１年数ヶ月ぶりにオイロダインが復活しました。
ウッウッウ。長かった・・・・・。と涙にくれる予定だったのに・・・・・。

オイロダインと一緒に休眠状態に成ってしまった、励磁電源とドライブアンプ。
一切チェック無しで、突然の火入れ。
ビックリしたかも知れないけど、、この程度の休眠で動作が不安定になる機器なんて要らない。

聞き慣れたレコードをターンテーブルに乗せ、針を下ろす。

第一声。バランスがリチャードアレンそっくり。
これなら、１年以上リチャードアレンで楽しめたのも納得。

でも、１年以上休んでいたのに、バランスが全然崩れていない。
僕がアンプを作っている間、オイロダインは準備運動をしていたに違いない。

なんせ、１０数年の付き合い。気心はお互いに知り過ぎている。

で、リチャードアレンとそっくりなのはバランスだけ。
鳴り出したオイロダイン。音の彫りの深さが半端ではない。
この音を聞いちゃうと、普通の音は平面過ぎる。

出来たばかりのアンプも『オイ、本当に今出来たばかりだよな？』と、おもいっきり張り切って鳴っている。

イヤ。オイロダインやアンプが張り切っていると言うのは正しくない。演奏家の意気込みが違うと言うのが正しい。

目をパッチリと見開いて、表情豊かに歌っている。

音楽はこうでなくちゃ。
この楽しさを味わいたくて、機器を頑張っている。

機器はあくまでも黒子。演奏家の言いたい事を、邪魔しないで出してくれれば良い。アンプの音色やスピーカーの音色を楽しみたくて作っているのではない。

あくまでも、音楽を聴く為の道具。主人公はレコードに閉じ込められてしまっている演奏家。

閉じ込められた状態からおもいっきり開放してやりたい。

３００Bでとりあえずスタートしたけど、パワー管を換えてチェックなんてどうでも良くなってきた。
ハムバランサーも、中間点で取り敢えずの状態。若干出ているハム。バランサーで治せるのは判っているんだけど、もう面倒。

音楽の邪魔していないんならどうでもいいや。

２～３日、仕事に成らないかな？

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