エーー、世の中の常識としてターンテーブル重量は重い方が音が良い。
ってのが有りますね。
僕のHPを読んでる方ならお判りでしょうけど、重過ぎるのは駄目。
何事もバランスが大切。
糸ドライブを始めた当初、音が悪いのを承知で重いターンテーブルを作りました。
沢山の人に聞き比べて貰い、全員一致の結論。
『重いターンテーブルは音が弾まないで重い表現力。』
判っているのに昨年新しく作ったターンテーブル。今迄のよりも重い。
でも、音については好評で数人の方が新ターンテーブルへ交換。
オイオイ、ヤハリ重い方が良いのかよ?
イエですね。今回の成功は重量ではなくターンテーブル形状。
釣鐘状を止めて、フラットターンテーブルにしたのです。
釣鐘状って共振し易い形状って判りますよね。
昔のアイドラー時代の名残です(って気付いたのも昨年で・・・・汗)。
で・・・・・・。
フラットターンテーブルの軽量化大作戦発動。
要は軽め穴を沢山開けてしまえ。
図面は4個ですが、もっと沢山開けます。
勿論裏側からで、表には見えない形状に。
ターンテーブルをフライス盤に固定する時の位置出し治具を旋盤で削り、さて始めようって思ったら図面が出来てないって気が付いて・・・・・・(大汗)。
ツナギを通常の服装に着替え、作図の開始です。
実はターンテーブルとキャビを頼まれたんですね。
で、この実験が終わる迄待って下さい。ってお願いしたんです。
Yさん。実験が終わったら製作に入りますからね。
今のフラットターンテーブルを使っている方にも、結果次第で改造を受けます。ご安心を・・・。
あ、昔話。
昔マイクロでBL91と言うアームレスのプレーヤーが有りました。
標準はアルミの軽量ターンテーブル。
オプションで砲金製の重量ターンテーブルが有りました。
あるユーザーの方、オプションをお買い上げ。
結果は・・・・・・・・。
この場合、重量も有りましたけど、砲金ってターンテーブルの素材には適しません(キッパリ)。
ってのが有りますね。
僕のHPを読んでる方ならお判りでしょうけど、重過ぎるのは駄目。
何事もバランスが大切。
糸ドライブを始めた当初、音が悪いのを承知で重いターンテーブルを作りました。
沢山の人に聞き比べて貰い、全員一致の結論。
『重いターンテーブルは音が弾まないで重い表現力。』
判っているのに昨年新しく作ったターンテーブル。今迄のよりも重い。
でも、音については好評で数人の方が新ターンテーブルへ交換。
オイオイ、ヤハリ重い方が良いのかよ?
イエですね。今回の成功は重量ではなくターンテーブル形状。
釣鐘状を止めて、フラットターンテーブルにしたのです。
釣鐘状って共振し易い形状って判りますよね。
昔のアイドラー時代の名残です(って気付いたのも昨年で・・・・汗)。
で・・・・・・。
フラットターンテーブルの軽量化大作戦発動。
要は軽め穴を沢山開けてしまえ。
図面は4個ですが、もっと沢山開けます。
勿論裏側からで、表には見えない形状に。
ターンテーブルをフライス盤に固定する時の位置出し治具を旋盤で削り、さて始めようって思ったら図面が出来てないって気が付いて・・・・・・(大汗)。
ツナギを通常の服装に着替え、作図の開始です。
実はターンテーブルとキャビを頼まれたんですね。
で、この実験が終わる迄待って下さい。ってお願いしたんです。
Yさん。実験が終わったら製作に入りますからね。
今のフラットターンテーブルを使っている方にも、結果次第で改造を受けます。ご安心を・・・。
あ、昔話。
昔マイクロでBL91と言うアームレスのプレーヤーが有りました。
標準はアルミの軽量ターンテーブル。
オプションで砲金製の重量ターンテーブルが有りました。
あるユーザーの方、オプションをお買い上げ。
結果は・・・・・・・・。
この場合、重量も有りましたけど、砲金ってターンテーブルの素材には適しません(キッパリ)。
先日新しくしたプレーヤーキャビ。
其れなりの評価を貰っています。
僕としては戻れない・・。
で、ばらしてしまうと、キャビ交換と同時にしたかった事が有るんですね。
でも同時にしちゃうと訳が判らなくなる(本職の僕がそうですから、一般の人は絶対に二箇所を弄るのはご法度)。
弄りたかった所。
糸ドライブの糸。
切れる迄、使っていませんか?
