平成19年4月18日開店。店主の日々の日記です。
今日は15時までアームベース作り(此れに関しては4枚作る様なんです)。
キャビに穴を開けお預かりしているターンテーブルを設置。

此処で初めてターンテーブルの正しい高さが判ります。
僕の作っているアームは高さ調整が出来ません。
ターンテーブルの、正しい高さを知るのは必須なんですね。

リフターの取り付け穴も開けたので、15時で今日はお終い。
カレーを作らなきゃ(カレー作りは趣味ですので・・・・・)。

今作れば、年内の朝食はOK。

で、応募していますレコードプレーヤー。
現在5名の方から熱烈なラブコール(本当はもう一人いたんですけど・・・・)。

オークションにしちゃおうかな?と言う訳にも行かないので、10日で締め切り、直接抽選の方法をメール。
全ての方の返事を貰った時点で抽選です。

今回は競争率が高いです。

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年明け早々に出る予定のプレーヤーです。
僕が頑張ればすぐにでも出るんですが・・・・(汗)。



前方斜め上からの姿。
右と左のアームは新しいプレーヤーに移植しますので奥のアームのみ付いてきます。



付いてくるRMG309です。写真でお判りの様にアームベースもしっかりとした物に交換されています。



QRKは3スピードタイプ。50Hz仕様です。



QRKの全貌。



キャビネット正面。上下2ピース構造で間にティップトゥーを挟んでいます。



横からの姿、50mm厚の桜集成材を使っています。天板には反り防止の補強桟がシッカリと入っていますので長期間の使用でも反りは認められません。

塗装はウレタンクリアー仕上げ。僕が本当に苦労して仕上げた物です。
最初は濃い目の塗料をはけ塗り(5回以上)。十分塗料が染み込んだらガン吹きを5~6回以上して仕上げます。
その辺は写真でもお判りかと(笑)。




拍車欄へのコメントに、本当にこの値段ですか?って書かれました。
当時、キャビネットだけで23万円頂いたと思います(塗装だけで3週間掛かりましたから)。
でも30年近く使われたプレーヤーです。オーナーの方も十分に元を取られたかなと(笑)。
最近の古い機械に対するとんでもない高額な価格。僕は大っ嫌いです。
この辺、冷静に成って考えましょう。普通に考えたら償却しきった物ですので。

趣味の世界で古いものへのとんでもない高額な売買、詐欺ですよね。

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今日もポチポチとプレーヤーの製作です。
昨日はトーンアームの内部配線の取り付け。
今日はリフターの正確な寸法取りです(アームが無いと細かな寸法が判りません)。

現在受けているプレーヤーは2台。どう考えても年内完成は1台がやっと。

で、新年早々に出来上がる予定のプレーヤー。
納品先で現在使われているプレーヤーが余ります。

其処で委託販売を頼まれました。
ワンオーナーで僕が納めた物です。
ターンテーブルはQRK12C。キャビネットは3本アームの大型です。
現在付いているアーム3本の内、2本は新しいプレーヤーに移動。

オルトフォンRMG309のみ取り付けた侭に成ります。

要約しますと3本アーム用の大型キャビにQRKとRMG309付きと成ります。
来年1月末辺りに出る予定です。

ご希望の方はHPの質問欄へ書き込んで送って下さい。
希望価格は¥100000です。




めざとい方から早速の応募がありました。早い者勝ちにはしたくありませんので12月10日で締め切りたいと思います。その時点で決めたいと思いますので今暫くご猶予をお願いします。
追記ですが、東京で使っていますので50Hz仕様です。
また、今回は僕のマージンがゼロですので(笑)、配送に掛かる実費(ガス代と高速代程度です)はご負担をお願いするか此処へ取りに来て頂くかの形に成ります。
個人売買ですので消費税は掛かりません。

近々写真をアップしたいのですが行っている時間が有るのか・・・・・。

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先日納品させてもらいましたプレーヤー。
基本的なところは満足して頂けてホッ。

ところがアームリフターが壊れた。古い機械をチョイスした僕のミスです。

ご存知ですかねー。もう数十年前、オーディオテクニカが販売していましたエアーリフター。

操作部をプレーヤーの好みの位置に設置。其処からエアーの力で遠隔操作と言う中々の優れ物だったのです。
僕も当時使っていたプレーヤーに取り付けていました。
ツインアームのプレーヤーでしたから奥のアームの操作が楽だったのです。

今回、そいつのリニューアルを考えていました。
壊れたポンプ部を分解。まあメーカー製では当たり前の金型での成型プラパーツ。
此れをまねしようとしたら可也の数を作らないと一個当りの価格はとんでもない・・・(要は数百万円単位)。

