数日前に、馴染みのお客様からメール。
『音楽を聴き終わり、其の侭にして30分程経ったら、プリのブレーカーが落ちた。もう一度入れると、電源部から変な音がして、またもやブレーカーが・・。』
説明をしますと、僕のプリアンプは、信号部と電源部の別シャシ構造です。
電源にはヒューズを使わないで、ブレーカーを使用しています。
一般でしたらヒューズが飛んだ。何ど入れても飛ぶ。こんな感じです。
僕の所へ持ち込んでもらう事に・・・。
今朝一番で来店。
電源部に、原因が有るとは思うのですが、用心でアンプ本体も持って来てもらっています。
早速、電源部を僕の机の上に。この様な場合(ブレーカーが即断しないで数秒掛かる)、テスターで測ってもまず判りません。テスターの電圧では正常を示す場合が多いのです。
電源部だけで動作させても、同じ状態。
此れで、本体は無罪放免。
まあ、試しと、整流管を抜いて動作させても同じ。
フンフン、B回路(高圧回路)ではないな。
そう成ると、ヒーター回路か、電源トランス本体。
トランスだとイヤだなー(部品代がとんでもなく高い)。
トランスのヒーター回路を外すと、症状が出ない。
ニコッ。トランスではなく、ヒーター回路のシリコンダイオードかケミコン。
ストックパーツはタップリ有るし、値段も安いし。
シリコンから出ている(整流後)配線を外して、電源SWをON。
同じ状態、ブレーカーが落ちた。
こいつか。
外したシリコンブリッジダイオード。テスターで測っても異常は出ない。
半導体独特の知らん振り(笑)。
新品のダイオードに交換して、修理完了。
コーヒーを飲んだり、雑談をしながらの修理でした。
バイクも好きな方なので、その方向へ話が飛んだり。
修理って、原因が判るまでは、結構プレッシャーが有ります。
ヤバイ(高価な)パーツが、逝っていない事を祈りながらなんですね。
無事に終わり、ノンビリとブログを書いています。
その場で修理が完了したので、お客様もニコニコと帰って行かれましたし。
『音楽を聴き終わり、其の侭にして30分程経ったら、プリのブレーカーが落ちた。もう一度入れると、電源部から変な音がして、またもやブレーカーが・・。』
説明をしますと、僕のプリアンプは、信号部と電源部の別シャシ構造です。
電源にはヒューズを使わないで、ブレーカーを使用しています。
一般でしたらヒューズが飛んだ。何ど入れても飛ぶ。こんな感じです。
僕の所へ持ち込んでもらう事に・・・。
今朝一番で来店。
電源部に、原因が有るとは思うのですが、用心でアンプ本体も持って来てもらっています。
早速、電源部を僕の机の上に。この様な場合(ブレーカーが即断しないで数秒掛かる)、テスターで測ってもまず判りません。テスターの電圧では正常を示す場合が多いのです。
電源部だけで動作させても、同じ状態。
此れで、本体は無罪放免。
まあ、試しと、整流管を抜いて動作させても同じ。
フンフン、B回路(高圧回路)ではないな。
そう成ると、ヒーター回路か、電源トランス本体。
トランスだとイヤだなー(部品代がとんでもなく高い)。
トランスのヒーター回路を外すと、症状が出ない。
ニコッ。トランスではなく、ヒーター回路のシリコンダイオードかケミコン。
ストックパーツはタップリ有るし、値段も安いし。
シリコンから出ている(整流後)配線を外して、電源SWをON。
同じ状態、ブレーカーが落ちた。
こいつか。
外したシリコンブリッジダイオード。テスターで測っても異常は出ない。
半導体独特の知らん振り(笑)。
新品のダイオードに交換して、修理完了。
コーヒーを飲んだり、雑談をしながらの修理でした。
バイクも好きな方なので、その方向へ話が飛んだり。
修理って、原因が判るまでは、結構プレッシャーが有ります。
