平成19年4月18日開店。店主の日々の日記です。
チョイと息抜きに、此処へ来られる方々が、どのようなフレーズで検索して来られるのかをチェックしていました。

あくまでもフレーズだけで、何処のどなたが来られているかは判りませんのでご安心を(笑)。

その中にSPUのAシェルアダプターが目に留まったんですね。

エーー、懐かしいパーツです。
Aシェルは長さが20mm短いので、普通のアームに其の侭付けるとオーバーハングが合いません。

その寸法差をシェルの後ろにつけて、合わせるアダプターです。
僕も30数年前に一時使いました。そう一時です。

当時使っていたアームはFRの66S。針圧が5g掛けられるので、SPUには最適と思って使っていたんです。

で、Gシェルはどう見ても強度不足。Aシェルはしっかりしていますので、アダプターを介して取り付けました。

其れ迄の経験で、強度の無いシェルは使い物に成らない事を嫌と言う程味わっていたからです。

でも使い出すと、アダプターの強度が気に成り出しました。ガタも結構多いですし・・。

で、アームの取り付け位置を変えて、アダプターを使わないでAシェルがマウント出来る様にしたんですね。

出て来た再生音・・・・・・・。
ハイ、アダプターはその場でゴミ箱に。

もし、今でも使っている方がいましたら、外してみましょう。
エーーー、って驚きますから。

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【2012/04/20 (金) 18:40】 | カートリッジ
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謎設計、謎アクセサリー
Y's man
お久しぶりにお邪魔します。

実は以前、SME3012のスライドベースって、スライド量が大きすぎることに疑問を持っていました。
シェル側にスライド機構を持たないSPUの調整を追い込むためアームベースにスライド機構を付けたのは解るのですが、これほどの移動距離は必要ないだろう、と。

で、ピンキーさんが「たかされターンテーブル」シリーズにも書いていた今回の内容を読んで、もしかしてGシェルとAシェルとを兼用で使うためのスライド量なのかなと思いました。

そういえばアームの自作を考えた時、ピンキーさんアームの軸や精度が理想なんですが素人工作では無理と判断(オイル油膜込みのクリアランスって現代自動車のエンジン並みの精度なんか無理(笑))。
じゃ、低い精度で作っても調整で追い込めるように作ったらどうだろう?
そう思った途端、「あ、そういう設計なんだな、きっと」と思ったのがSME3012でした。
もちろんSMEはきちんと精度も出ているのでしょうけど、でも「こうすればSPUが最高に良く鳴る」というポイントを掴んでの設計ならあそこまで調整箇所は多くならないんじゃないかと。

休日に自社工場でせっせと自分のためのオリジナルアームを作っていたエイクマンさんは、当時はあくまでオーディオが趣味の「マニアの一人」であって、「これが最高」という設計理念を確立したオーディオ技術者ではなかったわけですし。

そう考えるとSMEの30xxアームって「音が良い」アームというより「調整をとことんまで追い込むことを楽しむ」「調整自体を楽しむ」アームじゃないかと思います。
「音が良い」のは結果に過ぎないんじゃないかと。

だとすると少なくても日本のSME30xxユーザーの皆さんは「音が良い」アームとして購入していますし、一番の売りである「とことん調整できること」なんてめんどくさい人が多いようですから、相性が悪いのではないかという印象を私は持っています。
失敗を含めての「過程」を心から楽しむ本当の趣味人向きのアームなんだと思いますし、ならば「音が良い」「悪い」なんてデジタル思考なアナログマニアには絶対に向かないアームだと思います。
事実中古市場には安定供給されている(探す気になればすぐに見つかる)アームです。

以上はあくまで私の主観にすぎないことなんですが、私としてはそう考えることで「そういうことなんだ」と腑に落ちたわけです。

で、さらに考えますとピンキーさんのアームって、とことんSME3012を否定してる設計思想ですよね(笑)
納品の時ピンキーさんが設置することから基本的にその後調整不要でしょうし。
SMEから乗り換えることを前提とした設計だって「たかされ」シリーズにも書いてありましたし、ピンキーさんご自身かつては3012愛用者であったわけですが、ピンキーさんアームは3012へのアンチテーゼに満ちていると思います。

ついでにAシェルアダプターですが、「通常のアームでAシェルを使うために絶対必要」というような説明しかされていない謎アクセサリーなんですよね。
なんで必要なのか、もしかしてコネクターのピン配置とか大きさとかが違うのか、私は悩み調べました。
結局オーバーハング量を合わせるための、ただの「延長アダプタ」なんですね。
「たかされ」シリーズでその事実を知った時、しばらく呆然としました。