そんな人にはオーディオを語って欲しくない。そんな人のなんと多い事か・・・。
糸の種類でイヤと言う程音は変わります。
同じ糸でも使う時間で同じ事に・・・・。
写真の糸、100時間使ったかな?
今晩、酔った勢いで交換。
結果は察して下さい。この辺の手を抜いている人に、糸ドライブの音について語ってもらうと・・・・(笑)。
其れなりの評価を貰っています。
僕としては戻れない・・。
で、ばらしてしまうと、キャビ交換と同時にしたかった事が有るんですね。
でも同時にしちゃうと訳が判らなくなる(本職の僕がそうですから、一般の人は絶対に二箇所を弄るのはご法度)。
弄りたかった所。
糸ドライブの糸。
切れる迄、使っていませんか?
そんな人にはオーディオを語って欲しくない。そんな人のなんと多い事か・・・。
糸の種類でイヤと言う程音は変わります。
同じ糸でも使う時間で同じ事に・・・・。
写真の糸、100時間使ったかな?
今晩、酔った勢いで交換。
結果は察して下さい。この辺の手を抜いている人に、糸ドライブの音について語ってもらうと・・・・(笑)。
出来上がったプーリー。
出来上がった写真では苦労は判りませんよね。
このプーリー加工での問題点。
プーリー下側にはモーターシャフトの穴が開いています。
問題はこの穴とプーリー外周の中心を如何に合わせるか?
丸棒をチャックに咥えて穴を開け、裏返しに咥えて外周を削りますか?
簡単に5/100位は狂います。
今回参ったのはモーターシャフトの径。7,93mm。
オイオイ・・・。
で、まず同じ径の丸棒(ゲージ)を作ります。誤差は5/1000以下。
このゲージを当てて穴を仕上げます。
穴加工の終わった丸棒を逆さに咥え、プーリー外周切削。
この時狙いの寸法よりも0,5程度太く削ります。
終わったら、シャフトに取り付けるネジ穴を横から開ける。
これからがノウハウ(笑)。
再び鉄の丸棒からモーターシャフトとドンピシャリの径を削りだし、此処へ荒削りのプーリーを取り付けるのです。
こうすれば穴に対してセンターが出た状態でプーリーがつくのですね。
この状態でプーリー外寸を仕上げて完成。
こうすれば穴と外径の中心はピッタシカンカン。
今回の最終組み立てはお客様ですので、僕の作業は此処まで。
外寸は元のプーリーの外径に対して1,2倍で削りました(誤差1/100以下、笑)。
さて、発送準備。
大雪に見舞われた工場。
入り口が雪で覆われ入れない。
入っても気温が低過ぎ、精度を要求する仕事は無理。
兎に角人間が入れる様に人一人分の通路を確保。
仕事の前に暖房を入れて室温を上げる。
重要なのは室温だけではなく機械の温度も上がっているのが重要。
そんな精度の必要な仕事。
外したプーリー。
樹脂製ですので僕の作るのもこの精度で十分なんだけど僕の気持ちが済まないんですね。
QRKのプーリーの製作です。
60Hz仕様から50Hzへの変更。
ガラードの様に上が78回転のは楽なんです。
材料を咥え直さないで穴加工と外寸加工が出来ます。
QRKの場合、穴加工が終わったら材料を逆に咥えなおして外寸加工。
旋盤加工で材料を咥え直したら精度は保障出来ません。
それを保障する為に凄い面倒な加工が待ってます。
入り口が雪で覆われ入れない。
入っても気温が低過ぎ、精度を要求する仕事は無理。
兎に角人間が入れる様に人一人分の通路を確保。
仕事の前に暖房を入れて室温を上げる。
重要なのは室温だけではなく機械の温度も上がっているのが重要。
そんな精度の必要な仕事。
外したプーリー。
樹脂製ですので僕の作るのもこの精度で十分なんだけど僕の気持ちが済まないんですね。
QRKのプーリーの製作です。
60Hz仕様から50Hzへの変更。
ガラードの様に上が78回転のは楽なんです。
材料を咥え直さないで穴加工と外寸加工が出来ます。
QRKの場合、穴加工が終わったら材料を逆に咥えなおして外寸加工。
旋盤加工で材料を咥え直したら精度は保障出来ません。
それを保障する為に凄い面倒な加工が待ってます。
此処数日間、掛かりっ切りだったターンテーブルのシャフトと軸受けの製作。
ヤット完成。
後はターンテーブルのアルマイト加工の上がって来るのを待つだけ。
で、昨日の図面でオヤッって思った方居ますか?
