昨日の問題。答えは判りましたでしょうか？
ヒントとして、前にコイルのインピーダンスの事を書いたと思います。
インピーダンスは巻き数の２乗倍に成ると・・。
つまり二倍巻けばインピーダンスは４倍に、３倍巻けば９倍に成るのですね。
と言う事は今回はインピーダンスが２倍。と言う事は巻き数は√２倍。
電圧は巻き数に比例しますから√２倍、つまり約１,４倍と言うのが答えです。
また、こんな考え方も出来ます。
真空管アンプ（OPT付き）の場合、スピーカーのインピーダンスに対して最大出力は変りませんよね。つまり８Ωに対しても、１６Ωに対しても最大出力は同じです。
計算し易いように、最大出力８Wとしましょう。
８Ωに対して８Wですから、この時の出力電圧は８Vです。
オームの法則から８Ωに８V掛ければ１Aの電流が流れ８V×１Aですから８Wと成ります。
１６Ωの時でも８Wですので、８Vの出力では０,５Aしか流れません。
と成ると、出力は４Wしか出ない事に成ります。
真空管アンプのOPT（出力トランス）の回路を思い出して下さい。
８Ωよりも１６Ωの方が、二次コイルの巻き数が多いですよね。
トランスの原理で、巻き数と電圧は正比例します。
つまり、１６Ωの方が巻き数が多い分電圧は高いのですね。
此処でオームの法則を駆使して１６Ωで８Wの出力に成る電圧を計算してみましょう。
今回は電圧だけを求めます。
A（電流）×V（電圧）＝８W
V÷１６（Ω）＝A
上の式のAの所に、下の式を当てはめると
V÷１６×V＝８
Vの２乗÷１６＝８
１６を右に移行すると
Vの２乗＝１２８
V＝１１,３V
中学校で習った二次方程式です。
此れを解けば約１１,３V。つまり８Vの√２倍に成ります。
つまり８Ωに対して１６Ωの巻線は√２倍巻いてあると言う事に成ります。
そう成ると４Ω巻線は１６Ωの半分の巻き数ですね。
兎に角、コイルの巻き数が倍に成るとインピーダンスは４倍。
巻き数の２乗倍。此れを理解すると、トランスの使い方が上手に成って来ます。
こんな感じで、真空管アンプは真空管の動作原理とオームの法則を確実に理解すれば、９０％理解出来ます。
で、このオームの法則を、本当に理解している人って、意外と少ないのに驚く事が多いのです。
ヒントとして、前にコイルのインピーダンスの事を書いたと思います。
インピーダンスは巻き数の２乗倍に成ると・・。
つまり二倍巻けばインピーダンスは４倍に、３倍巻けば９倍に成るのですね。
と言う事は今回はインピーダンスが２倍。と言う事は巻き数は√２倍。
電圧は巻き数に比例しますから√２倍、つまり約１,４倍と言うのが答えです。
また、こんな考え方も出来ます。
真空管アンプ（OPT付き）の場合、スピーカーのインピーダンスに対して最大出力は変りませんよね。つまり８Ωに対しても、１６Ωに対しても最大出力は同じです。
計算し易いように、最大出力８Wとしましょう。
８Ωに対して８Wですから、この時の出力電圧は８Vです。
オームの法則から８Ωに８V掛ければ１Aの電流が流れ８V×１Aですから８Wと成ります。
１６Ωの時でも８Wですので、８Vの出力では０,５Aしか流れません。
と成ると、出力は４Wしか出ない事に成ります。
真空管アンプのOPT（出力トランス）の回路を思い出して下さい。
８Ωよりも１６Ωの方が、二次コイルの巻き数が多いですよね。
トランスの原理で、巻き数と電圧は正比例します。
つまり、１６Ωの方が巻き数が多い分電圧は高いのですね。
此処でオームの法則を駆使して１６Ωで８Wの出力に成る電圧を計算してみましょう。
今回は電圧だけを求めます。
A（電流）×V（電圧）＝８W
V÷１６（Ω）＝A
上の式のAの所に、下の式を当てはめると
V÷１６×V＝８
Vの２乗÷１６＝８
１６を右に移行すると
Vの２乗＝１２８
V＝１１,３V
中学校で習った二次方程式です。
此れを解けば約１１,３V。つまり８Vの√２倍に成ります。
つまり８Ωに対して１６Ωの巻線は√２倍巻いてあると言う事に成ります。
