平成19年4月18日開店。店主の日々の日記です。
最近の道の駅や高速のSAでは、沢山のお土産を売っていますが、不思議な程『要冷蔵』の品を売っているのですね。
日帰りならば、クーラーボックスで用が足りますが、数泊するとしたらチョイ買うのを躊躇います。
今回は3泊四日。と言って食いしん坊のピンキー君ですから、その様な物も買いたい。
そんな訳で、普段は縁側に置いてある携帯冷蔵庫を持って行く事にしました(パチパチパチ)。

此れを買ったのは、もう30年近く前に成ると思います。
可動部が一切ないので、故障率は略ゼロ。つまり、モーターやコンプレッサーが無いのです。
と言ってもピエゾ素子よりはるかに冷却力は強いのです。

コイツの魅力は、2電源+ガス。
つまりAC100V、DC12V、其れとごく一般的なガスカートリッジ。
此処でガスカートリッジ?ですよね。

此れは昔有ったガス冷蔵庫のポータブル版なのです。
つまり、ガスを燃焼させて冷やすと言う、なんとも不思議な装置です。
基本特許は米国のエレクトロラックス社が持っています。
取説に基本原理が書いて有ったのですが、僕には理解不能でした。
要は、水とアルコールを混ぜた液体を加熱し、その蒸気で冷却をする・・・・?

つまり、温めるだけですから、電気での動作でもヒーターで加熱させるだけなんですね。
そんな訳で可動部が有りません。振動もゼロなので、今でもワインセラーに使われている様です。

取り敢えず車の中の様子。


冷蔵庫の後ろにガスカートリッジが見えますよね。カートリッジ1本で、最強冷却でも24時間以上使えます。今回は途中で絞りましたので12日の3:00から翌日の12:00迄1本のカートリッジで持ちました(33時間)。まだ若干残っていたのですが、走行中に無く成ると困るので交換です。
結局82時間作動させましたが、カートリッジ2本半で済みました。
カーバッテリーで動かすと夜間のバッテリー消耗が心配ですので、ガスで動作をさせたのは正解でした。
睡眠中の暖房にも成りますし・・・(笑)。

ガスで動作中のインジケーター。

赤い針が緑の範囲に入っていれば、正常に燃焼しています。
でも、電気は一切使って無いので、このインジケーター、どのような原理で動いているんでしょうね(まさかプルドン管)?

内部の様子です。車での走行中ですので中身は見事に散乱。


写真で判ります様に、冷却板には霜が着いて居ます。
つまり、十分に氷点下以下まで、冷却板は冷えているのですね。

深さはビール大瓶が立てて入れられますので、今回の様な使い方には十分でした。

何かとお世話に成っている冷蔵庫です。



あ、ちなみに燃焼中の炎は後ろ側から見える構造です。炎の大きさは種火よりもチョイ大きいかな程度ですので、車の中で使っても一酸化中毒の恐れはまず有りません。
カートリッジ1本を24時間以上持たせての燃焼ですから。
勿論、立ち消えした場合はガスをストップさせますが、今迄に一度も経験していません。

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