今回のパワーアンプの入力に使ったトランス。パワー管をダイレクトにドライブするのですから、扱える信号電圧はかなり高いものです。
と言って、大きけりゃ良いのか?
僕が散々書いていますよね。適正レベルのトランスを使う事。
余裕は6dBも見ておけば十分です。
余裕が大きいと言う事は、微細な信号は通せないトランスです。
何事にも適材適所。
出来上がったパワーアンプのチェック。
右後ろのオシロの波形。逆相です。
此れは左右を測ったのではなく、入力と出力を測っています。
つまりこのアンプは逆相アンプ(入力と出力の関係)。
真空管を知っている方なら、すぐに判りますよね。だって単管なんですから。
エーーーー。真空管の基本。
入力信号と出力信号は逆相に成ります。
動作原理が判っている方なら『今更、言わないでよ。』ですね。
ですから、2段増幅ですと同相出力に成ります。
で、此の辺の規格。何処にも無いのが現状です。
要は市販のアンプ。入力に対して出力の位相が合っている保障が無いのです。
マルチアンプで、違うメーカー製(違う機種)を使っている方は要チェックなんです。
同じパワーアンプを使わないと音が繋がらない、ナンテのも此の辺に原因が有るのかも知れません。
そう言えば、2~3年前にチェックしたチャンネルデバイダー。
其の世界では、結構有名なガレージメーカーの製品です。
5chのデバイダーでした。
結構笑えたのです。
隣どおしのchが全て逆相なんですね。
つまりウーハー領域が正相ならミッドバスは逆相、ミッドは正相、ミッドハイが逆相、ハイが正相。
こんな感じだったのです。
多チャンネルでの、スピーカーシステムを成功させる秘訣は、各ユニットの位相管理と思っています。
これから残り2台のアンプを改造しますので、全て逆相アンプにしないと拙いですね。
この記事へのコメント
うっ…それじゃまるでメチャグラン!(笑)
・・・・・。
判ってますねー(笑)。
判ってますねー(笑)。
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