一昨日アップしましたホーン。
ホーン部の切削は終わりましたが、問題はドライバーへの取り付け。
一昨日の時点では、単にドライバーの上にホーンが乗っているだけです。
上向きにしか使えないドライバー。
360度指向性と考えられなくも無いのですが・・・・・。
ドライバーに取り付ける為に、後ろ側に雄ネジを切りました。
このネジサイズも、結構頭痛の種。
ドライバーの取り付けネジ位置に拘れば、このネジ径は小さくしたい。
かと言って、小さくし過ぎると、ホーンが真ん中からポキリ(大汗)。
兎に角最初の試作品は、苦労の連続です。
此処迄やっても、良い結果の出る保証の無いのが、試作です。
今日一日頑張った甲斐もあり、取り合えず1個出来ました。
と言っても取り付けフランジがまだですが。
ドライバーの上に乗せ、記念撮影。
このホーン形状で、3000Hz以上が使えるかの測定です。
出来ない場合は形状(サイズ)の見直しです。
発信器に繋いだアンプの出力をドラーバーに加えます。
ハ~~~~?
スロートが長い所為か、かなり下から使えます。
ドライバーの低域限界(750Hz)の更に下の600Hzも平気。
特筆出来るのが、ピーク、ディップが殆ど有りません。
まあ、この様な素直なカーブのホーンは殆どフラットです。
丁度、馴染みのお客様も同席。
結構興味を持たれていました。
特にフルレンジに付けるツィーターとして魅力タップリです(同席のお客様、シーメンスの10Wに付けるのを考えているみたい)。
一般のツィーターは5000Hz以上しか使えませんが、此れなら1000HzクロスもOK。
高域も僕の耳では聞こえない領域まで伸びています。
チョット面白いミッドハイユニットが出来たようです。
頑張って作って、今のツィーターと交換です。
ヤット僕のホーンの製作に掛かりました。
バイタ用よりも小型です。
ホーンの開口部の直径70mm。3000Hzから使う予定ですので行ける筈。
まあ、此の辺は色々な設計法が出ていますが、殆ど当てに出来ません。
実際に作ってしまうのが一番の近道です。
下手な考え休むに似たり。
ある程度の自信は有りますが、絶対の自信は有りません。
なんせ、初めて使うドライバーですし・・・・・(笑)。
一番大切な、ホーン内部は出来上がりました。
使う上では、此れで問題は有りません。
でも・・・・・・・。
ホーンのカーブを作る為に、材料はこの様に旋盤のチャックに銜えられています。
材料はアルミ。チャックの爪は焼きの入った鋼鉄。
チャックから外しますと・・・・・・・。
爪の後がハッキリと。性能には関係有りません。実用品ならこれでOKです。
でも、趣味の物。
この傷、イヤですね。
鉄で作ったアダプター。バイタのドライバーと同じネジに切って有ります。
インチネジですので、僕の旋盤では無理。旋盤屋さんに外注で作ってもらいました。
ホーンをねじ込むと、この様に取り付けられます。
此れで、外周部をつかんでいる物は有りません。
さあ、早速外周の切削・・・・・・。
とは、行か無いのがこの世界です。
旋盤から外した工作物は、付け直すとセンターは絶対に出ません。
そこで、この様に目印に成る物を近づけ、チャックをユックリ廻します。
バイトの刃に対して、ホーンのブレが無い点を探すのです。
この時、チャックは完全に締め付けないで僅かに緩め。
ずれている方向を、プラスチックハンマーで叩いてセンターを出すのです。
どんなに工作機械が進んでも、この様な人間の手による微調整は必要なんですね。
しつこく、納得するまで繰り返します。
センターが出たら、チャックを本締め。切削です。
センター出しに掛かる時間から比べれば、切削の時間はチョイの間。どんな仕事も下準備。
切削が終り、更にペーパー仕上げでこの様に成りました。
ヤハリ美しく仕上がると、作っている人間も嬉しいものです。
使う上では、此れで問題は有りません。
でも・・・・・・・。
ホーンのカーブを作る為に、材料はこの様に旋盤のチャックに銜えられています。
材料はアルミ。チャックの爪は焼きの入った鋼鉄。
チャックから外しますと・・・・・・・。
爪の後がハッキリと。性能には関係有りません。実用品ならこれでOKです。
でも、趣味の物。
この傷、イヤですね。
鉄で作ったアダプター。バイタのドライバーと同じネジに切って有ります。
インチネジですので、僕の旋盤では無理。旋盤屋さんに外注で作ってもらいました。
ホーンをねじ込むと、この様に取り付けられます。
此れで、外周部をつかんでいる物は有りません。
さあ、早速外周の切削・・・・・・。
とは、行か無いのがこの世界です。
旋盤から外した工作物は、付け直すとセンターは絶対に出ません。
そこで、この様に目印に成る物を近づけ、チャックをユックリ廻します。
バイトの刃に対して、ホーンのブレが無い点を探すのです。
この時、チャックは完全に締め付けないで僅かに緩め。
ずれている方向を、プラスチックハンマーで叩いてセンターを出すのです。
どんなに工作機械が進んでも、この様な人間の手による微調整は必要なんですね。
しつこく、納得するまで繰り返します。
センターが出たら、チャックを本締め。切削です。
センター出しに掛かる時間から比べれば、切削の時間はチョイの間。どんな仕事も下準備。