ヤバイ(高価な)パーツが、逝っていない事を祈りながらなんですね。
無事に終わり、ノンビリとブログを書いています。
その場で修理が完了したので、お客様もニコニコと帰って行かれましたし。
昨日のトランスの測定。目茶良いデーターが。
実は・・・・・・・(笑)。
種明かしは最後にしますね。
今日はコンデンサーの測定です。周波数特性の良いフィルムコンデンサーを選びました。
ネットワーク用の1μFです。
こんな感じに接続。入力電圧は200mV。
この状態で測定しますと10Hz~100kHz(これ以上は測っても無駄なので測定しません)迄、完全にフラット。勿論位相のズレもゼロ。
写真は100kHzの写真。見事でしょう。
此処で終わってはダメなんですね。コンデンサーを知っている方なら、こんな測定は何の役にも立たないのが判る筈。
この測定での問題は、コンデンサーに信号を加える発信機の出力インピーダンスと、オシロの入力インピーダンス。
僕の発信機は600Ω出力。オシロは1MΩ入力です。
コンデンサーの受けが1MΩなんてアンプは極少数。
チョット極端に下げて10kΩで受けると・・・・。
上が入力波形、下がコンデンサーを通った波形。
波高値が違いますよね。つまりコンデンサーを通ると電圧が下がります。
更に波形の山の位置。ずれていますよね。此れが位相ズレです。
でも、精々40°位でしょう。間違っても逆相等には成りません。最大に狂っても90°。
ちなみに、この負荷で周波数を上げると80Hzでズレが無くなります。
で、昨日のインチキ測定が判りました?
昨日の測定、トランスの二次側が、略開放状態だったのですね。
此処に100kΩを背負わせると、高域特性はもっと悪くなりますし、位相のズレも始まります。
つまり、素子其の物の特性よりも、使い方なんですね。
間違った使い方をして、あそこのトランスは・・。なんて話が右往左往しています。
さて、次回はアンプに成ってからの位相特性。
どうなりますやら?
実は・・・・・・・(笑)。
種明かしは最後にしますね。
今日はコンデンサーの測定です。周波数特性の良いフィルムコンデンサーを選びました。
ネットワーク用の1μFです。
こんな感じに接続。入力電圧は200mV。
この状態で測定しますと10Hz~100kHz(これ以上は測っても無駄なので測定しません)迄、完全にフラット。勿論位相のズレもゼロ。
写真は100kHzの写真。見事でしょう。
此処で終わってはダメなんですね。コンデンサーを知っている方なら、こんな測定は何の役にも立たないのが判る筈。
この測定での問題は、コンデンサーに信号を加える発信機の出力インピーダンスと、オシロの入力インピーダンス。
僕の発信機は600Ω出力。オシロは1MΩ入力です。
コンデンサーの受けが1MΩなんてアンプは極少数。
チョット極端に下げて10kΩで受けると・・・・。
上が入力波形、下がコンデンサーを通った波形。
波高値が違いますよね。つまりコンデンサーを通ると電圧が下がります。
更に波形の山の位置。ずれていますよね。此れが位相ズレです。
でも、精々40°位でしょう。間違っても逆相等には成りません。最大に狂っても90°。
ちなみに、この負荷で周波数を上げると80Hzでズレが無くなります。
で、昨日のインチキ測定が判りました?
昨日の測定、トランスの二次側が、略開放状態だったのですね。
此処に100kΩを背負わせると、高域特性はもっと悪くなりますし、位相のズレも始まります。
つまり、素子其の物の特性よりも、使い方なんですね。
間違った使い方をして、あそこのトランスは・・。なんて話が右往左往しています。
さて、次回はアンプに成ってからの位相特性。
どうなりますやら?
