平成19年4月18日開店。店主の日々の日記です。
メタコンが入荷すれば残りの仕事が完成するプリアンプ。
ヤット連休が明け、昨日到着。
昨日は雑用が山積みで、今朝から開始(今度の土日に間に合うぞ)。

おかしなもので、10連休中は仕事モード全開。その勢いがついた侭なので、今朝一番から開始。

でね・・・・・・・・。
こんな事が起きると、正直やる気が薄れます。

到着したメタコン。前の6Pと同サイズ(シャシに加工しなくて済む)。
差込を確認しようとしたら入らない(ウン?)。

良く見たら目が点。
どちらもメス(オイオイ)。

早速購入先へ電話。
着払いで送って欲しい。まあ当たり前なんだけど、仕事が止まってしまう。

ケーブル側は使えるので、5芯ケーブルを作って今日はお終いかなー・・・・。


こう言うポカ、やる気が失せるんですよね。

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休む心算だったんですけど、やっちゃいました。
結果。メタコン回りの配線だけを残した状態です。

正直、此処迄やる予定ではなかったんですけどねー。

外したCR類。



全てのパーツが良品です。
要は、交換の必要は無かったパーツです。

でもね、今の僕には使いたくないパーツ。

実は10年以上前。当時のプリアンプ、可也の台数が此のチューンをしたのです。
僕のアンプでまず実施。馴染みのお客様は、音の変化に気付いて自分のもやって。と成ったのですね。
可也の数のアーレンブラットレイとスプラグがゴミ箱へ。
大量にストックしていたアーレンブラットレイ。全てまとめて¥30000で売っちゃいました(購入価格は10倍以上だったと思う)。
ダメと判断したパーツは使いたくないんです。

今回のアンプ、その改良が済まされてなかったのです。

まあ、何の縁か戻ってきたものですから・・・(笑)。




今回、全ての抵抗は交換していません。効果のある所だけです。
対策抵抗器。10年位前に製造中止。ストックも少なく成っていますので。

此の仕事で一番大変なのは、良質なパーツを探す事。
寂しい懐具合からでも、出来るだけ沢山をストック。
そのような事情ですので、パーツの販売はお断りしています。

真空管に関しましても、現状製造されている真空管は補充します。生産の途絶えた(シーメンスのECC82とか)の供給は個別にはいたしません。症状の悪くなったアンプを当方で見させて頂きます。
真空管には責任の無いトラブルで、大切(貴重)な真空管をダメにしたくないのです。
真空管は電球とは違います。極普通の方に真空管の良否を判断するのは無理と考えています。
ご面倒でしょうが、不調に成ったアンプは出来るだけ早く当方へお送り下さい。
無用な出費をさせないで済ませたいのです。

勿論、不調の場合。送る前に出来るだけ早く当方へお知らせ下さい。申し訳ないのですが素人判断はまず無理と考えています(可也のオーディオ通でもまず無理です。アンプをゼロから作れる方だけに可能です)。
当方からチェック方法をお知らせします。当方からの指示でチェックをして下さい。
その時大切なのは、自己判断をしない事。当方の質問に主観を入れないでの答えをお願いします。

素人判断は危険。人間の体と一緒です。

兎に角、不調を感じましたら当方へご連絡下さい。正しいチェック方法をお知らせします。

今回のアンプのオーナー。電気に関してはプロです(但しデジタル関係)。プロの方ほど、自分には手におえないって直感で感じるんですね(正しく言うと、時間が無制限に使えるなら自分でも治せる、そんな時間を無駄にしている暇は無い。経験の有るプロに任せよう)。
自分のスキルをシッカリと理解する。大切と思います。

申し訳有りませんが、中途半端の知識を持っているユーザー(オーディオマニアの殆ど,特に高額機を使っていられる方ほど)の多さに辟易しています(オーディオ雑誌と高額機を買うユーザーに媚を売るオーディオ店に責任が)。
自分のスキルをもう一度見直した方が良いかと・・・・(あ、酔っ払いの戯言です)。

