平成19年4月18日開店。店主の日々の日記です。
最近。小遣い稼ぎにヤフオクへ出品。要は僕の所では不要。でも、世の中では欲しがっている人がいる。

この様な物を、超破格値で出品しています。チョットヤバイかな?と思う真空管はおまけで上げちゃったりして・・・・・。

ついこの間の方、オマケの方が高かったかも(笑)。

GEの6550Aが結構残っていたのですね。
僕は最近の価格高騰を知らず、ペアーで¥2000で出品。送料分がでりゃイイヤ。
なんて感じです。

僕の予想を遥かに上まる価格で落札。
味をしめたピンキー君。その後も¥2000で何度も出品。
良い小遣い稼ぎに成りました(笑)。
他の人、1本1万円以上で出品しているんですよね。
欲をかき過ぎじゃないのかなー?

で、つい最近落札された6550。
落札者から不良品の連絡が・・・・・・。

この位の金額でもめるのも面倒なので、返金しますって連絡したら、代わりの物が有るならそれと交換して欲しい。の返事。

実はある程度、原因は判っているので、店頭のアンプをEL34用から6550用に一部変更。
1日間、エージングをした真空管を送り、不良管を返してもらったのです。

帰って来た不良管(クレームの内容は電流値が正常の70%位しか流れない)。

早速改造したアンプに差し込む。
即電流値をチェック。落札者の言うとおりの電流値。

でもね・・・・・・・・。

僕の所で30年近く眠っていた真空管です。陰極が寝ぼけちゃっているんですね。

ノンビリと其の侭通電。
4~5分したら、電流値が上って来て正常値に。
陰極の活性化が済んだのです。

ヤッパリ此れか・・。

えーーーー。
長期間、眠っていた真空管をおこす方法。

最初はヒーターだけに通電しましょう。特に古い直熱管は大事。
ヒーター電圧も出来たら最初は低めに。アンプの入り口にスライダックを付ければ簡単。整流管を抜けばヒーターだけの通電に成ります。

オオット、ヤバイ。普通のアンプ。整流管を抜いて通電すると、ヒーター電圧が高めに成りますのでご注意を。

ヒーター電圧を徐々に高め、1時間くらいで正常電圧に。その後30分くらい通電。

この後、Bを加えて正常動作へ。

要は、陰極表面の活性化を図るんです。

この様にすれば、貴重な古い真空管。不良管にしないで済むのに・・・・。

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僕のブログやHPを覗いている方たちは、僕のアンプについての考えが、かなり判っていると思います(笑)。

基本的に真空管に拘らないんですよね。

特にパワーアンプ。パワー管の選択基準は、その場所で出す最大音圧をギャランティ出来る出力があれば・・・・。なんて感覚です。

僕が10年以上前に、300Bを使い出したのも、オイロダインを僕の所で、フルオーケストラを欲しい音量で鳴らせる事。

山勘で6~7W欲しい。
当時は6550の三結で、かなりの台数のアンプを組んでいました。
6550でも十分なんですが、チョイ飽きた(笑)。
それじゃ300Bで組んでみるか。そんな感覚だったのですね。
2~3Wの出力で足りるのでしたら、2A3の方が音色的に好ましいのも知っていましたし。

ですから300Bも本家に拘りません。最初はチャイナ、その後ロシア。

僕も昔は雑誌記事に踊らされて、本家の300Bでアンプを組んだりしていたんです。

そのアンプ、最近はチョット有名になったピアノの調律師のお宅に・・。

そのアンプの300Bが数年前にご臨終。
僕は平気でチャイナの300Bへ交換。
正直彼は嫌がりましたが・・・・・・。
音を出したら、チャイナの方がお気に入り。
ハイ、そんなモノです。

