平成19年4月18日開店。店主の日々の日記です。
マイクロ

今回修理に持ち込まれたターンテーブルシャフト。マイクロの3000用です。
故障内容は廻らなくなったので、一度修理に出した。廻る様には成ったが、以前の音と違うと言うものです。音のレンジが狭くなって聞こえるし、とにかく変。
分解してみました。内部のボールを取り出したら、其のすぐ横に金属破片が・・・。
本来当たり傷の付く筈が無いシャフトエンドのくぼみに、ボールとの磨耗痕も有ります。
前に組んだ方が間違って金属片を入れてしまったか、元々入っていたのを、掃除不十分で残してしまった。
運悪く、其の金属片がボールと受け面の間に入り込みボールはロック。
結果、本来は滑らないボールとシャフトの間が滑り、シャフト下部に磨耗痕を作ってしまった。と考えます。
この様な状態に成りますと、お客様の言った音の問題も納得が行きます。
ボールの下に有るスラスト受けには若干ですがボール痕が出来ていますので、無くす為に、研磨屋さんへ。研磨すると表面焼き入れ部分が無くなってしまうので再度焼きいれ研磨。
殆ど特注品の世界ですね。

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