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昨日、今日は休養日にしようって決めたのに・・・・・(汗)。
貧乏性なんですねー。結局アンプ改造を始めてしまいました。

注文したメタコンがまだ来ないので(10連休なんてするなよ)、其処の所が出来ないのが辛い。

予算の提示はされているんだけど、始まった僕にはブレーキが無い(壊れているのではなくて、付いていない)。

もうイイヤ。手持ちのパーツだけで殆ど出来る(新しい出費がない)。工賃はこの際・・・・。
そんな訳で・・・。



新しく追加したラグ板。
写真でお判りの様に、全てのラグが錫メッキ線で繋がっています。
つまり此のラグは全ての端子がシャシに繋がっています。

此のラグへ接続された8本の白い線。
僕のプリアンプはECC82を8本使っているんですね。
全ての82の9番ピンから来ている配線です。

ヒーターは12,6VでDC点火。普通片側をアースします。
この場合、アースと反対側は+12,6V。

今回の配線ですと、+6,3Vと-6,3Vに成るんですね。
つまりヒーターのシャシに対する最大電位が下がるんです。
まあ、理論的には判っていたんですけど、聴感で判るかな?

で、今僕が使用中のプリアンプ(試聴用に作りました)。貸し出して注文を貰ったんですね。
つい、お客様のアンプで実験(笑)。悪く成る心配は一切有りませんので安心して・・・・・(単に配線が面倒に成るだけ)。

出来上がったアンプと試聴用の聞き比べです(作成は2~3ヶ月しか開いていません)。
ハハ、判っちゃう。
で、使用中の試聴用も改造。静かに成りました。
スピーカーに耳を当てても、ノイズ量の変化は感じないのですが、音楽が静かに成るのです。
勿論、測定結果にも差は認められません。
でも、音楽には・・・・・。

此の頃から、重箱の隅を突くチューンが始まったのです。
理論的に正しい事は全てやろうって・・・。







写真のアースラグ。シャシの何処に取り付けてもOKです。
絶対にやってはいけないのは、各真空管の9番ピンを繋いでまとめて落とす事と、各真空管で違う場所にバラバラに落とす。
真空管のバラつきがゼロでしたらOKですけど・・。

序でに書いちゃいますと、なぜこんなに熱くなって改造しているのか・・・?
先のオーナーは見ていないと思いますので・・。
此のアンプ、チョイ可哀想だったのです(理由は聞かないでね)。
で、新しいオーナーに引き取られた(偶然にもお馴染さん)。
新しいオーナーからメンテを頼まれた。
幸せなアンプにしてやりたいのです。

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アースラインの引き回しに成ったプリアンプ。
正直、パーツ交換の方が何倍も楽です。

今回は、ヒーター周りまで換えますので・・・。



真空管ソケットの足に行き着くには、手前のCRを外さないと無理。
普通(12,6V点火の場合)使わない9番ピンへの配線追加。
数年前から始めた方法です。
詳しくは過去にアップして有ります。

外したCR。アーレンブラットレイとビタミンQ。
時代遅れだよねー。
で、序でに・・・・・・・・・。

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朝からプリアンプの改造に掛かりっ切り。
こんな仕事を見たら熱くなりますよね。



VRの取り付け方(勿論僕の仕事)。
此のアンプの時代は、VRにもっと小型を使っていました。
で、写真のVRを自分でテストしてみたら、元に戻れなくなりました。

当時、何台ものアンプのVRを交換したのです(店頭で音の違いが判ったら・・・)。

で、問題。途中からこのVRのシャフト径が太く成って、従来の取り付け穴に入らなく成ったのです。
此のアンプの以前のオーナーから、VRのガリの修理依頼が有ったんですね。
音質、信頼性から新しいVRを取り付けたい。