僕自身の考えで、パワーアンプ全体のの音を決める責任割合。
パワー管の影響は数%以下と思っています(一番大きいのが誰が作ったか、笑)。
もっと、影響の大きな所が沢山有るのに、キャッチフレーズとして『ナニナニをパワー管に採用。』の方が受けが良いですからね。
同じパワー管だって、動作点をちょこっと弄ればウッソーと言う位変わるんです。

まあ、300Bで組む時は、周りのパーツも思いっ切り贅沢に組むでしょうし、EL84では、ラジオ並のパーツが大半でしょう。

此れじゃ、勝負に成りませんよね。

僕は昔から『¥5000のユニットと¥100000のユニットに掛かるエンクロージャー代は同じです。』って言っていましたが、パワー管も同じ。
EL84と300Bに掛かる周辺パーツ代は同じです。
実際に今回使っOPT。300B、EL34、EL84、同グレード品で価格も一緒、真空管に合わせて規格が違うだけです。

ここまでやって、『あのパワー管は・・・・・。』と言う話は信用しますが・・。

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真空管交換

今日の僕の作業机の上。20年近く前に組んだアンプです。
本来はEL34が標準。

お客様の希望で、300Bで組みました。

その300Bがご臨終。
単に真空管交換でも良いんですが・・・・・・。

ピ『EL34へ改造した方が音が良く成りますよ。値段も変わらないですし。』

そうなんですね。300Bは高価。EL34は安い。結果改造費込みでも300B交換と略変わらない値段。

と言っても、20年間手付かずで働いてきたアンプです。
改造前に、全てチェック。
痛んでいる所をリストアップ。

まあ、殆ど無いんですけどね。

汚れ

アンプを裏返し。
底板の足の周りには埃がまとわり付いています。
使用年数を考えたら少ない方ですね。

で、問題は内部。
普通なら高圧回路の周りには埃がビッシリ。
真空管ソケットも端子が汚れ放題。

汚れ

開けて直ぐの内部の様子。
埃が殆ど見られません。
勿論高圧回路の配線も綺麗な侭。

何度か書きましたが、僕のアンプのシャシ。放熱用の穴が開いていないんですね。まあコストダウンで・・・・・・(ウソウソ、笑)。

要はシャシの放熱効果を最大に利用しているのです。
アルミの肉厚シャシ。此れが一番なんですね。
熱伝導率の極端に悪いステンなんて使ったら、穴だらけにしないと難しいです。

ステンのシャシは単に売らんが為のキャッチフレーズ。真空管アンプを理解しているなら、絶対に採用しません。

日本は高温多湿。高圧回路が埃を呼び、其処が湿気を持ったら・・・・・。
危険なの判りますよね?

この密閉構造のシャシのお陰で、長期の使用が十分に果たせるのです。

さて、チェックしますか・・。


で、チャンデバ1号機。
某お客様の所で、初音出し。
かなりの好結果に・・・・・・・。
早く、自分の分を作らなくちゃ・・。

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三役揃い踏み

僕が遊んでいる出力管3種。
左から300B、EL34、EL84。

EL84の小ささが際立っています(山椒は小粒で・・笑)。
EL34とEL84は5極管。5極で動作させると結構パワーを稼げますが、多極管の音がどうしても好きに成れないピンキー君は、3極管動作。

そうすると出力は34が6,5W位(300Bと略同じ)84は1,8W位。真空管のデーターブックではもう少し出る事に成っていますが、実際はこんな所です。

で、気付きました・・?

一般の人なら、右の真空管から段々左へ。遂に自分も300Bでアンプを作る様に成ったかと感動。

僕の場合・・・・・。
左から段々右へと・・・・・。
自分でも、臍曲がりと思っています。
でもEL84。可愛いんですね。

家庭で鳴らすなら十分な出力です。

先日、とある所でアンプを自作している方と知り合いました。
僕のHPを知っていて、僕はビックリ。
色々な話をしていたら、『今使っている出力管は6BQ5(EL84)です。』と恥ずかしそうに言うのですね。

