平成19年4月18日開店。店主の日々の日記です。
暑い日が続きます。
そんな日にこの仕事・・・・。

本日の仕事

ホーンの切削。バイトで削っている間は、クーラーの効いた部屋で快適なんですが・・・・・・・。

バイトの切削後、待っているのはサンドペーパーでの研磨。
320番から始め、1000番まで。

一番大変なのは、バイトで削った角度のついたホーンを、綺麗な局面に仕上げる事。

かなりのアルミ粉が舞い上がります。

クーラーをつけたら・・・・・・・。
部屋中にアルミ粉を撒き散らしてしまう。

どうするか?

クーラーはストップ。旋盤の近くに有る、工業用の換気扇をフル運転。
アルミ粉は外に出ます。入れ替わりに外の熱風が室内に・・・・・。

僕はつなぎを着ているんです。完全に汗だく。顔を汗がツツーと伝って来ます。

室温は33℃。夢中に成って作業をしていると、不思議と暑さを感じないんですが、一服すると・・・・・・・。

でも、上の写真。この姿を見たくて頑張っているんですね。

やっと研磨が終り、レコードを・・。

暑い

綺麗な声を聞きたいですよね。
で、シモンズ(笑)。

もう知っている人少ないでしょうね。

でも当時のフォーク界のアイドル。
このアルバム。ビックリするぐらいのフォーク界の大物が、作詞作曲をしています。

皆、シモンズが可愛くて・・・・。と言った感じでの作品です。
今のシモンズ、京都のおばさん・・・・・・・(大汗)。

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ヤット形に

ホーンらしく成りました。
この形なら、使用出来ますが、長期の使用にはアルミの腐食が心配です。
6000番台と言っても、表面の荒れは腐食を呼び易いのです。

これから、ペーパーの番手を上げていって、磨き上げます。

僕の旋盤は、こんな時に頼りに成ります。
最大2500rpmで廻せるんですね。
高速で廻した方が、表面は綺麗に仕上がります。

まあ、手での仕上げですので2500rpmで周っているチャックはチョット怖い。

半分の1250rpmで仕上げます。

此れが出来ると裏返し、雄ネジ切り。

更に雌ネジのリングを削って完成。
まだまだかな?

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今朝は雪の残る道をハタカブ君(愛用のカブです)は大活躍。
銀行廻りや、支払いやら・・・。

最後に寄ったのが、知り合いの旋盤屋さん。

チョイ重めのダンボール箱をもらい、荷台にくくりつけ帰還です

ダンボール

持ち帰ったダンボール。
中身は・・・・?

新聞紙

新聞紙で厳重にくるまれています。

ホーン素材

新聞を解くと、アルミの丸棒。中心に穴が開いていて・・・・・。

またもや、ミッドハイホーンの仕事です。
此処迄は、僕の旋盤よりも旋盤屋さんの方が早い。

さて、直ぐに掛かりたいんだけど、ギヤボックスは出来上がっていない。

機械加工の鉄則。掛かっている仕事を最後までやってから新しい仕事。

守らないとくだらんミスが・・・・・(大汗)。

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1日鳴らして

昨日一日、鳴りっぱなし。今日も朝からガンガンと・・・・。
素性がかなり判ってきました。

とても面白いのが、最初の2~3時間で、かなり変わった表情が、その後は殆ど変わりません。

いつもなら、かなり弄るユニットのレベル調整も、殆どしないで済んでいます。

でも、油断大敵。
面白い物で、スピーカーのエージングって、なだらかなカーブで進むのではなくて、階段状に進むのが多いのです。
ある日突然、大化け。と言うのを何度も経験しています。

でも、音楽に対する反応は、今迄のツィーターの比では有りません。
今迄は欲しかったミッドバスユニット。付けなくても行けるかな?
と思える程の変貌です。

表現力が兎に角上がりました。

と言って、全てに満足はしていません。

高域の爽やかさは減少。データー上は伸びていても、ツィーターとの音色の差は歴然。

どちらを取る?と言われれば、間違いなく今回のドライバーですが、本音を言えば、この上にツィーターを付けたい(笑)。

でも、今の僕は完全にマルチアンプ駆動ですから、もう一組のアンプが必要に成るのです。

かなり大変・・・・・(大汗)。

アンプを作るのは、かなり先に成りますので、当分此の侭です。
尤も、今のドライバーのエージングが進み、更に高域が伸びて来る事も考えられますので・・。

でも、ドライバーが乗っている台。あつらえた様にピッタリ。
正体は、今迄使っていたツィーターの付属の台です。
同じメーカーですので、寸法の共通化が図られているんでしょうね。