ヘッドアンプの図面が予定よりも早く出来た。
時間がチョイ余り・・・・・。
そうだ。銀タンタルを止めてから10年近い。
その間にも、僕の装置のノウハウは・・・・・。
新しいヘッドアンプでの判断は間違え易い。
簡易チェックをしよう。
門外不出(汗)の僕のプリの内部。このアンプでは最強仕様。此れと同じ仕様は、もう一台だけ。
この納めた方には標準プリを貸し出し。満足してもらったんだけど、『この上が有るんだよね?』
僕はチョット答えを濁した。この状態でも市販のアンプに負ける気はしない。
実際にその方、トンでも高級アンプ(僕のアンプよりもズーーーート高い)を何台も持っている。
それに標準で確実に勝ったのだから、此れでも良いんじゃないかな?
と、僕は思ったのですね。
その方、『どうせ作るんだから。』
有る意味、押し切られた格好での受注でした。
新しいアンプが出来るまで、標準アンプは貸し出し。
最強仕様が出来上がり、納品。
音が出た瞬間、その方に握手をされたのを昨日の事の様に覚えています。
『ベースアンプと丸っ切り別物じゃない。あくまでも標準アンプのグレードアップ程度に考えていたのに。』
エーーーー。最強仕様と標準仕様の価格差。8割近く違うんだからこの位違わなくちゃ。
まあ、そのうちの一台の中身です。
フラット段のカソードパスコンを銀タンタルに交換。
さて、音出しですが、聞いて直ぐの判断は危険(と言うかやってはいけない)。
半田のエージングも有るし、周りの機器の馴染みも重要。
音が良く成っても、悪くなっても、この侭2~3週間。
此れの我慢の出来ない人には、アンプ作りは難しいです。
時間がチョイ余り・・・・・。
そうだ。銀タンタルを止めてから10年近い。
その間にも、僕の装置のノウハウは・・・・・。
新しいヘッドアンプでの判断は間違え易い。
簡易チェックをしよう。
門外不出(汗)の僕のプリの内部。このアンプでは最強仕様。此れと同じ仕様は、もう一台だけ。
この納めた方には標準プリを貸し出し。満足してもらったんだけど、『この上が有るんだよね?』
僕はチョット答えを濁した。この状態でも市販のアンプに負ける気はしない。
実際にその方、トンでも高級アンプ(僕のアンプよりもズーーーート高い)を何台も持っている。
それに標準で確実に勝ったのだから、此れでも良いんじゃないかな?
と、僕は思ったのですね。
その方、『どうせ作るんだから。』
有る意味、押し切られた格好での受注でした。
新しいアンプが出来るまで、標準アンプは貸し出し。
最強仕様が出来上がり、納品。
音が出た瞬間、その方に握手をされたのを昨日の事の様に覚えています。
『ベースアンプと丸っ切り別物じゃない。あくまでも標準アンプのグレードアップ程度に考えていたのに。』
エーーーー。最強仕様と標準仕様の価格差。8割近く違うんだからこの位違わなくちゃ。
まあ、そのうちの一台の中身です。
フラット段のカソードパスコンを銀タンタルに交換。
さて、音出しですが、聞いて直ぐの判断は危険(と言うかやってはいけない)。
半田のエージングも有るし、周りの機器の馴染みも重要。
音が良く成っても、悪くなっても、この侭2~3週間。
此れの我慢の出来ない人には、アンプ作りは難しいです。
僕のお客様のSPUの使用率。95%位は行っている筈。ダントツの1位。
その方の全員が純正シェルを使っていません。
純正シェル、チョット酷過ぎる。
SPUは、一般のシェルに取り付ける事を考えていない構造。シェルに接する面にマグネットが突き出しているんですね。
それをクリアーする為に、数社からアダプターが発売されていました。僕も最初はそれを活用。
ある日、じっくりとSPUを眺めていてピコン。
新しい発想のアダプターを考え付いたのです。
詳しくはこちら。
http://hayashilab.syuriken.jp/auspu01.htm
何種類かの試作の結果、今のアダプターが出来上がりました。
このアダプター。僕のお客様の使用率、100%。
それ位効果が有ったのです。
普及率100%ですから、もう売れないな。なんて考えていました。
それが最近また売れ出したのです。僕のHPを見て興味を持たれたようです。ストック品がゼロ。注残2個。
写真の様に、作り始めました。
小さな物ですが、手の掛かる構造ですので、今日中に何個(2~3個)出来るのかな?
