平成19年4月18日開店。店主の日々の日記です。
今回のアップに、なんでそんなに石が有るんですか?と言うコメントが有りましたので思いっ切り酔った勢いで書いちゃいますね。

この家を購入したのは12年前。当時築23年でした。
この家が出来たのはバブル崩壊の直前。要はバブル期の金利でお金を借り、家を建てた。
建った直ぐ後にバブルが弾け、とんでもない高利(当時では13%が当たり前)に払いきれなくなって夜逃げ。
その貸していた金融機関が僕の当時の店の真ん前。支店長や担当者と仲良くしていたのでこんな物件が有りますぜ。と言う情報を入手。
まあ、色々と有りましたが無事に買えた。と言うのが現状です(無茶安い金額で購入出来ました、相場の金額でしたら購入は不可能でしたね)。

で、この家。元々は田んぼだった土地に建てられています。
と言う事は田んぼに新しい土を大量に入れたんだと思います。
要は、その土が大量の石を含んでいた。

エーーー。この家は秋田杉で組まれています。確かに柱等は本当に見事です。色々とメンテを頼んでいる大工さんも『この家を作った職人は良い腕をしていたと思う。』と言ってくれています。

でね・・・・。
その大工さん、最後は腕の良い職人と頼んだオーナーとの間に何か有ったのでは・・・・?

この家、目に付く所はムチャ贅沢な作り。目の届かない所はムチャいい加減。
要はこの家を作った人間はカッコばかりつけて何も判っていない大バカ者かと・・・・。
兎に角色々と有るのです。かっこつけて結果的にあほやと言う所が沢山。

まあそんな曰く付きの家なんですけど、秋田杉の職人がプレハブを作って泊まり込みで作った家でも有るんですね。

バカなオーナーの事は忘れて一生懸命に作ってくれた職人さん達に感謝をしながら暮らして行こうと思っています。

そんな訳で、庭に大石が大量に入っているのは基礎工事にお金を出さなかったバカなオーナーの
責任と思っています。

無茶苦労をしていますが、僕の様な貧乏人が秋田杉の家に住んでいるのも何かの縁なのかも・・・。

この家の凄さ。柱は一般よりもかなり太いのに皹一つ入っていません。塗り壁にも皹が全然ないのです。昔住んでいた田舎の家とは比べるも無く・・・。
天井も一般の家よりも高いです。
この家を作った職人さん。良い仕事をしていたのにバカなオーナーにチョイ切れちゃったのかなーと・・・・。

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今日はチョイ遠い所への出張です。
目指すは金属材料屋さん。
普段は宅急便で送って貰うのですが、今回買うアルミの総重量、56kg 笑。

宅急便の扱う重量を遥かに超えているのでエブリー君に頑張って貰う事に・・。
軽のワンボックスですが最大積載量は350kg。楽勝です。
実際に積んでからも普段の動き。こんな重量は平気だよと言う走りをしてくれました(感謝)。

僕の住んでいる所は凄い僻地。中々都会には出ていけない。
そんな訳で、帰りに2軒のお客様の所へ寄ったのですね。

どちらもかなり以前に作ったアンプを使用。
一件目の症状。ノイズが増えて来た。
ウーーーン、25年以上前に作ったアンプがノイズさえ除けば(そのノイズ、スピーカーの真ん前で聞こえるレベル)、正常だけどこの音質はケミコンが劣化をしているよね。

と言う事で、今の仕事が終わったらオーバーホールと言う事に成りました。
勿論、僕のオーバーホールは最初の状態に戻すと言うだけでは無く、今出来る事をして、新品時よりも音の良いアンプに・・・。

経験した人は皆『何をしたの?』。
僕の答えは何時も一緒。パーツが良く成ったのと僅かに僕の腕が上がっていますので・・・。

そうなんですよ。現在のパーツの進歩は凄い物が有ります。
ハッキリ言っちゃいますね。ウエスタンのパーツを有難がっている人は宗教です。
当時としては良い物を作っていましたが、今のレベルでは町工場にも劣る代物です。

