平成19年4月18日開店。店主の日々の日記です。
今日の仕事中に舞い込んできた新参者。
ECC99。

昔からの真空管マニアには、聞いた事の無い名前。
そりゃそうで、JJが新たに作った真空管。

JJ社以外では作ってない。

で、ここで僕の考え。

真空管って戦前から有る。つまり戦前の技術(今の町工場にも劣る技術)でも作れる素材。特に直熱管は・・。
でも、信号を増幅すると言う目的に対しては今の半導体よりもすぐれている(劣るのはコスト、消費電力、大きさ、etc,etc)。
此処迄は僕の感覚(絶対に間違っていないと思う)。

だったら、今の技術水準で真空管を作ったら・・・。要は昔の規格に捉われないで・・・。
WEだって今の技術レベルから言ったら、『勝手にしてよ。』のレベル程度と思っている(僕が経験を積むほどに・・)。
つまり真空管は今の目で見ても、信号を傷つけないで増幅するのは半導体よりも上。その真空管を昔の規格に縛られないで今の技術で作ったら・・・・。

僕の夢だったんですね。

そんな僕の夢に一歩近付いたかな・・・?





この二枚の写真でこの真空管の凄さに気付いたら、かなり真空管を知っている。
機械精度に自信が無くちゃ、こんな真空管作れない。
逆を言ったら、精度が保たれなければヤバイ真空管(戦前の技術では絶対に作れない)。

僕は今の技術を信じます。
逆に昔は良かった。なんて言っている人は技術を判っていない人と思っています。
(商売的には良いんですけどね、笑)。
昔の技術を持ち上げるのは、宗教以外の何者でもないと・・・。

なんて粋がってみても、使わない事には何も言えません。
表から見ただけの、何も判っていないレポートです。



ですから、オイロダインも特別なスピーカーなんて思っていません。
要は今のスピーカー技術者が間違った方向へ進んでいる。
正しい方向へ進んだら、オイロダインなんて・・。と言うスピーカーが簡単に作れると思っています。

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今日も朝からアンプの製作。
玄関から僕を呼ぶ声。
出てみると、ヤマト運輸のお兄さん。
小さな荷物を持っています。

受け取ると軽い。送り先は・・・・・・・。
ハハ~~~ン。やっと来たな。
中身は・・・・・。



一ヶ月以上前に発注した真空管。
VT25の代わりに使いたい真空管です。

前からの僕の書き込みでお判りでしょうけど、僕はアンプの中から直熱管を排除する方向で進めています。
確かに面白い真空管ですけど、現代のアンプには不釣合い。
アンプ(真空管)独特の音を聴きたい(演奏よりも装置の音色の方が気に成る)方には良いでしょうけど、僕は『装置は黒子に徹しろ。』って考えているので、独特の音色は色眼鏡で見る景色なんですね。

そう言う考えでアンプ(装置)を作りますと直熱管は独特の音を持ち過ぎ。

今の僕の装置に入っている直熱管(整流管は除きます)。VT25のみ。
しかも今年の初めに色々と弄くって、パワー管には良いけど、微小信号部には向かない。って気付いたんですね。
音色の面ではないですよ。真空管の動作の点でです。

過去の真空管の中で探すと、中々見つからなかったのですが、最新真空管の中にこいつを見つけました。
もう巷では騒がれているようです。

店によっては 12BH7A と互換性が有る。なんてうたっていますが、あくまでも差し替えて音が出ます。のレベルです。
其れを言っちゃうと、殆どの真空管。互換性の球が凄くある事に成っちゃうんですね。
で、使えるかどうか判らない球を20本買いました。

何とかと鋏は使いよう。真空管も同じです。
動作点を散々弄らないで、単に挿しただけでこの球の音色は・・・・・・・・。
なんて記事が多過ぎます。
僕に言わせりゃ、余計なおせっかい。小さな親切余計なお世話。
使用条件が違っているところでの、試聴結果なんて丸っ切り役に立ちません。

気に成ったら、使ってみる。それもトコトン。

今抱えている仕事が片付いたら、VT25からこいつへ変更です。
勿論、動作点は大幅変更。OPTも交換です。



追記です。メーカー発表の動作点は、ある一点での数値。
自分の使い方に合った動作点は、自分で探すしか有りません。
この時に絶対に必要なのが測定器(オシロ、ミリバル、発信器)なのです。

序に、CDプレーヤーのアンプ部にも使おうかなと(笑)。

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仕事でアンプを弄っている場合、一番大切なのは後々のメンテ。
希少管ナンカを使って作るのはご法度です。