もう結構な数を作っていますから、隠れたヒット商品です。
今日の仕事はピンケーブルの作成。
此れだけの量を作りますと、結構な時間が掛かります。
作り方はこちらに・・。
http://hayashilab.syuriken.jp/aupinpin02.htm
最近、このケーブルの再注文の方が増えています。これって凄く嬉しいんですね。
使ってみて、良い結果が出たので、違う所にも・・・・。
と言う理由でしょうから。
このケーブル。ピアノのタッチが良くなったり、ドラムが生々しくなったりはしません。
僕がこの線を使い出して、10年以上経ちますが、未だにこの線材の音が解りません。
つまり、固有の癖がないのです。長く引いても音質劣化が少ないのも美点。
僕の店程度の規模で、もう500m以上使いました。
お客様のところに伺って、この配線から違う配線に交換されたのを見ていないのも嬉しい事です。
こう成ると、この配線材の生産終了が一番怖いですね。
さて、頑張って作りますか。
エーーーーー。昨日発売に成りましたanalog誌に、僕の作ったSPUアダプターが掲載されました。
1~2ヶ月前だったと思います。
僕のHPの『オーディオ質問箱』へ書き込みが。
此処へ書かれた内容は、直ぐに僕のパソコンへ届きます。
書かれた内容は、僕の作ったSPUアダプターを購入したい。出来たら僕の出している音も聴きたい。と言った内容でした。
勿論僕は快諾。
約束の日に時間通りにその方は来られました。遠路から電車でいらっしゃいました。
折角来られたのですから、色々な話を。
結構、楽しい時間を過ごさせて頂いたのです。
その中の話で『実はanalog誌のライターをしています。』
僕はヘッ。以前この雑誌には、一度僕の店が取り上げられた事が有るのです。
その時の記事で、僕の店へ来られた方も・・・・。
同業者と判り、此処では書けない話も・・・・(笑)。
買って頂いた(正価で買って頂きました)後、喜びのメールを頂けました。
僕としても、自分で作ったものが良い結果を出した、と言う言葉は一番嬉しいものです。
その後、色々な所へ持って行って、試聴を繰り返したらしいのです。
その結果が、今回の掲載でした。
僕は、この雑誌に広告の掲載も何もしていません。
それでも取り上げていただけた事に、感謝しています。
地震でチョット落ち込んでいた気持ちに、元気が出て来ました。
ここ数日、フライス仕事を頑張っています。
で、頑張り過ぎたみたい。
持病の腱鞘炎が左手に・・・・・・・。
無理をするとかなり酷くなるので、今日は様子見。
で、時間が余った・・・・(汗)。
先のブログで、初めて買ったオーディオ装置。
其々に思い出が有るんだけど・・・・・・。
その中のプレーヤー。
マイクロ精機製の『MR411』。
当時マイクロはプレーヤー専門メーカーで、マニア好みの中堅会社。
この411は単品発売されているターンテーブル(MB400)、トーンアーム(MA77MkⅡ)、カートリッジ(M×2100/5)。
クッソー、カートリッジのアルファベットだけ思い出せない。バッテンの所、Eだと思うんだけど・・・。
最初は満足して聞いていたけど・・・・・・・。
音が若干歪む。歪むと言うより何か余計な音がついてくる。
今なら、付帯音なんて言うんだけど、当時はそんな言葉を知らなかった。
良く聞いていると、レコードのカッティングレベルの大きな所で顕著。
初心者のピンキー君。カートリッジかな?