ウエスタンの配線材、ウエスタンの半田。どちらも試しています。
僕にとってはゴミ箱行きです。

雑誌の迷わしにはご注意を・・・・・・。

あ、2軒目はカートリッジの不良と言う判断が出来ましたので、カートリッジを針交換に送ります。

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次の作業に必要な材料を入手出来るのは10月1日。
此処で違う仕事に手を付けると頭がゴチャゴチャ。

本職とは関係の無い事に頭を使うのが一番(誤魔化していませんよー)。

と言う訳で、昨日今日と庭仕事。
とは言っても、今日の天気は可成りヤバイ。時間の掛かる仕事をしちゃうと雨で中断に成り易い。
そんな訳で本日はパソコンの前でノンビリ(たまにはこんな日も・・)。

昨日の作業です。朝食を終えてサテ・・。
1週間前に届いたバラの苗木2鉢。其の侭だよね。植えなくちゃ。

正直、もうやりたくない。疲れた・・・。
要は、直径、深さ共に40cmの穴を掘り、穴の中に苗木を置いて掘った土を戻せば完了。
ハイ、其れだけです。

僕が疲れている理由。
まず、穴が簡単に掘れない。兎に角大きな石がゴロゴロ出て来るのでスコップは役に立ちません。
小さなスコップで石の周りを掘り、段々と石のサイズの判る所迄掘り進める。
サイズが略判ったら、つるはしで石の周りをホジホジして、石を動かす(動いてくれればしめたモノ、動かない場合多々)。

ビクとも動かない石の場合は最終作戦。

掘り出した土。石をふるいで除き、土壌改良(しないと使えない悪い土です)。
土壌改良には堆肥を3種類、有機肥料を4種類、虫よけの薬を少々(今回はコガネムシの幼虫がゴロゴロ)、丁寧に混ぜ合わせて苗木の根の周辺に入れて穴を塞ぎます。



左側が先日植えた敦煌。その右側のグレーの鉢が今回植えたファーストインプレッション。


こんな枝ぶりです。


掘り出した石。
片手で持ち上げるのは不可能。穴を可能な限り広げて両手にこれ以上は無理と言う力を加えてヤット引きずり出しました。
引き摺り上げたのは手前の赤い壁。そのすぐ下には僕の足。
つまり勢い余って手前にゴロンと成ると足の甲の骨折が・・・・・・・。

ハイ慎重に引き上げましたよ。右足の甲の骨折は経験していますので・・。


この石を掘り上げたら、更に深い所に2個の大石。
コイツは掘っても掘っても全体のサイズが判らない。つるはしでゴンゴンしてもびくともしない。
と言う訳で、掘り上げるのを諦めて地面を持ち上げる作戦。
秘密兵器を買いに近くのホームセンター。
そう、写真のグレーの鉢です。
鉢底を切り取って地面に挿し、地上部を持ち上げる作戦です。
コイツで5個目。

其の後、入荷した時の鉢を外して穴の中(底を抜いた鉢の中)へ苗を入れます。其の侭入れると苗の位置が低過ぎるので、丁度良い高さに成る様に土壌改良の終わった土を入れて高さ調整。

周りの隙間へも土を充填。此処でタップリと散水。すると充填した土の量が減ります。減った分を追加し、またもやの散水。また減るので(最初よりは少ない)また土を追加、散水。
この作業を2~3回繰り返して完了。

植え込んだ所で時間切れ。

今朝は最後の仕上げ。


下草にクラピアを挿し芽。本当にクラピアの挿し芽は簡単。2節に切って下側の節をピンセットで土に挿せばOK。

残るは1鉢。また穴を掘るのかー・・・・・・。



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7月初旬から掛かっていたギヤボックスが無事に動き出し一安心。
同時に頼まれているラックの制作は材料が入手出来るのが来月の1日。

