平成19年4月18日開店。店主の日々の日記です。
本当なら、今日アルマイトが仕上がる。その足で彫刻屋さんへ向かう。
バッファアンプの彫刻と同時に40thのロゴの型をお願い。

アルマイトの上りが夕方。それでは彫刻屋さんへ向かうのに時間が足らない(この辺の移動、其れぞれ10kmは優に超えます)。
彫刻屋さんと僕との距離は20数キロ。アルマイト屋さんとの距離は30km越え、此処での生活なら極常識、笑)。ハイ、数キロは隣です。

そんな訳で、1日の余裕が出来た。で、昨日作った40thのロゴをじっくりと観賞。
微妙に文字間隔が違うよね。

エーーー、作り直しです。妥協はしたくない。

結果、微妙に文字間隔の違うロゴが出来ました(並べて見ないと判らないと思う)。
今迄の作品でも一般メーカーとは違う原価で作っていましたが、今回はその枠が更に広がった。
原価を考えないで構想を練っています。
逆を言えば、応募者がゼロだと助かるなー・・・・(大汗)。

自分で使いたいと思うプリメインアンプ。
自分では使わない物を、他人に売っちゃダメですよねーーー。




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明日はバッファアンプのアルマイトが上がって来る。
ヤット仕事を再開。
で、忘れていた・・・・・・。

アルマイト屋さんから、直接彫刻屋さんへ行くよね。
その時に40thのロゴの型を頼まなくちゃ・・・・・。

そうなんですね。たった3枚のフロントパネルのロゴにも型を作ります。
(まあ、ピンキーガレージの型はたった1回しか使ってない、涙)

印刷と彫刻は見た感じがガラッと変わるんですね。

そんな訳で引き出したのは・・・・・。



ロゴのガイドブック。
もう30年以上お世話に成っている本です。
気に入った字体をコピーし、それを切り抜いて方眼紙へ貼りデザインします。

何種類か作り、一番気に入ったのを彫刻屋さんへ持ち込み、型を作って貰います。

こんなに手を掛けて採算が合うのかは考えない事に・・・・・・・。



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本日の午前中。午後は出かけるので・・・・。
エー、アルマイトのテストピースの作成。
40thアンプのパネルの色。結構ややこしい希望をアルマイト屋さんへ頼みました。

答えはテストピースで試作をし、その中で一番希望に添った色に決定。
アルマイト屋さんにはテストピースは作れません。
10枚と言われたのですが、多い方がテストを沢山出来る。

そんな訳で12枚を用意。

アルマイトはアルミフックに製品をひっかけて溶剤へ浸します。

つまりひっかける穴が必要。
更に本番はヘアーラインの予定ですが、発色によってはヘアーラインをしない場合も考えられる。
と言う訳で、片面はヘアーライン。もう片面は地の侭と言うテストピースを作りました。



平面の上にサンドペーパーを置き、テストピースをゴシゴシ。
完全に手作りのヘアーライン(最近慣れました)。

そろそろ出してあるアルマイトが仕上がるかな?
って思っていた所へアルマイト屋さんから℡。
『申し訳ありませんが、納期は2月3日で宜しいでしょうか?』

ウッソー。1週間少々で出来ると言ってたのに・・・・。
完全に1週間以上遅れるので・・・。

一週間、何をしようかなー・・・・・。

まあ、やりたい雑用は山の様にあるんだけど・・。


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昨夜は飲み過ぎて気持ちが悪い(自己責任、汗)。

タイルを貼るのは諦めて(気温が低いと接着剤が固まらない)、違う仕事に掛かります。


厚さ5mm、サイズは50×30の板が12枚。
40thアンプのパネルの色が色見本の中に見つかりませんでした。
見本に同封されていた説明書には『これ以外の色も相談に乗ります。』

その様な訳で、先日バッファアンプのアルマイトを依頼した時に、色々と相談をして来ました。
で、色物は実際に作って見ないとどの様な色に成るか判らないのですね。
この辺は塗装よりも難しいです。

ピンキー君、ムチャ頼み。

出て来た答えがテストピースを何種類か作りましょう(勿論タダでは無い)。
そんな訳で、パネルに使うのと同じアルミの板を12枚用意しました。

本番はヘアーラインを入れるので、テストピースにも同じヘアーライン加工をします(僕が作業)。

此処迄手を掛けても、望む色が出る保証は無いのですね。
物作りってそんなものです。無駄を承知で実験をする。
それを惜しむと良い物は出来ません。

楽しみな様な怖い様な・・・・・。


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秘密のベールに包まれていた、フォノイコライザーの定数です。
基本回路では当たり前過ぎてガッカリした方も多いかと思いますが、此の定数を考えた方はごく少数かと・・・・・。



要は3段増幅。段間にロールオフとターンオーバーを其々入れています。
此の定数は教科書と違いますが、実測してリアカーブを出しています。

問題は真空管の動作点。こんな動作点を見た方が居るかどうか・・・・?