で、ツィーターが復活したら、台はどうしましょう(笑)。

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今日も朝から旋盤にしがみついています。
ホーンの完成まで、もう僅か。

と言っても、スムーズに事は進みません。
ヤハリ、初めての仕事はつまらないミスや、考え違いが出て来て、結構手こずりました。

この経験が財産なんですね。
負け惜しみでは有りませんが、成功って勉強に成りません。失敗は最高の教科書です。

フランジ止め

昨日から掛かっていた雌ネジの部品(実は一個パーにしました、汗)、この様にドライバーに取り付けます。


勘合

ネジ部にホーンをねじ込みます。

隙間が有るのが見えます。此処に隙間を設け、ホーンのスロート部をドライバーに密着させる設計です。


二個完成

2個とも無事に完成。
さあ、これからインピーダンスの測定。

コイルとコンデンサーの値を計算。

ネットワークの製作に入ります。


追記。
昨日1個パーにしてしまった雌ネジの部品。
要は懲り過ぎたのです。
ネジのガタを極力少なく作りました。

ざまーみろ、のレベルのネジが完成。本当にガタ無く作ってしまったのです。

その後、チャックにくわえました。チャックの力でネジ寸法がほんの若干縮んだのです。

其れに気付かずホーンをねじ込み。ナンカチョットきついな。
気付いた時は、時すでに遅し。
アルミのネジはかじり易い。途中で止まってびくともしない。

散々、色々な方法を試しましたが全然取れずに・・・・・・・・。
結局、ホーンをチャックに銜え、リングナットを削るはめに・・・・。
でも、バイトで削ってもリングナットは廻らなかったのですから、アルミのかじりはすごいです。

まあ、こんな失敗が、今後の財産なんですね。

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イヤー。困ってしまいました。
このブログを見て、僕と同じドライバーを、早々と買ってしまった方が出て・・・・・・・。

ホーンは未だかとせっつかれ・・・・・・・(大汗)

で、実は雌ネジ切り。今迄の経験ゼロ。

生まれて初めて

初めてにしては、中々の出来具合です。
面が荒れて見えますが、切削油の所為で、綺麗なネジ面です。


無事勘合

見事にドッキング。
この雌ネジ部分をドライバーへネジ止めし、ホーンをねじ込む構造です。

さあ、もう少し。

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後ろが変

一昨日アップしましたホーン。
ホーン部の切削は終わりましたが、問題はドライバーへの取り付け。
一昨日の時点では、単にドライバーの上にホーンが乗っているだけです。

上向きにしか使えないドライバー。
360度指向性と考えられなくも無いのですが・・・・・。

種明かし

ドライバーに取り付ける為に、後ろ側に雄ネジを切りました。
このネジサイズも、結構頭痛の種。
ドライバーの取り付けネジ位置に拘れば、このネジ径は小さくしたい。

かと言って、小さくし過ぎると、ホーンが真ん中からポキリ(大汗)。

兎に角最初の試作品は、苦労の連続です。

此処迄やっても、良い結果の出る保証の無いのが、試作です。

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取り合えず完成

今日一日頑張った甲斐もあり、取り合えず1個出来ました。
と言っても取り付けフランジがまだですが。

合体

ドライバーの上に乗せ、記念撮影。


測定

このホーン形状で、3000Hz以上が使えるかの測定です。

出来ない場合は形状(サイズ)の見直しです。

発信器に繋いだアンプの出力をドラーバーに加えます。
ハ~~~~?
スロートが長い所為か、かなり下から使えます。
ドライバーの低域限界(750Hz)の更に下の600Hzも平気。

特筆出来るのが、ピーク、ディップが殆ど有りません。
まあ、この様な素直なカーブのホーンは殆どフラットです。

丁度、馴染みのお客様も同席。
結構興味を持たれていました。
特にフルレンジに付けるツィーターとして魅力タップリです(同席のお客様、シーメンスの10Wに付けるのを考えているみたい)。
一般のツィーターは5000Hz以上しか使えませんが、此れなら1000HzクロスもOK。
高域も僕の耳では聞こえない領域まで伸びています。

チョット面白いミッドハイユニットが出来たようです。

頑張って作って、今のツィーターと交換です。

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