チョイ時間が出来た。今朝は朝食前に近所のおばちゃんの庭へ植えさせて貰っている(汗)バラの手入れ。
バラの好きなおばちゃんなので、本当は咲かせちゃいけない夏バラを見させてしまった。結果バラは夏バテ気味。
と言う事で毎週蕾を取りに行ってます(バラが回復する迄は開花禁止)。
どうもおばちゃんには蕾を取る事が出来ないみたい(優しいのです)。
僕は心を鬼にして・・・・・。

帰宅して自分の庭を見ると・・・・・。

ヨハネパウロ2世。


庭の片隅にミニバラのフジサン。


パンダスミレも順調にランナーを伸ばし根付いています。


薔薇の下草に植え付けたクラピア。
2週間前はこの状態。


丁度1週間前に届いた2鉢のバラが其の侭なので、此れから庭に穴を掘ります。とんでもない石がゴロゴロ出て来る土地なので今日中に掘れるかどうか・・・・。


1週間前辺りに浄化槽の掃除に来た清掃業者さん。庭一杯のバラの鉢を見て『どこかへ納品されているのですか?』
ピ『趣味です。』
最近、良く間違われます(笑)。

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今日は仕事をしたなー・・・。
朝から休みなしで15:30。

ギヤボックスが動き始めました。


ホンの10分程度でオイルは汚れて来ています。
ウォームギヤは歯車同士が擦れ合って作動しますので、初期馴染みで多量の金属粉が出るのです。

此の金属粉を無視して運転を続けますと、研磨剤入りのオイルに成りますので可成りヤバイ。
そんな訳で最初はオイルの様子を見ながら30分から1時間の運転で最初のオイル交換。

其の後は数時間から半日でオイル交換。
更に1週間の連続運転で最後のオイル交換。

万が一、此れだけの時間を運転してもオイルが汚れる様でしたら(過去には無い)更にの慣らし運転です。
お客様に渡す時には、最初のオイル交換迄1年は平気にしたいのですね。

で、進相コンデンサーの悪戯。


昔はカップリングカバー内にコンデンサーを取り付けていました。
今はこの様に外付けです。
要は簡単に交換が出来る様にしたのです。

色々と実験の好きなお客様が多いものですから・・・・・。


ちなみに私が使っているコンデンサーは此れとは違います。
色々と試しまして僕にはこれだな・・・。
最初から取り付けますと、かなり高いのですよ(僕自身もこんなに高いコンデンサーを使ったのは初めて)
進相コンデンサーなので1個で済みますから買いましたけど、アンプに使うには・・・。
だって、トランス結合と同じコストが掛かるんですよ。

翌日の追記。
1回目のオイル交換後、2~3時間の運転。
オイルが汚れない。ヘッ・・・・。
調子に乗り、一晩廻しっぱなしにする事にしました。

まあ何時もの朝の3時頃に目が覚めます。トイレへ行って直ぐにギヤボックスの前。
一旦止めてオイルの汚れをチェック。
汚れていない。少なくとも1~2時間廻しただけの最初のオイルよりも遥かに綺麗。
ウーーーン?
再び動かしてベッドの中。

朝食の前にオイルを見る。汚れていないんですよ。
毎回丁寧に組んではいますが、此処迄オイルが汚れない個体は初めて。
2回目のオイル交換は24時間連続運転後で大丈夫ですね。

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ギヤボックスの組み立てで一番神経を使う作業。

モーターシャフトとギヤボックスシャフトを如何に直線位置に固定出来るか・・。
普通に考えるとフレキシブルカップリングで繋いでいるので、少々のずれは吸収出来る筈。

正しい考え方です。その為のフレキシブルカップリングなのですから。
でも、直線性がキッチリ出ている場合と微妙にずれている場合。
後者の方が振動が多く成るのです。
ゴムベルトでターンテーブルと繋ぐのなら殆ど無視出来ます。
ゴムの弾性が吸収しますので。