あの図面には書いていない加工が有るんです。
あの図面を良く見て下さい。
シャフトを挿入する軸受けの中にはオイルが入っています。
シャフトの下側には、鋼球の位置決めの為の円錐加工がされています。
この円錐の中の空気を逃がさないと、エアークッションに成ってしまうんですね。
つまりシャフトを最後まで押し込めない。
押し込んでも手を離すとヒョコって上がって来ます。
さてどうしましょう?
この部分が円錐加工をしてある所。
この中心に鋼球が収まります。
シャフト横に切ってある螺旋の溝は軸受け内のエアーを逃がす為。
シャフトと軸受けのクリアランスが狭い為に、オイルが入るとエアーは逃げ口がなくなります。
そのエアーを逃がす溝。
これが切って無いのにシャフトが入る軸受けはクリアランスが大きいですね。
でも円錐の中のエアーは逃げられません。
種明かしはこう。
円錐の中心に細い穴を開けます。
その穴の先端部分の真横に穴を開け、その位置はエアーを逃がす溝。
こうすれば、軸受け内のエアーは全て軸受けの外へ。
こんな加工が有るので、最後まで外注に出せないのです。
ヤット完成。
後はターンテーブルのアルマイト加工の上がって来るのを待つだけ。
で、昨日の図面でオヤッって思った方居ますか?
あの図面には書いていない加工が有るんです。
あの図面を良く見て下さい。
シャフトを挿入する軸受けの中にはオイルが入っています。
シャフトの下側には、鋼球の位置決めの為の円錐加工がされています。
この円錐の中の空気を逃がさないと、エアークッションに成ってしまうんですね。
つまりシャフトを最後まで押し込めない。
押し込んでも手を離すとヒョコって上がって来ます。
さてどうしましょう?
この部分が円錐加工をしてある所。
この中心に鋼球が収まります。
シャフト横に切ってある螺旋の溝は軸受け内のエアーを逃がす為。
シャフトと軸受けのクリアランスが狭い為に、オイルが入るとエアーは逃げ口がなくなります。
そのエアーを逃がす溝。
これが切って無いのにシャフトが入る軸受けはクリアランスが大きいですね。
でも円錐の中のエアーは逃げられません。
種明かしはこう。
円錐の中心に細い穴を開けます。
その穴の先端部分の真横に穴を開け、その位置はエアーを逃がす溝。
こうすれば、軸受け内のエアーは全て軸受けの外へ。
こんな加工が有るので、最後まで外注に出せないのです。
最近の僕は頑張っているかと・・・。
先に作ったターンテーブルを支える軸受け。
こいつがちゃちでは話にならない。
内部構造はこんな感じ。
この図面とは取り付けフランジの径が違うけど、内部構造と寸法は一緒。
赤斜線の部分は砲金で作ったスリーブ。
昔は一体物でしたが、此処最近は上下二分割にしています。
軸受けに掛かる横方向の力は、最下部と最上部に掛かり、中間点は殆ど掛かりません。
だったら中間点のスリーブを無くしてオイル溜めにしてしまえ。
と言う訳です。
一体物と比べてどうか?って聞かれると差は無いと思います。
単なる僕の拘りですね。
ターンテーブルの全重量を受けるスラスト受け。此処には苦労させられました。
散々色々な軸受けを作ってきて、最後にたどり着いたのがこのダブルボール軸受け。
上のボールはシャフトと一緒に回ります。
下のボールは軸受けの中で回りません。
つまり、このボール同士の一点で加重を受けるんですね。
ボール受けの構造は他のターンテーブルでも良く見かけます。
QRKもそうですね。
この場合、ボールは回らないでシャフトの下面1点で受けます。
そうすると、シャフト下面の磨耗が必ずおきます。
段々と接触面積が増えて・・・・・・。
こうなるとシャフトを作り直すしか方法は有りません。
で、僕のダブルボール。
磨耗するのはボールだけ。
しかも組み直したら違う所が接触するので新品に戻ってしまう。
万が一磨耗が酷くなっても、交換はボールのみ。
1個数十円(笑)。