切削が終り、更にペーパー仕上げでこの様に成りました。
ヤハリ美しく仕上がると、作っている人間も嬉しいものです。
兎に角忍耐の要求される、ホーンの研磨が終わりました。
昨日の写真と見比べて下さい。
320番のペーパーから始め、1000番で仕上げます。
アルミ独特の柔らかい光沢が、苦労を忘れさせてくれます。
こんなホーン。僕が使っていたのは本当に短い期間。
自分でも使いたくなりますよね。
僕のホーンは2kHz辺りでカットオフをすれば、十分に使えますし、カットオフを下げ過ぎますと、高域が十分に伸びません。
ツィーターの排除を考えていますので、此の辺は痛し痒しです。
今回使うドライバーのデーターです。
見事に、カスラさんに当てられてしまった、D1400です。
イエ、別に前から欲しくてと言ったドライバーでは有りません。
このホーンを使いたくなった。で、ミッドハイに使える(出来たらツィーター領域まで)ドライバーを現行品の中から探しましたら、偶々見つかったのです。
なんせ、ダイヤフラムの径も知らずに発注したのですから(大汗)。
さて、僕のホーンに掛かる前に、このホーンの最後の仕上げが待っています。
今回4個受注したホーン。3個が出来上がり、最後の1個も切削は完了しました。
残りは、5度の角度で削ってある、ホーンのカーブを滑らかにするペーパー研磨です。
結構此れが大変。腱鞘炎の恐怖との闘い(笑)。
でも、自分で作る物に自分で火が点いて、ドライバーを買ってしまうなんてところが如何にも僕らしいと、自分でニヤニヤしています。
しかも其のドライバー用のホーンは2ピースに成りますので、今迄持っていなかった、雌ネジ用のバイト迄発注。
ホーン代とバイト代。どちらが高いのか・・・・・?
チャンデバの新しいアイディアもぶち上げてしまったのですが、この後あるアンプのオーバーホール。
その後別なアンプの改造が3台。
コア入りコイルの注文も入っているし・・・・・・。
その後自分のホーンの作成。
データーを取って、ネットワークを変更。
今のツィーターをドライバーに交換。
当分休みは無さそうです・・。
バイタ用のミッドハイホーンは3個出来ました。残り1個。
右手は腱鞘炎一歩手前。
頑張ったもんねー。
右手の休憩です。
1吋ホーンの図面でも引くか。
ホーンを作る時に一番大切な事。使うドライバーのスロートの角度の測定。
常識的な数値は知っていますが、其の角度の保証は有りません。
過去にもエッエー?と言う角度を見た事が有ります。
初めて接するドライバー。スロートの角度が判らなければ、ホーンのカーブも判りません。
基本的にホーンのスロート部は、ドライバーの角度に合わせ、其処からジワジワと広げます。
この広げ方で音色はコロコロと変わります。
まあ、見た通りの音色に成るのですが・・・・。
正しく言うと音色と言うよりエネルギーバランスですかね。
バイタの場合は、ネジ結合でしたのでワンピースで作れましたが、このドライバーはアメリカ方式のフランジ結合。
あまり好きな方式では有りません。
2ピース構造にしないと無理な様です。
さて、カットオフはいくつにしましょうか?
結構楽しんでいます。
T500(今使っているツィーター)を追い出す事も考えています。
このドライバー、高域特性はちょっとしたツィーター並みですので。
追記。高域の伸びたツィーター。振動板を小型にしないと無理ですので、どうしてもエネルギー感が出ないのです。
其処をドライバーなら出るのでは・・・・・?
かなり昔にもやりましたが、あの頃の僕の腕は・・・・・(汗)。
まあ、今でもたいした事は無いのですが、ノウハウはいっぱい貯まりました。
暫くぶりにわくわくしています。
右手は腱鞘炎一歩手前。
頑張ったもんねー。
右手の休憩です。
1吋ホーンの図面でも引くか。
ホーンを作る時に一番大切な事。使うドライバーのスロートの角度の測定。
常識的な数値は知っていますが、其の角度の保証は有りません。
過去にもエッエー?と言う角度を見た事が有ります。
初めて接するドライバー。スロートの角度が判らなければ、ホーンのカーブも判りません。
基本的にホーンのスロート部は、ドライバーの角度に合わせ、其処からジワジワと広げます。
この広げ方で音色はコロコロと変わります。
まあ、見た通りの音色に成るのですが・・・・。
正しく言うと音色と言うよりエネルギーバランスですかね。
バイタの場合は、ネジ結合でしたのでワンピースで作れましたが、このドライバーはアメリカ方式のフランジ結合。
あまり好きな方式では有りません。
2ピース構造にしないと無理な様です。
さて、カットオフはいくつにしましょうか?
結構楽しんでいます。
T500(今使っているツィーター)を追い出す事も考えています。
このドライバー、高域特性はちょっとしたツィーター並みですので。
追記。高域の伸びたツィーター。振動板を小型にしないと無理ですので、どうしてもエネルギー感が出ないのです。
其処をドライバーなら出るのでは・・・・・?
かなり昔にもやりましたが、あの頃の僕の腕は・・・・・(汗)。
まあ、今でもたいした事は無いのですが、ノウハウはいっぱい貯まりました。
暫くぶりにわくわくしています。