そう成ると４Ω巻線は１６Ωの半分の巻き数ですね。
兎に角、コイルの巻き数が倍に成るとインピーダンスは４倍。
巻き数の２乗倍。此れを理解すると、トランスの使い方が上手に成って来ます。
こんな感じで、真空管アンプは真空管の動作原理とオームの法則を確実に理解すれば、９０％理解出来ます。
で、このオームの法則を、本当に理解している人って、意外と少ないのに驚く事が多いのです。
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無題
TOMO あっていて良かった。でも、間違っていたら死活問題です：笑
そういえば、AC１００Vというのも、ピークで２８２Vというのを知らない人も多いです。
無題
ピンキー と言う事はTOMOさんも電気関係のお仕事ですか？
電気の考えが、直流の考え其の侭で、交流を考える人って結構多いですね。
バランス搬送の謎
カスラ 昨日の宿題…私もなんとかクリアできました。ところで、当家ではプリ→パワーまでバランスラインなのですが、昔の業務機器の600Ω定インピーダンスラインが消滅し今は業務機器もバランスではあれどHi受けLo出しが当たり前になってしまいました。マッチングトランスを考えるに高周波の世界はともかく いつからかオーディオ帯域では反射や損失の問題は無視して良いということになっていて…。ピンキー式実証主義で（残念ながら理論が追いつきません）Tパッドアッテネーター入れてHi受けLo出しとどう変わるか実験しよかと…。
※巻き線比のある入力トランスの反対使い（アッテネー代わりにあるか？）、実験しました。インピーダンスマッチング的にHi受けLo出しが実現かつ過剰ゲインが解消と一石二鳥のはずが…やはり音は1：1のやつに負けました、（LL1538とLL1540）
無題
TOMO 仕事は無線屋でございます。
ただし、RFがメインなので、インピーダンスマッチングはとても大事です。
カスラさんはじめまして
TOMO Lo出しおHigh受けだと、あってねー多を絞ったときに既定の減衰量が得られません。
あと、H型にすると、作動の両方の信号を同時に絞るようになるので、トランスを使用した場合結線の変更が必要になるかと思いますよ。
基本的にLo出し、High受けでも、短い距離でないと使えないと思っています。
いかがでしょうか？＞ピンキー様
無題
TOMO すいません、字が滅茶苦茶です。
あってねー多⇒アッテネータ
作動⇒差動
ですね。
失礼しました。
TOMOさんはじめて実は…
カスラ 実はワタシ、ハンダ鏝ルーキーのド素人なんです。つい昨年なんか恥ずかしいことに旧いプリ使ってるもんですから、ピンキーさんにケミコン換えてくださぁ～ぃとか言ってたくらいなんです。本音は聞きたい事が山とあるのですが、ぐっと堪えてまず考えて…お勉強です。例えばチャンデバを作ってみたい→とりあえずCRだけのフィルターでやってみた→次段の入力抵抗とパラになるからそれを考慮しないとクロスがズレる→インピーダンス的にCR素子がドライブ出来ないためか音がヘン→ピンーさんがやたら出力インピーダンスの低いやつで強力に…とか言っている→そしたらプリとCRの前に強力なラインバッファを入れてその出力をトランスでバランス出ししてみる→ゲイン過剰になったのを何処でどうアッテネートするかがわからない→とりあえずラインバッファの入力トランスの後…とかやっています。
結果 今のシステムは パワーアンプまでの間にトランスが5個も入ってしまって…チャンデバの中なんか4チャンネル分で 入力8個出力8個です。
未だ 最新ピンキーチャンデバの構成が理解できていないのです…。
宜しくお願い致します。
無題
ピンキー インピーダンスの話を始めますと、目茶長くなって・・・・。
今日のブログにトランスでのロー出しハイ受けを書いてみます。
追記。バイクの方へのコメントでTOMOさんがだれか判りました。m(__)m