それでも、最近頑張って取った測定データーから、今ストックしている球ではチョイ使えない動作のアンプを考えてしまったんですね。

昔は有ったんですが、今は生産完了の球。拙いなー、少量なら入手可能だけど、後々を考えたら使えない。

で、探しました。
今はギターアンプ用に、昔とは違ったデーターの新真空管が有るのです。

何か使えそうなのは・・・・・・・。

1種類見つけました。

で、ふと考えると・・・・・・・・・。

真空管を使ってアンプを作っている方の殆どが、あの球は音が良いからと言う理由で、其の真空管でアンプを組みます。

僕の場合、まず先に回路が出来てしまう。要は僕の欲しい性能のアンプ回路です。
で、其の回路で使える真空管を探すんですね。
昔、ウェスタンは回路に合った真空管を作りました。

さすがに僕に真空管は作れませんから、合ったのを探すんです。
最近、データーと聴感の間のギャップが非常に少なくなってきて、この様な手法でアンプを作り始めました。
この手法の方が良いアンプが作れるんですね。

で、見つけた真空管。輸入元に問い合わせたら、現在在庫なし。でも今月中に入荷。つまり現行の真空管です。

僕は現代の技術で作った真空管の方がが好きなんです。
修理の悩みも有りません。品質も結構いけますし・・・。


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僕のブログで300Bの事を色々と書いたら・・・・・・。

まあ、ハッキリ言って僕の所では300Bはあまり良い球とは言えない。悪くは無いけどもっと良い球がある。なんて書いちゃったんですね。
そうしたら・・・・・・・・(笑)。

まあ、こんな仕事をしてますから、色々な人と知り合えます。勿論アンプを弄っている人も沢山。
で、ですねー・・・・・・・・・。

最近知り合った、数名の方。勿論僕のBLOGを読んでます。
で、共通で言うのは『ヤッパリ300Bってそれほど良くないですよね。』

其れ成りに色々とアンプを弄っている方です。

で、話を聴くと『世間一般では300Bは頂点の球、巧く鳴らせないのは自分の所為と思っていたんですが、ピンキーさんの書いた事と、自分の経験が合うので・・・・・・。』

そうですよね、世間一般では300Bは良い球って言われています。
自分ひとりの考えで、駄目って言い辛いですよね。
で、僕のブログを見たら・・・・・・・。

そんな人に最近良く会います。
実際に300Bは良い球って言っている人。自分で散々試していないで、世の中の評判で話している人多々。

まあ、勿論僕の場合であって、違う使い方をすれば良い球なのかも知れません。
でも、世の中の評判を聞いただけで、自分で試しもしないで話す人。
チョット多過ぎるように感じます。




あ、ちなみにWEの300Bも使いましたし(刻印も)、チャイナ、ロシア、その他色々と使っています。
僕が使うとWEの300Bは音がスピーカーから離れず、チョイ勘弁でした。

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たった今、終わったソケット交換。
やってみると判るんですけど、かなり時間の掛かる作業です。

新しく作るほうがはるかに楽。

でも新しくなった姿を見ると苦労も吹っ飛びます。

真空管を挿して見ると、感触が丸っ切り違います。きついのですが、ガサガサ感が無いんですね。
ガサガサは錆が感じさせるのです。

20数年、しかも暖められたり冷やされたり。仕方ないですよね。

古いアンプを手に入れたら、最初にするのはケミコンの全交換とソケットの全交換。
昨年、伊藤喜多男氏のアンプのオーバーホールをした時もソケット交換とケミコン交換がメインでした。

この基本メンテもしないで、色々な真空管の鳴き比べは、僕に言わせると『10年早ーい。』(笑)。
改造の前に標準化をキッチリして、本来の音の確認。其れからのチューンが結局は近道なんです。



軽い追記。
半田も可也逝かれているアンプを沢山見ました。
鏝をあてると、綺麗に溶けないでグズグズに・・。
こんな場合は良質の半田を溶かしながら混ぜ込み、綺麗に吸い取ります。
その後、良質の半田をさらっと流す。

此れだけで音質はリフレッシュ。
古い米国のアンプの半田。粗悪なのが多く見られます。

あ、簡単な半田の劣化の見分け方。
半田表面に艶が無くねずみ色に変色していたらまずアウトです。

古いアンプを使うのには、クラシックカーを走らせるのと同じ努力が必要です。

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オンライフの改造が終り、此方がスタート。



僕が20数年前に作ったプリアンプです。
VRに関係なくハムが出る。との修理でした。VRに関係なくと言う事でしたので、フラット段の不調。
ケミコンのパンクだろーなーとの予想は見事的中。測定器無しの目チェックで発見(笑)。
さっさと交換。交換後測定器に接続。

