以前アップしました10Wのインピーダンス上昇の話。
話だけで終えて実際の数値を示しませんでした。
あの時の話は、つい最近まで10Wをフルレンジで使うのは無理。高域ユニットの併用が必須。
僕の周りの人達も此れを信じていました。
実際に普通に鳴らすと10Wだけでは高域不足を感じたのです。
ほんの三ヶ月近く前。コアキシャルの前面パネルの共鳴音に嫌気がさして来たんです。
僕の場合、バッフルとシッカリと止まっていないですから尚更です。
ご存知でしょうがコアキシャルのパネル、バッフルに対してユニットを後付けしてバッフルでパネルの鳴きを抑える設計です。
前付けでコアキシャルを鳴らすのはご法度です。
もしプロでそんな鳴らし方をしていたら切腹モノ(笑)。
僕はユニットをマグネットで支えていますから、パネルとバッフルの結合が甘いのです。
そんな訳で、ある夜我慢が出来なくなってコアキシャルを外し10Wへ交換してしまったのです。
其の時の心境としては高域不足は後で何とでも成る。兎に角前面パネルの共振音に嫌気がさしたのです。
で、交換が終わって何時ものレコードを掛けたら、高域が出ている。
エーーーーーー、そんな・・・・・?
昔(そんなに昔ではない)10Wだけでは高域不足って言っていた時と今回の装置。
何も変わっていないけど、しいて言うとパワーアンプ。
逆相ドライブに成っている。
そんな訳で仮説を立てました。
10Wの高域のインピーダンス上昇は凄いものが有る。
今迄のアンプは其のインピーダンス上昇に追従出来なくて高域が出なかったのではないか?
逆相アンプは駆動力が高い筈。その結果インピーダンス上昇を平気で駆動して高域が出てしまったのではないか?
ハイ、仮説だけでは面白くないですよね。
と言う事で今日はインピーダンス上昇がどの程度か実測して見ました。
比べるのにパンケーキも一緒に測定。
まずf0の測定。
10Wは63Hzで其の時のインピーダンスはナント200Ω以上(笑)。元気なユニットです。
対してパンケーキ(755E)
95Hzで40Ω弱。 予想通り。
さて問題はf0の上の谷の部分のインピーダンス。
公証インピーダンスは此処の部分の数値です。
10W 340Hz 13,2Ω
755E 330Hz 7Ω
で、この谷の測定で二つの違いがハッキリと。
10Wは谷の底がハッキリと判るけど、755Eは幅が広く判り辛い。
フフ、思ったとおりだ。
では1kHzで行きますね。この場合はどちらが谷から上昇しているかを見て絶対値は無視します。
10W 16Ω
755E 7,5Ω
さあ、出て来ましたよ。予想通りのカーブが・・・・・。
次は2kHz。
10W 22Ω
755E 8Ω
一挙に5kHz。
10W 32Ω
755E 10Ω
8kHz。
10W 41Ω
755E 13.2Ω
12kHz
10W 51Ω
755E 16,5Ω
もう判りましたよね。10WはNFを掛けた定電圧アンプでは駆動出来ない。
10Wは過去に何度も測っていますので承知していましたが、パンケーキのインピーダンス上昇の少なさにはヘーーーーー。
コーン紙が分割振動できる構造ですから、高域でも機械インピーダンスが上がらない。
結果電気的なインピーダンス上昇が防げている。
予想通りの結果にニコニコのピンキー君です。
さて次は石のアンプがインピーダンス変動にどう対処しているか測りますね(殆ど苛めなんだけど、笑)。
話だけで終えて実際の数値を示しませんでした。
あの時の話は、つい最近まで10Wをフルレンジで使うのは無理。高域ユニットの併用が必須。
僕の周りの人達も此れを信じていました。
実際に普通に鳴らすと10Wだけでは高域不足を感じたのです。
ほんの三ヶ月近く前。コアキシャルの前面パネルの共鳴音に嫌気がさして来たんです。
僕の場合、バッフルとシッカリと止まっていないですから尚更です。
ご存知でしょうがコアキシャルのパネル、バッフルに対してユニットを後付けしてバッフルでパネルの鳴きを抑える設計です。
前付けでコアキシャルを鳴らすのはご法度です。
もしプロでそんな鳴らし方をしていたら切腹モノ(笑)。
僕はユニットをマグネットで支えていますから、パネルとバッフルの結合が甘いのです。
そんな訳で、ある夜我慢が出来なくなってコアキシャルを外し10Wへ交換してしまったのです。
其の時の心境としては高域不足は後で何とでも成る。兎に角前面パネルの共振音に嫌気がさしたのです。
で、交換が終わって何時ものレコードを掛けたら、高域が出ている。
エーーーーーー、そんな・・・・・?
昔(そんなに昔ではない)10Wだけでは高域不足って言っていた時と今回の装置。
何も変わっていないけど、しいて言うとパワーアンプ。
逆相ドライブに成っている。
そんな訳で仮説を立てました。
10Wの高域のインピーダンス上昇は凄いものが有る。
今迄のアンプは其のインピーダンス上昇に追従出来なくて高域が出なかったのではないか?
逆相アンプは駆動力が高い筈。その結果インピーダンス上昇を平気で駆動して高域が出てしまったのではないか?
ハイ、仮説だけでは面白くないですよね。
と言う事で今日はインピーダンス上昇がどの程度か実測して見ました。
比べるのにパンケーキも一緒に測定。
まずf0の測定。
10Wは63Hzで其の時のインピーダンスはナント200Ω以上(笑)。元気なユニットです。
対してパンケーキ(755E)
95Hzで40Ω弱。 予想通り。
さて問題はf0の上の谷の部分のインピーダンス。
公証インピーダンスは此処の部分の数値です。
10W 340Hz 13,2Ω
755E 330Hz 7Ω
で、この谷の測定で二つの違いがハッキリと。
10Wは谷の底がハッキリと判るけど、755Eは幅が広く判り辛い。
フフ、思ったとおりだ。
では1kHzで行きますね。この場合はどちらが谷から上昇しているかを見て絶対値は無視します。
10W 16Ω
755E 7,5Ω
さあ、出て来ましたよ。予想通りのカーブが・・・・・。
次は2kHz。
10W 22Ω
755E 8Ω
一挙に5kHz。
10W 32Ω
755E 10Ω
8kHz。
10W 41Ω
755E 13.2Ω
12kHz
10W 51Ω
755E 16,5Ω
もう判りましたよね。10WはNFを掛けた定電圧アンプでは駆動出来ない。
10Wは過去に何度も測っていますので承知していましたが、パンケーキのインピーダンス上昇の少なさにはヘーーーーー。
コーン紙が分割振動できる構造ですから、高域でも機械インピーダンスが上がらない。
結果電気的なインピーダンス上昇が防げている。
予想通りの結果にニコニコのピンキー君です。
さて次は石のアンプがインピーダンス変動にどう対処しているか測りますね(殆ど苛めなんだけど、笑)。
この記事へのコメント
こういうハヤシさんの視点、検証が最高に面白いです!
この検証、年内進行しますか?
楽しみで楽しみで。笑
楽しみで楽しみで。笑
ウーーン、手が空かない。
この程度の実験は誰でも出来ますよ。
測る前から結論が判っているので、今一・・・・。
この程度の実験は誰でも出来ますよ。
測る前から結論が判っているので、今一・・・・。
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