この組み合わせの中でカートリッジが一番安物。
当時の僕は怪我の所為で、夜勤が出来なくて収入激減。
まあ、親の所に住んでるし・・・・(汗)。
毎月の決った額さえ家に入れれば、お金が無くても生活できる。
こんな感じでカートリッジを物色。
買ったのがグレースの『F8-E』。
グレース社のF-8シリーズの最高級機種。この上の『F8-F』はCD4用でしたので2ch用では一番高かったのです(此の辺、当時を知らない方は、なにそれ状態でしょうね、笑)。
ついでにシェルも、
グレースの丈夫そうな物を同時に購入。
グレースのシェルにつけて早速試聴。
ヘッ?左右が違う。音の違いの前に左右の違いに気が付いた(つまり逆)。
エーーー。と思って確認。
グレースのシェルのピンに付いている、カラーマークが左右で違っている。
グレースの馬鹿。
で、其の侭配線を変えれば良いのに、シェルに頭にきたピンキー君はマイクロのシェルにカートリッジを取り付け。
聞き出す。
ガックリ。付帯音が消えない。
音は若干良く成った様な気もするけど、一番改善したかった付帯音の改善ゼロ。
当時の薄給でのF8-Eはトンでもない高級品。
マイッタナー・・・・・。
数日経ち、まあカートリッジとシェルの文字、合っていた方がカッコいいよね。
その程度のノリでシェルの交換。
ハレーーーーーー。
付帯音が無くなった。
音も良く成っている。
カートリッジだけを替えた時よりも変化が大きい、勿論良い方向に。
この経験で、ヘッドシェルの重要さに気が付いたのです。
世の中ではシェルの事なんか、誰も騒いでいなかった時代でした。
追記。
当時を知っている人は、グレースが左右逆なのはご存知ですよね。
で、面白い。
ジスマークを取ろうとしたらグレースの極性なのです。
ですから当時のアーム。ジスマークがついていたのはグレースだけ。
本家本元のSMEもジスとは逆。
僕の考え。
ジスマーク選考委員会(と言う名前かどうかは知らない)のお役人。
規格を決める時に、シェルを前から見るのか後ろから見るのか、間違えたんでしょうね(笑)。
イエ、こんな話、いっぱい有ります。
ビクターとナショナルのビデオカメラの話とか・・・・・(笑)。
で、頑張り過ぎたみたい。
持病の腱鞘炎が左手に・・・・・・・。
無理をするとかなり酷くなるので、今日は様子見。
で、時間が余った・・・・(汗)。
先のブログで、初めて買ったオーディオ装置。
其々に思い出が有るんだけど・・・・・・。
その中のプレーヤー。
マイクロ精機製の『MR411』。
当時マイクロはプレーヤー専門メーカーで、マニア好みの中堅会社。
この411は単品発売されているターンテーブル(MB400)、トーンアーム(MA77MkⅡ)、カートリッジ(M×2100/5)。
クッソー、カートリッジのアルファベットだけ思い出せない。バッテンの所、Eだと思うんだけど・・・。
最初は満足して聞いていたけど・・・・・・・。
音が若干歪む。歪むと言うより何か余計な音がついてくる。
今なら、付帯音なんて言うんだけど、当時はそんな言葉を知らなかった。
良く聞いていると、レコードのカッティングレベルの大きな所で顕著。
初心者のピンキー君。カートリッジかな?