TOMO あっていて良かった。でも、間違っていたら死活問題です：笑
そういえば、AC１００Vというのも、ピークで２８２Vというのを知らない人も多いです。
無題
ピンキー と言う事はTOMOさんも電気関係のお仕事ですか？
電気の考えが、直流の考え其の侭で、交流を考える人って結構多いですね。
バランス搬送の謎
カスラ 昨日の宿題…私もなんとかクリアできました。ところで、当家ではプリ→パワーまでバランスラインなのですが、昔の業務機器の600Ω定インピーダンスラインが消滅し今は業務機器もバランスではあれどHi受けLo出しが当たり前になってしまいました。マッチングトランスを考えるに高周波の世界はともかく いつからかオーディオ帯域では反射や損失の問題は無視して良いということになっていて…。ピンキー式実証主義で（残念ながら理論が追いつきません）Tパッドアッテネーター入れてHi受けLo出しとどう変わるか実験しよかと…。
※巻き線比のある入力トランスの反対使い（アッテネー代わりにあるか？）、実験しました。インピーダンスマッチング的にHi受けLo出しが実現かつ過剰ゲインが解消と一石二鳥のはずが…やはり音は1：1のやつに負けました、（LL1538とLL1540）
無題
TOMO 仕事は無線屋でございます。
ただし、RFがメインなので、インピーダンスマッチングはとても大事です。
カスラさんはじめまして
TOMO Lo出しおHigh受けだと、あってねー多を絞ったときに既定の減衰量が得られません。
あと、H型にすると、作動の両方の信号を同時に絞るようになるので、トランスを使用した場合結線の変更が必要になるかと思いますよ。
基本的にLo出し、High受けでも、短い距離でないと使えないと思っています。
いかがでしょうか？＞ピンキー様
無題
TOMO すいません、字が滅茶苦茶です。
あってねー多⇒アッテネータ
作動⇒差動
ですね。
失礼しました。
TOMOさんはじめて実は…
カスラ 実はワタシ、ハンダ鏝ルーキーのド素人なんです。つい昨年なんか恥ずかしいことに旧いプリ使ってるもんですから、ピンキーさんにケミコン換えてくださぁ～ぃとか言ってたくらいなんです。本音は聞きたい事が山とあるのですが、ぐっと堪えてまず考えて…お勉強です。例えばチャンデバを作ってみたい→とりあえずCRだけのフィルターでやってみた→次段の入力抵抗とパラになるからそれを考慮しないとクロスがズレる→インピーダンス的にCR素子がドライブ出来ないためか音がヘン→ピンーさんがやたら出力インピーダンスの低いやつで強力に…とか言っている→そしたらプリとCRの前に強力なラインバッファを入れてその出力をトランスでバランス出ししてみる→ゲイン過剰になったのを何処でどうアッテネートするかがわからない→とりあえずラインバッファの入力トランスの後…とかやっています。
結果 今のシステムは パワーアンプまでの間にトランスが5個も入ってしまって…チャンデバの中なんか4チャンネル分で 入力8個出力8個です。
未だ 最新ピンキーチャンデバの構成が理解できていないのです…。
宜しくお願い致します。
無題
ピンキー インピーダンスの話を始めますと、目茶長くなって・・・・。
今日のブログにトランスでのロー出しハイ受けを書いてみます。
追記。バイクの方へのコメントでTOMOさんがだれか判りました。m(__)m
この記事へのコメント
あっていて良かった。でも、間違っていたら死活問題です：笑
そういえば、AC１００Vというのも、ピークで２８２Vというのを知らない人も多いです。
そういえば、AC１００Vというのも、ピークで２８２Vというのを知らない人も多いです。
と言う事はTOMOさんも電気関係のお仕事ですか？
電気の考えが、直流の考え其の侭で、交流を考える人って結構多いですね。
電気の考えが、直流の考え其の侭で、交流を考える人って結構多いですね。