で、考えた。取り付け穴を広げると、パネル塗装が割れてしまう(ウレタン塗装です)。
悩んだ末の交換が写真の方法。

内部にサブパネルを作り、其処へVRを取り付ける。
シャフトの長さが足りなくなるので、延長シャフトを旋盤で挽く。

表から見たら、なーーーんも判りません。作った僕も忘れていました(笑)。

で、タイトルです。


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修理で持ち込まれたプリアンプへの大改造(笑)。
昔作ったアンプの中を見ると、正直恥ずかしいんですよ。
このまま返したくないよね。

そんな訳で・・・・。


MCトランスと負荷抵抗調整用のピン端子。

勿論、ピンのアース側はシャシから浮いています。此処を、シャシにべた付けしちゃうと、ハムの餌食です。

前にも書きましたが、トランスの一次側のアースは中心に見える卵ラグでシャシへ落とします。
つまり、トランスの1次側と2次側のアース(-側)は直接繋ぎません。平気で繋いでいる製品を沢山見ていますけどね(笑)。



配線の終わったトランス周り。右側が1次側です。
2次側に入っている抵抗(100kΩ)は、ウッカリ調整用の抵抗を挿さないで使った場合の保護。
つまり調整抵抗はこの100kΩとパラ接続で、合成抵抗値に成ります。

さて、これからヒーター周りの配線変更(勿論アース配線です)。最新の引き回しにします。





連休中で部品は一切入って来ないのに、何故か持っていたMCトランス。
実はギターの改造用に持っていたと言う・・・・・(汗)。

世の中、10連休と言うのに一日も休んでいない。
明日は休もう。

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電源部のアースの引き回しを、完全に新規で行く事にしました。
前の配線を活かして・・。なんて考えるとろくな事は有りません。

で、メタコンの配線を全て取り、余計なハンダを吸い取ろうとメタコンを外したら・・・・(大汗)。



銀メッキが硫化して真っ黒。

で、気付いた。此の類のコンセント。繋ぎっ放しなら(差し込んだ侭なら)空気に殆ど触れないのでこうは成りません。

今回の個体。
まあ僕のアンプとしては非常に珍しいケースで、中古屋さんに出ていたのを御馴染さんが見つけ購入(僕のアンプが中古で出回る事はまず無いので・・)。

前のオーナーは直ぐに判ります(絶対量が少ないですから)。その方の事情でオーディオを止めたのはかなり前。
と言う事は、中古屋さんに結構置いておかれた。
中古屋さんの店頭で、ケーブルを繋いだ侭と言うのは考え難い。

なるほど・・・・・・。

早速新しいメタコンを手配。今度の配線なら6Pは要らないので5Pを手配しました。
つまり接続ケーブルも新調します。

オーナーよりも僕の方が乗っちゃっていますよね(笑)。


と言う事で、メタコンが入ってくるまで仕事は中断(今日は休もう、笑)。

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修理依頼を受けたプリアンプ。修理よりも改良の方に手数が掛かっています(笑)。
本日の改良は此れ。





ビフォー、アフター・・・。

パイロットランプだけだった電源パネル。
パイロットランプの穴を広げ(5mm厚の板ですからねー)、隣にLEDの穴を開けました。

まだLEDが取り付けてないのは、オーナーからのメール待ち。
理由は簡単です。『何色が好み?』
なんてメールを僕が送った所為。

申し訳ないんですけど、全ての方には聞いていません。音には関係ないし・・。
要はですね、優柔不断の方が若干居るんですよ(汗)。中々決まらないし(決まる迄、作業は中断)、酷い場合は、途中で変更・・・。
そのような時には、ごく無難な色で組み上げます。
中には、自分の機器は全て此の色。なんて言ってくれる方もいますので、その場合は楽ですね。

今回の方は即決ですので、ついメールしちゃったんです。




世の中は10連休だと言うのに、一日も休んでない・・・。
今日はこれから休業にしようかなー。

ハハ、ヤッパリ早い。此のブログをアップしている間に色指定のメールが届いていました。
休みは無しですね(笑)。

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