製作中のプリアンプ。
今日は非常に気を使う入力トランス周りの配線です(端子間が狭く配線がし難い)。
注文を受けたのは昨年の秋。
ぐずぐずしている間に、僕の方のノウハウも増え・・・・・・・。
フォノイコライザー入力にトランスを入れたのですね。
勿論ブログで公表しましたので、お客様からついでにと・・・・・・・。
と言う事で、トランスの追加です。
MCトランスの所でも、アースの取り方を煩く言いましたが、フォノ入力も全く同じです。
基本原理に叶った配線方でしたら、場所によって変わったりしません。
MCトランスの場合はこうで、フォノイコライザーの場合はこちらの方が良い結果が出た。
なんて言うのは、どこかで間違っています。
良い装置は、ジャズでもクラシックでも演歌でもきちんと鳴らせるものです。
と偉そうに言ってますが、本当にアースの引き回しに自信が持てたのは割りと最近の事。
以前は新しい機器の度に悩んでいました。
つまり基本原理の理解が不十分だったのですね。
で、この理解。本を読んでも絶対にダメ。本と違う場合はどうしたら良いか判らなくなるんです。
理解するには沢山の経験。その経験から全ての機器に通用する方法を体で覚えるのですね。
理解してみればナーンダなんですが(笑)。
迷走電流は絶対にダメ。シャシに電流を流すなんてもってのほか。
アースは各回路の電位を揃えるもの。
アースが理解できれば、アンプは簡単なものです。
アマチュアの方に多い『パワーアンプは作れるがプリは難しい。』。
此れって、要はパワーは信号レベルが大きいので少々の間違いが出難いけど、プリは信号レベルが低いので目立ってしまう。と言う事ですよね。
基本に忠実でしたら、どちらも同じ組み方で平気な筈。
腕を上げたいのでしたら、小信号にチャレンジしましょう。
この記事のトラックバックURL
この記事へのトラックバック