平成19年4月18日開店。店主の日々の日記です。
本当に、まさかまさかの出来事でした。
僕のバイク好きは長年の愛読者ならご存知と思います。

で、寄る年波には勝てず・・・(涙)。数年前に下りました。基本的にスピードは嫌いでは無い。と言っても反射神経の落ちは認めざるを得ない。
此処へ引っ越してからも何度かの入院。お客様には散々迷惑を掛けました。

そんな訳で数年前に手元のバイクを全て手放したのです。
その中でも心残りだったのがST250。此れと言って特徴のあるバイクでは有りません。でも何となく僕と波長が合う。

10年以上の付き合いだったのです。と言っても単なる付き合いだけでは無く、僕好みへドンドンとチューン。
其れにも忠実に付き合ってくれてたバイクだったのです。
普通なら此処までの改造はしないよね。で、改造が進む程僕好みに変身してくれました。
基本ポテンシャルが高かった所為かと・・・・。

そんなSTを手放したので、思い出の色々なパーツも殆どつけて手放してしまったのです。
購入したバイク屋さんに持って行ってもらったので、その先は全然判りません。
なまじ判ってSTが不幸にあってたら・・。
幸せに過ごしているかなー・・・・・・・。

そんな時に1枚のハガキ。あのSTと現在のオーナーの方の写真が印刷されていました。
なんとスズキ本社で重要な仕事をしている方の所へ行っていたのです。
何かのオークションで僕のSTを発見。色々な改造をしていたので興味津々。
ネット検索をして僕のHPにたどり着いた。
改造内容を見て欲しく成り、信じられない高額で落札。

で、その新しいオーナーの方が、今日僕の所へ来てくれたのです。
僅かに残っていた周辺パーツとスペアエンジンを取りに・・。
エンジンに関しては開発者ですので、もう何の心配もない方の所へ嫁いでいたのです。
その方が僕の弄ったSTを凄く気に入ってくれているのですね。

今日、僕の今迄の記録も全てUSBへコピーして差し上げました。
TMRのセッティングデーターを見ただけで凄く驚いていましたし、不明だったメーター類の取説もスキャンして有りましたので喜んで貰えました。

何しろSTの購入資金を調達するのに愛車の1000ccバイクを手放したそうです。
其処迄気に入って貰えますと改造に掛かった苦労なんて・・(笑)。
で、例のアルミ丸棒の切削パーツもと成ったのです。

6時間近くの楽しいバイク談議でした。
僕としては、僕の進んだ方向を本当のプロの方に理解して貰えた。
それだけで十分ですし、またSTと少々係わる事が出来そうです。

あ、僕の改造したフロントブレーキも凄く気に入って貰えたのも嬉しかったです(Fブレーキを強化したらフォークのリセッティングは必須です、それをしないと危険なブレーキに成ります)。
今迄に接したバイクの殆どをブレーキチューンしていましたが、その中で最高の出来と思っていたST。
判る人には判るよね。
バイクを弄って来て、最後に最高のご褒美を貰えた思いです。

チョイの追記です。今回の方、モトGP(ワークスマシン)のエンジン開発にも係わっています。何度かのメールのやり取りで、スズキの目標は勝つ事だけでは無くライダーに優しいエンジン開発と気付かされました。
僕もその考えには大賛成です。
ズーっとスズキファンでしたが、間違っていなかったかなと・・・・。

エーーーー追記です。嬉しいコメントをお二人の方々から頂けました(拍手の欄でしたので公開出来ません)。
実は僕がSTを凄く気に入っていた事に気付いて何人もの方がSTを買われたのです。
僕の所でETCやスコットオイラーを取り付けて気に入って乗って貰っています。
で、その中の一人が体力的に重量車がきつくなった知人にSTを薦めたのです。
その知人からの答えは『カッコ悪いから要らない。』

エーーーバイクのスタイルなんて何とでもなります(ピンキー2号で実践)。
問題はそのバイクの本質。楽しめる素質を持っているか?
その点でSTは合格なんですね。かっこを気にするのはバイクを単なるファッションとしか見ていないのかと・・・・。

で、またまたの追記(汗)。
バイクのスタイルって、乗っていると見えないんですよね。ショーウィンドウに映る姿しか見えないので・・・・・。
でもSTのデザインって、ツーリングに行った時の風景に凄く溶け込むのです。変に浮かないんですね。
以前、シックな喫茶店の前に止めた事が有りました。
バックの喫茶店の前のST。かっこ良かった。

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