僕の場合はアラミド繊維(ケブラー)で駆動していますので、この辺の誤魔化しが効かないのです。

正直、長年苦労したのは此の低振動にする事だったのです。

シャフトの直線性を出す作業。


治具で両シャフトを挟み込んで、強制的に直線にします。


治具の内側。此れでクランプして直線にするのですね。

で、此れからがしつこい(笑)。
モーター側のベアリング、ギヤボックス側の軸受け。
どちらにもクリアランスが有ります。ゼロでしたら回らない。

其処でクリアランスを全周で同じにする。
要は治具を手で回し、一番軽く回る点を探します。
調整代は取り付けネジと穴との微妙なクリアランス。
モーターブラケットの取り付けネジとモーター取り付けネジを軽く締めた状態でその点を探すのです。
軽い位置が見つかっても、ネジを締め付けると狂うのが普通。

今回はネジを締めつけても軽い侭。おかげで短時間で出来上がりました。

機械的な組み立ては此れで完了。後は電気配線で組み立て完了です。

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一ヶ月間待たされたモーターがヤット届きました。


3個しか頼んでいないのに一ヶ月間・・・。
要はメーカーでもストックを持っていないのです。
まあ、作ってくれるだけ有難い。

今日は朝からギヤボックスの組み立て準備です。
組み立てに必要な小物パーツを揃えたり、電源ケーブルを作ったりしていたらモーターが到着。

大事な小物パーツ。


モーターとギヤボックスを繋ぐカップリング。2個使います。


モーター付属の進相コンデンサー。性能的には何も問題は無いのですが・・・・。

僕が用意した進相コンデンサー。

見た目は純正よりも貧弱。耐圧も低いですし・・・・・。

で、経験の有る方なら知っていますよね。
此のコンデンサーを替えると再生音が変わるのです。
昔、モーターの技術者にこの話をしたら『気の所為だろう。』の一言で片付けられました。
普通の常識でしたら、そんな馬鹿なと言う話です。

でも変るんですよ。誰の耳にもハッキリと・・・・・。

そんな訳で、ここ数年間に作ったギヤボックスはちょいと悪戯をしています。
種明かしは組み立てを始めてから・・・。

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今日は24日。
メーカーからギヤボックス用のモーターが出荷される日です。
到着は明日。
と言う事は明日最終組み立て、試運転。

そろそろプーリーを仕上げなくちゃ・・(ヤット暑さも和らいで来たので旋盤作業が出来ます)。

そんな訳で・・。


出来上がったプーリー。
その溝部分。


糸を掛ける溝の形状は、底の平な部分とサイドの斜面。
此処の繋ぎ目にアールが有ると回転ムラを起こします。
カクカクと削るのが肝。

で、溝堀りは簡単なんですが一番気遣うのが中心の穴あけ。
写真で判ります様に中心には何かが入っている。

答えはワンウェイクラッチ。シャフト側からは動力を伝えられますがプーリーからは空回り。
普通の平歯車ですとギヤ音が大き過ぎてターンテーブルを振動させます。
ギヤ音の少ないウォームギヤを使っているのですが、このウォーム。
モーターが止まるとピタッと回転を止めます。

でもターンテーブルは慣性で回り続けようとします。
廻ろうとするターンテーブル。テコでも動かないプーリー。
間の糸は・・・・・・・。
糸の摩耗かプーリー溝の摩耗か・・。

それを避ける為のワンウェイクラッチです。
プーリーに圧入をするのですが、その時の穴径の精度に無茶苦茶な値を要求するのですね。
数値で言いますと、クラッチの外径に対して-0.03mm。殆ど誤差を許されません。
大きいと抜けますし小さいと圧入不可能。

今回も無事に圧入成功。
意外と見えない所に苦労は有るのです。


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