今日の僕の作業机の上。20年近く前に組んだアンプです。
本来はEL34が標準。
お客様の希望で、300Bで組みました。
その300Bがご臨終。
単に真空管交換でも良いんですが・・・・・・。
ピ『EL34へ改造した方が音が良く成りますよ。値段も変わらないですし。』
そうなんですね。300Bは高価。EL34は安い。結果改造費込みでも300B交換と略変わらない値段。
と言っても、20年間手付かずで働いてきたアンプです。
改造前に、全てチェック。
痛んでいる所をリストアップ。
まあ、殆ど無いんですけどね。
アンプを裏返し。
底板の足の周りには埃がまとわり付いています。
使用年数を考えたら少ない方ですね。
で、問題は内部。
普通なら高圧回路の周りには埃がビッシリ。
真空管ソケットも端子が汚れ放題。
開けて直ぐの内部の様子。
埃が殆ど見られません。
勿論高圧回路の配線も綺麗な侭。
何度か書きましたが、僕のアンプのシャシ。放熱用の穴が開いていないんですね。まあコストダウンで・・・・・・(ウソウソ、笑)。
要はシャシの放熱効果を最大に利用しているのです。
アルミの肉厚シャシ。此れが一番なんですね。
熱伝導率の極端に悪いステンなんて使ったら、穴だらけにしないと難しいです。
ステンのシャシは単に売らんが為のキャッチフレーズ。真空管アンプを理解しているなら、絶対に採用しません。
日本は高温多湿。高圧回路が埃を呼び、其処が湿気を持ったら・・・・・。
危険なの判りますよね?
この密閉構造のシャシのお陰で、長期の使用が十分に果たせるのです。
さて、チェックしますか・・。
で、チャンデバ1号機。
某お客様の所で、初音出し。
かなりの好結果に・・・・・・・。
早く、自分の分を作らなくちゃ・・。
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