昨日の宿題…私もなんとかクリアできました。ところで、当家ではプリ→パワーまでバランスラインなのですが、昔の業務機器の600Ω定インピーダンスラインが消滅し今は業務機器もバランスではあれどHi受けLo出しが当たり前になってしまいました。マッチングトランスを考えるに高周波の世界はともかく いつからかオーディオ帯域では反射や損失の問題は無視して良いということになっていて…。ピンキー式実証主義で（残念ながら理論が追いつきません）Tパッドアッテネーター入れてHi受けLo出しとどう変わるか実験しよかと…。
※巻き線比のある入力トランスの反対使い（アッテネー代わりにあるか？）、実験しました。インピーダンスマッチング的にHi受けLo出しが実現かつ過剰ゲインが解消と一石二鳥のはずが…やはり音は1：1のやつに負けました、（LL1538とLL1540）
※巻き線比のある入力トランスの反対使い（アッテネー代わりにあるか？）、実験しました。インピーダンスマッチング的にHi受けLo出しが実現かつ過剰ゲインが解消と一石二鳥のはずが…やはり音は1：1のやつに負けました、（LL1538とLL1540）
仕事は無線屋でございます。
ただし、RFがメインなので、インピーダンスマッチングはとても大事です。
ただし、RFがメインなので、インピーダンスマッチングはとても大事です。
Lo出しおHigh受けだと、あってねー多を絞ったときに既定の減衰量が得られません。
あと、H型にすると、作動の両方の信号を同時に絞るようになるので、トランスを使用した場合結線の変更が必要になるかと思いますよ。
基本的にLo出し、High受けでも、短い距離でないと使えないと思っています。
いかがでしょうか？＞ピンキー様
あと、H型にすると、作動の両方の信号を同時に絞るようになるので、トランスを使用した場合結線の変更が必要になるかと思いますよ。
基本的にLo出し、High受けでも、短い距離でないと使えないと思っています。
いかがでしょうか？＞ピンキー様
すいません、字が滅茶苦茶です。
あってねー多⇒アッテネータ
作動⇒差動
ですね。
失礼しました。
あってねー多⇒アッテネータ
作動⇒差動
ですね。
失礼しました。
実はワタシ、ハンダ鏝ルーキーのド素人なんです。つい昨年なんか恥ずかしいことに旧いプリ使ってるもんですから、ピンキーさんにケミコン換えてくださぁ～ぃとか言ってたくらいなんです。本音は聞きたい事が山とあるのですが、ぐっと堪えてまず考えて…お勉強です。例えばチャンデバを作ってみたい→とりあえずCRだけのフィルターでやってみた→次段の入力抵抗とパラになるからそれを考慮しないとクロスがズレる→インピーダンス的にCR素子がドライブ出来ないためか音がヘン→ピンーさんがやたら出力インピーダンスの低いやつで強力に…とか言っている→そしたらプリとCRの前に強力なラインバッファを入れてその出力をトランスでバランス出ししてみる→ゲイン過剰になったのを何処でどうアッテネートするかがわからない→とりあえずラインバッファの入力トランスの後…とかやっています。
結果 今のシステムは パワーアンプまでの間にトランスが5個も入ってしまって…チャンデバの中なんか4チャンネル分で 入力8個出力8個です。
未だ 最新ピンキーチャンデバの構成が理解できていないのです…。
宜しくお願い致します。
結果 今のシステムは パワーアンプまでの間にトランスが5個も入ってしまって…チャンデバの中なんか4チャンネル分で 入力8個出力8個です。
未だ 最新ピンキーチャンデバの構成が理解できていないのです…。
宜しくお願い致します。
インピーダンスの話を始めますと、目茶長くなって・・・・。
今日のブログにトランスでのロー出しハイ受けを書いてみます。
追記。バイクの方へのコメントでTOMOさんがだれか判りました。m(__)m
今日のブログにトランスでのロー出しハイ受けを書いてみます。
追記。バイクの方へのコメントでTOMOさんがだれか判りました。m(__)m
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