この組み合わせの中でカートリッジが一番安物。
当時の僕は怪我の所為で、夜勤が出来なくて収入激減。
まあ、親の所に住んでるし・・・・(汗)。
毎月の決った額さえ家に入れれば、お金が無くても生活できる。
こんな感じでカートリッジを物色。
買ったのがグレースの『F8-E』。
グレース社のF-8シリーズの最高級機種。この上の『F8-F』はCD4用でしたので2ch用では一番高かったのです(此の辺、当時を知らない方は、なにそれ状態でしょうね、笑)。
ついでにシェルも、
グレースの丈夫そうな物を同時に購入。
グレースのシェルにつけて早速試聴。
ヘッ?左右が違う。音の違いの前に左右の違いに気が付いた(つまり逆)。
エーーー。と思って確認。
グレースのシェルのピンに付いている、カラーマークが左右で違っている。
グレースの馬鹿。
で、其の侭配線を変えれば良いのに、シェルに頭にきたピンキー君はマイクロのシェルにカートリッジを取り付け。
聞き出す。
ガックリ。付帯音が消えない。
音は若干良く成った様な気もするけど、一番改善したかった付帯音の改善ゼロ。
当時の薄給でのF8-Eはトンでもない高級品。
マイッタナー・・・・・。
数日経ち、まあカートリッジとシェルの文字、合っていた方がカッコいいよね。
その程度のノリでシェルの交換。
ハレーーーーーー。
付帯音が無くなった。
音も良く成っている。
カートリッジだけを替えた時よりも変化が大きい、勿論良い方向に。
この経験で、ヘッドシェルの重要さに気が付いたのです。
世の中ではシェルの事なんか、誰も騒いでいなかった時代でした。
追記。
当時を知っている人は、グレースが左右逆なのはご存知ですよね。
で、面白い。
ジスマークを取ろうとしたらグレースの極性なのです。
ですから当時のアーム。ジスマークがついていたのはグレースだけ。
本家本元のSMEもジスとは逆。
僕の考え。
ジスマーク選考委員会(と言う名前かどうかは知らない)のお役人。
規格を決める時に、シェルを前から見るのか後ろから見るのか、間違えたんでしょうね(笑)。
イエ、こんな話、いっぱい有ります。
ビクターとナショナルのビデオカメラの話とか・・・・・(笑)。
昨日伺ったお客様の所から、写真のトランスを受け取ってきました。
今迄使っていたパワーアンプがお蔵入り(僕が作ったんじゃないですよ、笑)。
そのアンプのチューニングで、入力トランスを入れました(其れは僕)。
僕のアンプの入力に活躍しているトランスです。
アンプが寝てしまって、そう成ると入れたトランスが勿体無い。
実はこのトランス。CDプレーヤーとアンプの間に入れてライントランスとして使っても良いのです。
実際に使っている方、多々。
それじゃ、ケースに入れてライントランスにしましょう。と言う事で預かって来たのです。
出来上がっては見えない拘り。
5mmのアルミに3mmのネジ穴を切るのですが、板厚中心にあけると、ネジの頭がシャシの外側に若干飛び出すのです。
ハッキリ言ってかっこ悪い。
出ない様に、内側に0,5mmずらしてネジ穴をあけるんです。
そうすると内側はネジ穴中心より2mm。
3mmのネジを切りますから、残りの板厚0,5mm。
こんな加工も、平気で出来る様に成りました。
内部配線が終った所。
で、気付きました?
ライントランスなのにアース端子が付いているのを。
一般にMCトランスには付いていますが、ライントランスには無いですよね。
でも其れはブッブー。
信号電圧が高いので、目立たないだけ。ハムを拾っています。
トランスの1次側と2次側は別回路。の基本を理解していない証拠。
でも、市販のライントランスにアース端子が付いているの見た事無いなー・・・・・。
実際にメーカー関係の人と話してみても、アースを本当に理解している人・・・・・・・。
製品の内部写真を雑誌に載せて、アースが判っていないのを平気で晒している人多々。
まあ、愚痴を言っても仕方が無いのですが・・。
でも、何も判らないユーザーにそう言うのを渡してお金を取るなんて・・。
完成です。
ロゴがカッコイイーーー(笑)。
最近乗り回しているスズキのバイク。
こいつにも、このロゴを入れちまおうかなー(BMには入っています、笑)。