ウン、片chからノイズが(ハムではない)。
真空管をゆするとピタッと止まります。

もう判りましたよね。ソケットの接触不良。
接点復活材でも直りますけど、その場しのぎの修理。僕ってそう言うのは・・・・・・。

と言う事でオーナーの方に連絡。
8個全て交換する事に。

抜き差しして、若干緩くなっているのが判ったのです。
緩い、と言っても超有名な米国産の骨董アンプの様には酷く有りません。
でも、交換した方が間違いないんですね。

以前にも書きましたが、良品のソケットから真空管を抜くには『親の敵』ってくらい力を掛けないと抜けないものです。

親指と人差し指でつまんで抜けたら、完全に不良品。
ソケットの接触不良って単にノイズや音の面だけでなく、真空管を一瞬で駄目にする事も有るんですね。

真空管ソケットは消耗品です。




追記。300B等のST管は簡単に抜けて正常です(特に4本足は)。
MT管やUSソケットで簡単に抜けたら使い過ぎです。

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昨日は、朝一でお客様宅を訪問。
音が出なくなったとの電話を貰いました。

こんな場合、電話ではらちがあかない場合が殆ど。

現地での判断です。

まあ、色々とあったのですが(笑)、音の出ない原因はあるアンプに使われていた整流管の不良。

持ち帰り調べましたらフィラメントの断線です。

まあ症状から整流管と踏んでいたので、その場で交換。修理完了。

で、持ち帰った整流管。



結構使用時間の長いお客様です。それでも15年くらいは持ちました。
このお客さんが使われている整流管の数は全部で7本。

他の物は全て元気。15年使って7本中1本の不良ですからまあ仕方が無いですかね。

でも、それでも僕の感覚では多い方。

僕自身は11本の整流管を使っていますが、トラブルはゼロ。

と言っても、もしシリコン整流器を使っていれば、トラブルの確立は更に下がります。

信頼度を重視する僕のアンプが、シリコンダイオードを使わないで整流管に拘っている理由。

答えはたった一つ。音質です。

過去に散々試しました。仕事柄自分の装置だけでなく人の装置でも。

ダメなんですね。半導体では・・・。

あ、半導体でもいける場合も有ります。
その場合は、スピーカーの振動板の重い鈍いスピーカー。

最近のスピーカーならシリコンダイオードで十分(僕の経験範囲ですよー、笑)。

ところが昔の反応の早いスピーカーを使い、更にエンクロージャーを嫌って平面バッフルと成ると一発で半導体は馬脚を表します。

シリコンダイオードの歴史を見ると、兎に角整流管に追いつけ追い越せの歴史。
そりゃ、整流効率は半導体の方が良いですけど、スィッチング歪(スィッチング速度)の点では整流管に叶わない。

で、昔、整流管の音の秘密は整流効率の悪さ(内部抵抗の大きさ)に有ると勘違い、シリコンに抵抗を抱かせて実験。

見事に撃沈。内部抵抗の低い傍熱管の整流管でも実験。ヤハリ・・・・・・・・。

なぜなんでしょうね。色々と雑誌には書き出されていますが、僕の納得出来る理由は皆無(読んだ範囲)。

まあ、此処20年近くオーディオ雑誌は丸っ切り読んでないので・・・・・。

使い方に制限が多く、コストも掛かる直熱整流管。

これと同じ音質の半導体が出来たらさっさと移動したいのですが・・・・・。

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昨日はエッチラオッチラ重いアルミのブロックを横浜まで。
信号待ちのたびに、バイクがフラフラ・・。怖かった。

さて、今日はおなじみの仕事。
300BからEL34への変更です。

かなりの台数をこなしましたが、300Bに戻してくれと言われた事がゼロ。

世の中の評価と丸っ切り違う評価が出るのがピンキーガレージの面白い所。

まあ、世の中に全く同じ条件で300BとEL34の鳴き比べをした人が何人いるのかは・・・?

違う回路と違う部品で作られたアンプの出力管が偶々300BとEL34。

このアンプの音の違いの内、パワー管の責任なんてホンの僅か。
と言うのが今のところの僕の結論。

勿論、今後の経験で変わるかもしれませんが(笑)。

で、僕の悪い癖。自分で作ったアンプの中を覗くと、当時のノウハウと今のノウハウは其れ成りに違っています。

ついサービスで今のノウハウを入れてしまったりして・・・・・(汗)。

そういう意味で、時間を切られると余計な悪戯が出来ない。
『慌てる乞食はもらいが少ない』って言いますよね。

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