使っている出力管なんて関係ないですよ。って僕は言いましたが、その頃の僕の愛用はEL34。

まさか僕までEL84へ走るなんて・・・・・・・。

じっと見てると、ニコッとしてしまう不思議な魅力が有ります。

今度、84で小粋なプリメインを作ってみたく成りました。
自宅で使っているのは有り余りのパーツで組んだ物。

今度はジックリと手を抜かず(コストも気にせず、笑)家庭で使うなら此れが一番と言うアンプにしたいですね。

そのアンプで、リチャードアレンやコアキシャルを夜中にひっそりと鳴らす。
最高の贅沢かも・・・。


追記。
鮒に始まり鮒に終わる。って知ってます?

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アダプター

旋盤が活躍して、アダプターが出来ました。
此処迄する?と言われると、しますとしか言えないんですが・・・。

折角の高強度シャシです。アダプターと言えども、手を抜きたくないんですね。


ソケット変更

シャシ上面。アルマイト掛ければ良かったかな?
そうすると、改造時間が1週間延びてしまいますし、6000番台のアルミですので、まず錆びません(バイクに使って実証済み、笑)。


ソケット変更

シャシ内部はこの様に成ります。

此処迄出来れば、配線のみ。今日中に1台完成です。

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1週間以上、掛かりっ切りだったU22の改造も2~3日前に終り、一安心。

かなり神経を使った仕事だったので、気分的には今年最後の仕事かな?

世の中そんなに甘くない。

ホッとした気分の所へ電話。

長年お付き合いを頂いているお客様。

『ナンカ、音の腰が無く成って、フニャフニャした音に成った。』

こんな時は行って聞かせてもらうのが一番。
このお客様。マルチアンプ構成。
低域と中高域(スピーカーは3ウェイ)にアンプを分けている。

聞いてみて・・・・・・?

ドライバーとツィーターから音が出ていない。
しかも左右とも。
そんなバカな。アンプはモノラル構成。左右同時に壊れるなんて?

でも、このお客様の部屋はかなり広く、ライブ気味。

モノラルレコードが多く、スピーカーの左右の距離は広くない。

どうもかなり前から片chは出ていなく、それでも結構聞け、左右とも出なくなって、オットに成った模様。

確かに片chのウーハーが成らなくても、暫く気付かずに聞いている。なんて結構有る。

取り合えず、両方の中高域用のアンプを預かり、店でチェック。

はは。300Bの不良。片側はフィラメント断線。もう片方はぼけて電流が殆ど流れない。

球交換でめでたしめでたしなんだけど・・・・・・。

300Bは高い。交換だけでウン万円。

それだけ掛けると・・・・・・。

お客様に電話。
ピ『300B交換の費用でEL34への改造が出来ますが。』

僕の店の音を聞いてもらって最終確認。

真空管を、300BからEL34へ換えたアンプを今朝納品。

出て来た音。僕の店の鳴り方に近づいています。

300Bは良い音がする。と言う先入観をなくして、聞き比べして見ませんか。

チェンジ

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プリアンプの最後の配線も終り、動作チェックです。

真空管を取りにバックヤードへ。

いっぱい

バックヤードの中のダンボール。
此れでも全体の一部です。

中身

中身はコレ。
シーメンス、ECC82。
まだ、シーメンスが真空管を製造していた時代に、大量に買った物。

僕の様に個人で作ったアンプ。しかもかなり高価。
買って頂いた後のアフターフォローが、信用をして戴くには一番大切と考えています。

其の為に必要な真空管なのです。

どんなにお金に困っても、コレだけは売りませんでした。
今迄に買って頂いたお客様に迷惑を掛けない為です。

したがって、絶対に小売はいたしません。
新しく作るアンプと補修用以外には、出庫禁止品なのです。

東西ドイツが合流する時に、借金までして購入した物です。

おかげで、今迄に出荷したプリアンプ。全台数が帰って来て、真空管交換に成っても大丈夫です(笑)。

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