基本的な配線は全て完了しました。
残るは入力トランス周りの配線のみ。
フロントパネルがまだ来てません。
こいつが無いとトランスを取り付けられない。
仕方ない。トランス無しでも出来る作業。
真空管の動作点チェック。
各真空管のバイアス抵抗はチョイ大き目を取り付けています。
初めてのアンプでは極当たり前の行動。
計算値ピッタリで組んでも、その通りには動かないのがこの世界。
組んだ後に微調整は必須事項。
この時、予定よりも少ない電流なら真空管を痛めませんが、予定オーバーだと心臓に良く有りません。
少な目の電流値から適正電流値への調整が必要なのです。
で、適正電流値の求め方。
自分で探しましょう。この辺はバイクのキャブセッティングとまったく同じ。
製作者の感覚だけが頼りの世界です。
感覚を磨くには経験のみ。兎に角沢山経験を積みましょう。
真空管の寿命を気にするあまり、低電流ではパワー管の本領を発揮するのは無理。かと言って流し過ぎれば寿命が心配。
意外と語られていないのがパワー管の温度管理。
温度が上がらない様に作ったアンプは、意外なほど電流を流しても平気です。
放熱の悪いアンプは、電流値を絞っても長寿命は期待できません。
パワー管がギチギチに並んで、熱いだろーなーと言うアンプ、多いですよね。
そんなアンプに限って、真空管寿命を気にして低電流で働かせ、真空管の実力を発揮させていなかったりしています。
僕が厚手のアルミシャシに拘っているのも、こんな関係も有るのです。
さて、動作点のチェックですが1台しか出来ません。
なぜでしょう?
左手が腱鞘炎でアンプの移動が不可能・・・・・・・(汗)。
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