此の動作点にして、20年以上使っていますが、問題発生は全くありません。

デカップリングは左右別回路。シリーズ回路では無くパラレル回路です。
雑誌等では色々と言われていますが、音質上譲れません。

本当に教科書に出て来るような回路です。
でも、経験上拘った回路から良質な(僕にとって)音を聞いた事が有りませんので仕方が無いのです。
真空管の動作点は色々と変わりましたが(20年位前からほとんど変化なし)、基本回路は35年間一切変わっていません。
ある意味、弄り様の無い回路でも有るのです。
真空管もパワー管を除いて1種類ですのでアフターも簡単です。

あ、この回路図の抵抗値はあくまでも計算上ですので、組み立て後の実測で微妙に変わります。
でも、此の定数で組んでも問題なく動くと思います。
最後の微調整は単なる僕のこだわりと理解して下さい。




ロールオフとターンオーバーを別々に設ける利点は、受動回路をシリーズ接続しますと、どうも・・・・・。
要は受動回路ってインピーダンスがどうしても高くなりがち。
すると2段目の受動回路へのインピーダンスの受け渡しが難しく成るんですね。
受動回路の受け渡し間にバッファを噛ませる。まあ、僕の経験上なんですけどね・・。

昔々、アンプ作りの大先輩から『こんな低い電圧で真空管は働くんだ。』って言われた事が有ります。真空管の動作原理を考えれば、おのずと判ると思うのですが・・・・。
こんな動作点を使い始めたのも、ヘッドアンプを作ったからなんですね。兎に角小さな入力信号。此れを大切に扱おうと思ったら、低電圧駆動が必要に成ったのです。
ヘッドアンプ。僕に沢山のノウハウをくれました。

エーーー(ポリポリ)。文章だけアップして図面のアップをしていなかった(大汗)。イエ、意地悪では有りません、単にポカ。
此の定数が理解できる人はまずいないと思います。実践で試してみた方だけでしょうね。
雑誌の記事で判ったと思っている方、100年早いです。
失敗を承知で実践する方にだけ理解が出来る定数です。

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昨日調べた81の動作。



真空管の素性を知るのには必要なデーターです。

此処から最適と思われる動作点(この場合扱う信号レベルを考慮)を選びます。
うん、この辺で良いな・・・。

で、その動作点はECC82と比べると、結構高めのプレート電圧。
更に拙い事に、82よりも高い内部抵抗ですので、負荷抵抗も大きく成ります。
パワー管がEL34だったら使えたのにね・・・(と言うか必要)。

エーーー。パワー管を入れたアンプの場合は、パワー管の必要電圧を最優先で電源トランスの仕様を決めます(電流が大きいので抵抗器でのリップルフィルターは使いたくない)。
DCRの少ないチョークを使います。
で、今回のEL84のプレート電圧は低め。
結果トランスの巻き線も低い。

さて、81ですが内部抵抗が大きいので(82と比べて)、負荷抵抗値も大きく成りますよね。
そう成ると、負荷抵抗での電圧ダウンも大きい。
ハイ、供給電圧がEL84のプレート電圧よりも高い・・・・・・。

参ったなー、と言う事でもう一度ゲインの分担を計算。
84がフルパワーを出せるスイング電圧は・・・・・。
計算上、6,75Vでフルスイングします(バイアスが9,45Vですから・・)。

82のゲイン(20)で十分だよね。

と言う事で、パワー管の前の81を82へ変更です。
使用上、VRの位置は上がりますが、ゲイン不足は有り得ません。

あ~あ。最初から計算をし直さなくちゃ・・・・。




今回、81に流す電流を減らせば使えます。その場合音質が・・・・・。
NFを掛ければ平気なんですが・・・・・・。

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今日はなぜか来客が多い。
中断を繰り返しながらも、ヤット基本回路が出来ました(頭の中ではとっくに出来ていたのにね、笑)。



僕の言う基本回路は、CRの定数の決まっていない回路です。
まずこの状態でパソコンへ取り込みます。

そうすると、定数が変わったら基本回路を印刷し直して記入すれば、何度も変更をした汚い図面に成りません。

最初の定数の決定は電卓一筋。経験上、一番良い結果の出た真空管の動作点を基準にして定数を計算します。
今回、ECC81を初めて(ウーーーーンと昔、使った様な・・)使いますので、この辺は真空管のデータブックにおんぶします。

組む時には、その定数で組み、予定通りの電圧が出たら大成功。まず、若干の狂いが出ますので、その場合は抵抗値を微調整。

最後にサインウェーブを入れてオシロで波形観測。
奇麗なサインウェーブが出たら、まず変な音のするアンプには成りません。
まあ、この場合はNFが掛かっていないのが前提ですけど・・。



パワー管の入力感度が高いので、プリ部のフラット段は省略しました。チョイ足りないゲインはドライブ段にミューの高い81を使って辻褄を合わせています。
只、計算上はECC82でも行けますので、この辺は実際に動かしてから変更をする場合も十分に有り得ます。

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CDバッファアンプシャシをアルマイト屋さんへ持ち込んだら・・・・・。
只今、非常に込み合って居まして、完成にはお時間を頂きます。

まあ、よくある事です。僕の所だって、只今一年半待ち状態(大汗)。
僕の場合は、同じ仕事の繰り返しでは無く、電気配線だったり機械加工だったりして、頭の中のSWを切り替える事多々。

で、切り替えると正常運転に入るのには結構時間が掛かる。
そんな訳で、アンプ関係に掛かったらその頭の状態でいたいのですね。

今回40thアンプに掛かる。つまり頭の中のSWはアンプに切り替わっている。その状態でバッファアンプに掛かったと言うのが実情です。

頭がアンプに向かっているので、此処で・・・・・・(良い子は真似をしないで下さい、笑)。
ハイ、今の今迄回路図を書いていない(頭の中では出来ている)。
以前にも有りましたよね。アンプを組んでいる最中に『アレッ、此処の抵抗値はいくつだったけ?』考えて見ると回路図を書いていなかった・・・・・・。
抵抗値が?と言う事は、配線は全て終わっていてCR類を取り付ける段でですからねーーー。

まあ、長年組んでいますと回路図は完全に頭の中。

そんな訳で・・・・・。


只今電源部の作図です。
今回は全回路と定数も全て公表します。
デネ、アンプは回路やパーツよりもだれが作ったか?で決まりますので平気です(笑)。


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