ここ数日、ネタを探すのに四苦八苦。
何故かと言うと・・・・・・・。
毎日毎日僕らは鉄板の・・。じゃ無かったコイル巻き。
市販品で納得する物が有ったら、絶対に作りません。
僕のコイル。2mmを巻いている、とか純鉄コアを使っているとか・・・・・。
同じキャッチフレーズのコイルで、市販品が有るのですね。
僕のコイルよりもずっと安価。
じゃあこっちを使おう。と走った方が出ても当然ですよね。
市販のコイル。僕が見ると・・・・・・。
同じ条件で鳴き比べると、違いが一目瞭然(聞くんだから・・?)。
僕も散々コイルを巻きました。巻き方で、なーーーーーーーんもデーター上の差は出ません。
でも聞き比べると・・・・。
そうなんですよね。オーディオをやっていると、兎に角戸惑うのが、データー上(理論上)と聴感とのギャップ。
つまり、まだまだオーディオは判らない事ばかり。
で、僕のスタンス。
理論上差が出る筈でも、聴感上差が聞き分けられない事は、とりあえず除外します(あくまでも一旦除外、頭の中にはシッカリと入れておく)。
理論上納得が行かない事でも、聴感上差が出た事は、最重視。
此れを、理論上で納得出来る仮説を立てます。
この仮説が正しいのなら、次の実験での結果が想像出来ます。
その実験をB。最初の仮説での条件をAとしますね。
もし仮説が正しいのでしたら、じっけんBは予想通りの結果に・・・。
で、そうは問屋が卸さない(笑)。
予定と違う結果が出ます。
此れは失敗ではないんですね。正しい理論に近付いているのです。
実験Aと実験Bの結果を納得させる、仮説を立て直すのです。
新しい仮説に基づく実験Cを・・・・・。
仮説が正しければCは予想通りの結論に・・・・。
違ったら実験Dを・・・。
こうして仮説の正しさを立証する以外、正しい理論は導く事は出来ません。
で、この様な経験を沢山積むと、仮説のハズレも激減します。
昔(量販店時代)こんな事が有りました。
カートリッジとシェルを接合する2,6mmのビス。
アルミと鉄で再生音が違うんですね。使用したカートリッジはDL103。
同席したお馴染みさん。皆金属の共振との意見を言ったのです。
僕は?
鉄の方が音が悪かったのですね。付帯音が多く、歪っぽく聞こえるのです。
僕の感覚では共振ではない。
其処でプラスチック(ナイロンと思える)ビスに交換。
結果はアルミと同じ音がしたのです。共振なら考えられませんよね。
僕の出した仮説は『磁気歪』。
MCカートリッジの殆どは、ボディがプラスチック。磁気シールドがされていません。つまり周りに磁気回路が漏れているのです。
その磁気回路の途中に、磁性体として余り好ましくない物が進入。磁気歪を起こしたと想像したのです。
オーディオの勝負は再生音。耳でのチューンが大切ですが、たった一度の実験で仮説を立てると危険です。
その結果は、あくまでもその場所でその装置での結果。他の所でも同じ結果が出る保障は無いのですね(ですから僕は、パーツの音を他人には絶対に言いません。僕の所の結果が、人様の家でも出る。と言う自信が有りませんから)。
それを保障するには、沢山の実験をして、仮説の信頼度を上げるしかないのです。
と言っても、一般の方には必要の無い話です。ご自宅でよい音が出れば良いのですから。
でも、僕の様に、人様の家で、思った様な再生音を出そうと思えば、この仮説の信頼度を上げるのは、非常に重要なのです。
逆を言えば僕の所でどんなに良い音を出しても、意味が無いんですね。
お客様の処で、お客様の喜ぶ音が出せなければ・・・。
理論と音が一致すれば、こんな苦労も無いのですが・・・。
オット、僕は失業してしまう(笑)。
何故かと言うと・・・・・・・。
毎日毎日僕らは鉄板の・・。じゃ無かったコイル巻き。
市販品で納得する物が有ったら、絶対に作りません。
僕のコイル。2mmを巻いている、とか純鉄コアを使っているとか・・・・・。
同じキャッチフレーズのコイルで、市販品が有るのですね。
僕のコイルよりもずっと安価。
じゃあこっちを使おう。と走った方が出ても当然ですよね。
市販のコイル。僕が見ると・・・・・・。
同じ条件で鳴き比べると、違いが一目瞭然(聞くんだから・・?)。
僕も散々コイルを巻きました。巻き方で、なーーーーーーーんもデーター上の差は出ません。
でも聞き比べると・・・・。
そうなんですよね。オーディオをやっていると、兎に角戸惑うのが、データー上(理論上)と聴感とのギャップ。
つまり、まだまだオーディオは判らない事ばかり。
で、僕のスタンス。
理論上差が出る筈でも、聴感上差が聞き分けられない事は、とりあえず除外します(あくまでも一旦除外、頭の中にはシッカリと入れておく)。
理論上納得が行かない事でも、聴感上差が出た事は、最重視。
此れを、理論上で納得出来る仮説を立てます。
この仮説が正しいのなら、次の実験での結果が想像出来ます。
その実験をB。最初の仮説での条件をAとしますね。
もし仮説が正しいのでしたら、じっけんBは予想通りの結果に・・・。
で、そうは問屋が卸さない(笑)。
予定と違う結果が出ます。
此れは失敗ではないんですね。正しい理論に近付いているのです。
実験Aと実験Bの結果を納得させる、仮説を立て直すのです。
新しい仮説に基づく実験Cを・・・・・。
仮説が正しければCは予想通りの結論に・・・・。
違ったら実験Dを・・・。
こうして仮説の正しさを立証する以外、正しい理論は導く事は出来ません。
で、この様な経験を沢山積むと、仮説のハズレも激減します。
昔(量販店時代)こんな事が有りました。
カートリッジとシェルを接合する2,6mmのビス。
アルミと鉄で再生音が違うんですね。使用したカートリッジはDL103。
同席したお馴染みさん。皆金属の共振との意見を言ったのです。
僕は?
鉄の方が音が悪かったのですね。付帯音が多く、歪っぽく聞こえるのです。
僕の感覚では共振ではない。
其処でプラスチック(ナイロンと思える)ビスに交換。
結果はアルミと同じ音がしたのです。共振なら考えられませんよね。
僕の出した仮説は『磁気歪』。
MCカートリッジの殆どは、ボディがプラスチック。磁気シールドがされていません。つまり周りに磁気回路が漏れているのです。
その磁気回路の途中に、磁性体として余り好ましくない物が進入。磁気歪を起こしたと想像したのです。
オーディオの勝負は再生音。耳でのチューンが大切ですが、たった一度の実験で仮説を立てると危険です。
その結果は、あくまでもその場所でその装置での結果。他の所でも同じ結果が出る保障は無いのですね(ですから僕は、パーツの音を他人には絶対に言いません。僕の所の結果が、人様の家でも出る。と言う自信が有りませんから)。
それを保障するには、沢山の実験をして、仮説の信頼度を上げるしかないのです。
と言っても、一般の方には必要の無い話です。ご自宅でよい音が出れば良いのですから。
でも、僕の様に、人様の家で、思った様な再生音を出そうと思えば、この仮説の信頼度を上げるのは、非常に重要なのです。
逆を言えば僕の所でどんなに良い音を出しても、意味が無いんですね。
お客様の処で、お客様の喜ぶ音が出せなければ・・・。
理論と音が一致すれば、こんな苦労も無いのですが・・・。
オット、僕は失業してしまう(笑)。
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