無題
ピンキー
チョット勘違いされているようですので・・(笑)。
僕個人的に3012は好きなアームです。あ、Rつきの方ですが。
嫌いなアームでしたら、お馴染みさんに勧められません。
そんな訳で、自慢じゃないですがSAECのアームは1本も売ってません(爆)。
市販品の中では3012Rは良いアームと思っています。
SPUを鳴らす場合でもRMG(RMA)309よりも好ましいです。


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この記事へのコメント
謎設計、謎アクセサリー
お久しぶりにお邪魔します。

実は以前、SME3012のスライドベースって、スライド量が大きすぎることに疑問を持っていました。
シェル側にスライド機構を持たないSPUの調整を追い込むためアームベースにスライド機構を付けたのは解るのですが、これほどの移動距離は必要ないだろう、と。

で、ピンキーさんが「たかされターンテーブル」シリーズにも書いていた今回の内容を読んで、もしかしてGシェルとAシェルとを兼用で使うためのスライド量なのかなと思いました。

そういえばアームの自作を考えた時、ピンキーさんアームの軸や精度が理想なんですが素人工作では無理と判断(オイル油膜込みのクリアランスって現代自動車のエンジン並みの精度なんか無理(笑))。
じゃ、低い精度で作っても調整で追い込めるように作ったらどうだろう?
そう思った途端、「あ、そういう設計なんだな、きっと」と思ったのがSME3012でした。
もちろんSMEはきちんと精度も出ているのでしょうけど、でも「こうすればSPUが最高に良く鳴る」というポイントを掴んでの設計ならあそこまで調整箇所は多くならないんじゃないかと。

休日に自社工場でせっせと自分のためのオリジナルアームを作っていたエイクマンさんは、当時はあくまでオーディオが趣味の「マニアの一人」であって、「これが最高」という設計理念を確立したオーディオ技術者ではなかったわけですし。

そう考えるとSMEの30xxアームって「音が良い」アームというより「調整をとことんまで追い込むことを楽しむ」「調整自体を楽しむ」アームじゃないかと思います。
「音が良い」のは結果に過ぎないんじゃないかと。

だとすると少なくても日本のSME30xxユーザーの皆さんは「音が良い」アームとして購入していますし、一番の売りである「とことん調整できること」なんてめんどくさい人が多いようですから、相性が悪いのではないかという印象を私は持っています。
失敗を含めての「過程」を心から楽しむ本当の趣味人向きのアームなんだと思いますし、ならば「音が良い」「悪い」なんてデジタル思考なアナログマニアには絶対に向かないアームだと思います。
事実中古市場には安定供給されている(探す気になればすぐに見つかる)アームです。

以上はあくまで私の主観にすぎないことなんですが、私としてはそう考えることで「そういうことなんだ」と腑に落ちたわけです。

で、さらに考えますとピンキーさんのアームって、とことんSME3012を否定してる設計思想ですよね(笑)
納品の時ピンキーさんが設置することから基本的にその後調整不要でしょうし。
SMEから乗り換えることを前提とした設計だって「たかされ」シリーズにも書いてありましたし、ピンキーさんご自身かつては3012愛用者であったわけですが、ピンキーさんアームは3012へのアンチテーゼに満ちていると思います。

ついでにAシェルアダプターですが、「通常のアームでAシェルを使うために絶対必要」というような説明しかされていない謎アクセサリーなんですよね。
なんで必要なのか、もしかしてコネクターのピン配置とか大きさとかが違うのか、私は悩み調べました。
結局オーバーハング量を合わせるための、ただの「延長アダプタ」なんですね。
「たかされ」シリーズでその事実を知った時、しばらく呆然としました。
2012/04/20(金) 20:53 |   | Y's man #92c5d26acc[編集]
[管理者用 返信]

無題
チョット勘違いされているようですので・・(笑)。
僕個人的に3012は好きなアームです。あ、Rつきの方ですが。
嫌いなアームでしたら、お馴染みさんに勧められません。
そんな訳で、自慢じゃないですがSAECのアームは1本も売ってません(爆)。
市販品の中では3012Rは良いアームと思っています。
SPUを鳴らす場合でもRMG(RMA)309よりも好ましいです。
2012/04/20(金) 21:14 |   | ピンキー #549941addf[編集]
[管理者用 返信]

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