作業机の上に上がったパワーアンプ。
壊れたんではないですよ。
出力インピーダンスの変更です。
ご存知の様にOPT付きのアンプの場合、負荷と成るスピーカーのインピーダンスにアンプ側も合わせます。
一般のトランスは2次巻線に中間タップを出して、このどの部分に繋ぐかでインピーダンスを合わせます。
此れでしたら、本当に簡単。
アンプの出力端子を最初からいくつか出しておけば、アンプを開ける必要も無く、スピーカーケーブルの繋ぎ直しだけでOK。
でも、このタイプ嫌いなんですよね。
全巻線を(一般には16Ω)使う接続なら良いんですが、中間を使うと、余ってしまう巻線が出来てしまいます。
此処にも電圧は発生します。で、此処の電力、行き場が無くて・・・・・・・・。
過去に色々とトランスの実験は繰り返しました。
この余りの巻線、結構悪さをしているみたいなんですね。
で、僕の使っているOPT。タップ方式ではなく、2次巻線が沢山のコイルで出来ていて、このコイルの組み合わせでインピーダンスを合わせています。
結果、遊びのコイルは発生しません。
昔、タンゴのOPTにこの方式のものが有りましたよね。
で、今回インピーダンスを合わせるんですが・・・・・・・・・・・。
繋ぐスピーカーはコアキシャル。公証インピーダンスは15Ω。
ヨーロッパには15Ω表示が多いです。
16Ωと考えて問題有りません。
まあ、スピーカーのインピーダンスを実測経験の有る方なら、笑っているでしょうけど。
さて問題。今回のアンプ。僕得意の逆相パラ接続アンプ。コストの面だけ目をつぶれば(オイオイ、汗)、他にデメリットの無い方式。
音質上は大きなメリットを持っています。
この方式を実践するには、OPTのインピーダンスをスピーカーの倍に合わせます。って簡単に言って・・・・・・・。
一般のOPTは16Ω迄しか対応していません。
今回の場合30Ω(32Ω)の巻線が必要に成るんです。
さてさて・・・・・・・・・・。
実は僕の使っているトランス。二次巻線を全てシリーズ接続をすると、32Ωに成るんですね。
へへ、バッチリ。
さてさて、始めますか。
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