出来るのです。
更に逆回転も可能。
6mmも板厚が有りますと、真っ直ぐに穴を開けないと入り口は合ってても出口が狂う。
いざと成ったら鑢での修正も考えていたのですが、一発でOK。

で、上の写真です。

此のソケット、もうお馴染みですよね。タイマーとリレーを挿し込みます。
要は整流管の立ち上がりを遅くするのですね。
整流管が傍熱型なら大丈夫なのですが、直熱管ですと2~3秒で立ち上がります。
対して他の真空管が動作を始めるのには30秒近く掛かる。

つまり電源の立ち上がりが早過ぎて、通常よりも遥かに高い電圧が動作開始に掛かってしまうのです。
此れはケミコンと真空管の寿命に関わるのですね。

昔の真空管アンプを考えましょう。真空管の寿命は3年程度と言われていました(実際にLUXのアンプもその程度)。

あの辺りのアンプは電源に真空管を使わずに半導体です。つまり電源SWを入れると同時に瞬間に高圧電流が出て来ます。
此れではたまりませんんよね。せめて真空管整流でしたらジワッと電圧が上がります。
更にタイマーで整流管の立ち上がりを遅らせて置けば、他の真空管が何時でもどうぞ、状態に成ってからジワッと電圧が上がるのですから、真空管やケミコンに優しいのです。

音質には関係のないタイマーですが、アンプに優しい装備なのです。




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先日アップしました電源のコンデンサー抜け。
同じコンデンサーの新品ストックは有るんですけどねー・・・・・・。

昔付き合っていた産業機器の技術者。彼の言う事には・・。
『新品で購入したケミコンでも10年間ストックしたら廃棄。』

僕がストックしているコンデンサーは30年位前に買った物(大汗)。
でもなぜか昔の部品を有り難がる方は使うんでしょうねー。

基本、同じメーカーのコンデンサーでもブロックケミコンとチューブラコンの音を聴き比べると、圧倒的にチューブラコンの勝ち。
理由は前回書きました。緩く巻いて潰すと言う作り方では・・・・。

と言う訳で、僕のアンプはかなり前からブロックケミコンの使用を一切やめました(1個しか入っていないブロックケミコンはOK)。

そんな訳でブロックケミコンの使用は止めるのですが、此処で問題。
使っていないケミコンを其の侭残して置く。
ケミコンを外して大きな穴を其の侭にしておく。
ケミコンを外した穴をアルミのプレートで蓋をする。
もう一つ、この穴を有効利用する。

で、こんなパーツを今日一日掛けて作ったんですね。



種明かしは段々として行きます。



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昨年から掛かっているプリアンプの作業。
30年選手ですので何が有ってもおかしく有りません。

動作を見る前に、この手のアンプは目視が大切。ウッカリ電源を入れてバチバチバチなんて事も有るんですよ。

手前の部品が邪魔で奥の配線が見えないので、手前のパーツを全て外します。
見えたケミコンの端子。



3本の足の内、1本の足の根元が変。要は電解液が漏れた痕。
根元に何か付いているでしょう。

測定器で容量を測ったら、本来30μ有るべき所が3µしかない。10分の一です。此れではノイズも出る筈で・・・・。

散々此処に書いていますが、ケミコンは10年を超えたら交換を薦めます。数年前に購入した産業用の電源。10年間保証となっているのですがケミコンは保証の対象外。

今回はフラット段の改造で預かったのですが、これを見ちゃうとケミコンは無条件で全数交換します。

色々と楽しませてくれそうです。


その後、無事と見えた2個の端子(写真両側)。測定すると此れもブッブー。
1/3以下に容量が減っています。
電子機器の組み立てには非常に便利な、数個のコンデンサーが入っているブロックケミコン。
音の為にも良く無いのできれいさっぱり取り除きます。

コンデンサーの理想形は円筒形です。
ブロックケミコンは、例えば3個の同じ容量のコンデンサーが入っているとしますね。
その場合緩めに巻いた3本の円筒形を、120°の扇状に潰してアルミ缶へ入れるのです。
潰せる様に若干緩めに巻くと言うのが問題なので、ケミコン以外のコンデンサーも、本当に性能の高い物は円筒形に成ってます。
この場合は潰さないで済むのできつく巻けるのですね。

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