平成19年4月18日開店。店主の日々の日記です。
測定

先日預かりました電源部に続いて、アンプ本体。
本体は22~3年前に作ったものです。

その後の改造歴はすごい歴史。
電源強化。イコライザーをCRからLCRへ。CR結合を全段トランス結合。イコライザー段にはパーマロイコアのトランスを奢りました。

当時、このアンプの中で最強バージョンだったのです。
僕も同じ仕様で使っていました。

でも、人間進歩します。僕も20数年其れ成りに勉強しました。

今、このアンプのオーナー宅へ貸し出し中のプリアンプ。
最新バージョン。

基本回路は全く変わっていません。
シャシは強化タイプです。
CR素子は殆どが違っています。
でも、トランス結合やLCRの様な高価なパーツは使わず、全段CR結合。CRイコライザー。電源トランスも1個(写真のアンプは3個)。
一番の違いは真空管の動作点。

結果、今のアンプが勝ってしまったのです。

基本回路は変わらず、パーツは落として有るのに・・・・。
勿論、最新バージョンアンプをトランス結合にすると・・・・・。

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電源

この写真の物。なんだか判りますか?
まあ、僕の作っている物を理解している方ならハハ~~ン。

実はプリアンプの電源。
20年近く前に作った物です。

当時のプリにオプション設定をしたものです。
オプションと言いましても此れだけの電源ですから、本体価格と殆ど同額でした。

当時作った侭で、一度も開けた事の無い電源です。

電源

内部はこんなにアッサリ。ブロックケミコンを多用していた時代ですので、こんなものです。

でも、20年近く経っている物に見えますか?

電源

真空管ソケット周り。普通のアンプでしたら、此の辺は埃でいっぱい。

なぜなら無いか?

答えは簡単です。シャシが密閉構造。放熱口を開けていません。
放熱口を開けないで大丈夫か?ナンテ意見も有りますが、20年の実績が有ります。

で、今回の仕事。この電源を利用して、プリアンプ本体を新しい物にする計画。

勿論、電源のコンデンサーは全て入れ替え。

さてさて、どの様なアンプに成りますやら・・・。

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