鋼球ですので、いまだ磨耗の話は全然無いんですね。
僕も最初は心配でしたので、度々見ていましたが、磨耗痕は丸ッ切り見当たらなくて・・・・。
つまり半永久的に使える軸受けなんです。
フリクションもすごく小さいですし。
先に作ったターンテーブルを支える軸受け。
こいつがちゃちでは話にならない。
内部構造はこんな感じ。
この図面とは取り付けフランジの径が違うけど、内部構造と寸法は一緒。
赤斜線の部分は砲金で作ったスリーブ。
昔は一体物でしたが、此処最近は上下二分割にしています。
軸受けに掛かる横方向の力は、最下部と最上部に掛かり、中間点は殆ど掛かりません。
だったら中間点のスリーブを無くしてオイル溜めにしてしまえ。
と言う訳です。
一体物と比べてどうか?って聞かれると差は無いと思います。
単なる僕の拘りですね。
ターンテーブルの全重量を受けるスラスト受け。此処には苦労させられました。
散々色々な軸受けを作ってきて、最後にたどり着いたのがこのダブルボール軸受け。
上のボールはシャフトと一緒に回ります。
下のボールは軸受けの中で回りません。
つまり、このボール同士の一点で加重を受けるんですね。
ボール受けの構造は他のターンテーブルでも良く見かけます。
QRKもそうですね。
この場合、ボールは回らないでシャフトの下面1点で受けます。
そうすると、シャフト下面の磨耗が必ずおきます。
段々と接触面積が増えて・・・・・・。
こうなるとシャフトを作り直すしか方法は有りません。
で、僕のダブルボール。
磨耗するのはボールだけ。
しかも組み直したら違う所が接触するので新品に戻ってしまう。
万が一磨耗が酷くなっても、交換はボールのみ。
1個数十円(笑)。
鋼球ですので、いまだ磨耗の話は全然無いんですね。
僕も最初は心配でしたので、度々見ていましたが、磨耗痕は丸ッ切り見当たらなくて・・・・。
つまり半永久的に使える軸受けなんです。
フリクションもすごく小さいですし。
写真のターンテーブル。お客様の特注品。
一番大変なのが両面を使いたいと言う希望。
取り付けネジの座ぐりを両面に開けるんですね。
で、両面の位置合わせどうすんのよ?
兎に角バイスの位置合わせに細心の注意を。
治具の寸法ももう一度チェック。
そう、加工に掛かる時間って切削するのはほんの僅か。位置合わせに時間が掛かるんです。
そんな苦労が実り、両面ともピッタシカンカン。
これからアルマイト屋さんへ持って行きます。
さあ、もう少し。
今日は頼まれたターンテーブルシャフトの削り出しです。
過去には無垢の丸棒(80Φ)から僕が全て削っていましたが、80Φから16Φのシャフトを作る・・・・・。
要は削り節を作る様な作業。
材質も45Cと言う硬い材料。
精密旋盤で荒削りをすると、旋盤を痛めます。
結果、僅かずつの切削。時間が掛かって・・・・・・。
と言う事で、最近は荒削りは例のティップトゥーを作って貰っている親父さんに一任。
最後の仕上げだけ僕が削っているんですね。
別に親父さんの腕を疑っているんじゃなくて、軸受けは僕が全て作っていますので、それに合わせてと成ると、仕上げは僕がしたいんです。
写真の状態にするまで、3時間立ちっぱなし。
チョイ休憩の間のアップです。
過去には無垢の丸棒(80Φ)から僕が全て削っていましたが、80Φから16Φのシャフトを作る・・・・・。
要は削り節を作る様な作業。
材質も45Cと言う硬い材料。
精密旋盤で荒削りをすると、旋盤を痛めます。
結果、僅かずつの切削。時間が掛かって・・・・・・。
と言う事で、最近は荒削りは例のティップトゥーを作って貰っている親父さんに一任。
最後の仕上げだけ僕が削っているんですね。
別に親父さんの腕を疑っているんじゃなくて、軸受けは僕が全て作っていますので、それに合わせてと成ると、仕上げは僕がしたいんです。
写真の状態にするまで、3時間立ちっぱなし。
チョイ休憩の間のアップです。