平成19年4月18日開店。店主の日々の日記です。
以前からB回路のアースに関しては色々とアップしていましたが、ヒーター回路は未だでしたね。
世の中を見渡しましても、この辺はいい加減で・・・・。
まあ、二本の線を寄り合わせて、と言う程度です(僕は寄り合わせないでストレート配線)。

基本は、 B回路とは完全に切り離す事。



一番上の回路図。LUXが良くやっています。赤線で二つの巻線を繋いで1本の線でアースポイントへ引いています。僕も昔(30年以上前)はメーカーを信用していましたから、真似をしていました(汗)。

でも、何か変だなー・・・・・。

今している配線は、上から2番目。トランスでは落とさなく、一番遠い真空管で落とします。

で、僕独特なのが3番目。
12,6Vヒーターの真空管は、殆どが双三極管。6,3Vヒーターの三極管が2本封入されていて、其々のヒーターが直列接続され、中間点からも配線が出ていますので、6,3Vと12,6Vの両方で使える様に成っているんですね。
普通、シリーズ両端が4,5番ピン。中間が9番ピンに成っています(代表機種で12AX7、12AU7 etc)。
6,3Vで点火する場合は4番5番ピンを接続し9番ピンとの間に供給。
12,6Vの場合は9番ピンは使わずに4番5番へ供給します(もう初心者過ぎますね、笑)。

僕の場合は、電源トランスは特注品が極普通。
ヒーター巻線も自由に選べます。と言う事で12,6Vと6,3V両方使える球は基本的に12,6V点火です。
つまり3番目の回路を使えるのです。
今回のバッファアンプも此の回路です。

信号レベルは低いのですが(入力は最大で数十mV、)、AC点火でハム音はゼロ。勿論配線は寄り合わせていません。

ハムが出ると、直ぐに直流点火やB回路のコンデンサー容量を増やして対処する方が多いですが、その前に配線の引き回しを見直す方をお勧めします。





注意。3番目の配信の場合、各9番ピンを繋いでアースへ落とすは絶対にNG。
各真空管9番ピンから其々単独にアースポイントへ配線。
此れを守りませんと意味が有りません。

線が繋がっているからOKは、直流にしか当て嵌まりません。交流(音声信号も交流)が絡んできますと凄く難しくなります。と言っても基本は一つ。
1本の線には1種類の電流しか流さない。此れだけです。

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