機械加工での一個物も考えたのですがこの様な形状に削るのは・・・・・・(金型での成型なら簡単)。
金型代って可也の高額なんです。大量に作ればペイ出来ますが少量生産には向きません。

で・・・・・・。

エアーに拘る理由は無いよね。
要はもっと使いよいリフターに成れば良いんだよね。

で、バイクでは当たり前の構造を思いつきました。
細かな点はナイショ。

この構造、間違いは無いのですが其れに使う材料には何が良いのか?(バイク用ではごつ過ぎる)。

そんな訳で本日使えそうな材料を発注。
使えなかったら別の材料を発注します。
物作りってそんなものなんです。出来上がったらこんなものか、って思われるものでもその形に成る迄の失敗の数は・・・・・。

まあ、失敗が最高の教科書って考えているピンキー君ですからこんな事は気にしません。
良い物を作りたい(ユーザーの方に喜ばれる物を)。

基本構造は決まりました。それに合う材料を見つけるだけです。
巧い材料さえ見つかれば(見つけますよー)、思わずニヤッとするリフターが作れます。



昔々、不思議なおばさんと知り合いました。もともとは学校の先生。知り合った時には専業主婦。
霊感が強いと言うか・・(僕はあまり信じませんが・・)。
で、その方の言う事が結構当る。あ、大丈夫ですよ僕は信者じゃ有りませんしもう30年以上お会いしていません。

その方が言いました。
ピンキーさんは遊びが仕事に役立つ人ですね。

ハイ、メチャ当っています(それ以外の家族関係は外れていますけど、笑)。

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先週末のプレーヤー納品。
無事に済みました。
お客様も貸し出し品との違いに驚かれたり喜ばれたり。

兎に角静かです。音楽が始まるまで何も聞こえません。
最初の音出しの瞬間は壊れたかと・・・・・・・。

次々とレコードと取り替えて兎に角聞きまくっているお客様の様子に僕も一安心。
一生懸命に作っても現地での音出しまでは若干の不安感が有るのです。

物作りってそう言うものなのです。

2~3時間お邪魔していました。さて帰ろうとしたらアームリフターが変。
巧く作動しない。
結局はエアーポンプ部分が壊れた。

手前で操作できるあの方式をとても喜んでくれていたのです。

古い機械は何が有るか判りませんからね。と僕を責めないお客様。
とりあえずポンプ部分を外して持ち帰りました。
基本的に非分解品。
直そうかなとも思ったのですが古い機械です。修理後の信頼性には・・・・・・。

で、何時もの癖。作っちゃえ、そうすれば壊れても僕が修理をすればいいし、僕の作るものはオーバースペックが普通なのでまず壊れない。

で、更に考えは膨らんで、アームのオプションにしちゃおうかな・・・・・・・。


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明日に控えたプレーヤーの納品。

遠距離ですので忘れ物があったら大変。
持って行く物のリストを作りました。
このリストも見直す度に書き忘れを発見したり・・・(汗)。

ターンテーブルシートもご希望の色のシートを鋏でチョキチョキ。
両面テープでターンテーブルに貼り付けます。

輸送で一番心配なのがトーンアーム。
ゴロンと成ったら大変(針先が・・・・・)。

持てるかな?とチェック。大丈夫この重さなら・・。



右半分だけキャビネットに取り付けました。この状態ならアームの事故は防げます。
下側にはティップトゥーが出ているので出力ケーブルを潰す心配も有りませんし、ティップトゥーが車の床に刺さるので、荷台の中で滑る事故も防げます。

2ヵ月半近く掛かりっ切りだったプレーヤー。出荷を前にしてホッとするのと同時に若干の寂しさも有ります。

明日からはオーナーの所で可愛がってもらえよ。





全部の部品を取り付けてしまうと僕一人では車に積めません。
そんな訳で試聴用は徹底的な軽量化を計ったのです。

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アームの組み立てが略完了。
今回はリフターなどが付いているのでキャビの穴開けもチョイ複雑です。

現地で穴が合わない。なんて成ったらオーマイゴッド。

確認です。



下から覗いても何処とも干渉しないで巧く行っている。

なんとなくホッ。




今回のプレーヤー一式。4月初めから掛かりっ切りでした。
ゴールデンウィークもなく、殆ど休み無しの70日間。
納品が終わったら少々休憩します。

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此処の所アップが少ない。また遊んでいるな、って思っていませんか?
実は2ヶ月以上プレーヤーの製作に掛かりっ切り。

なにしろ一式での注文ですから掛かる時間は半端では有りません。切削加工してアルマイトに出す物。先に作って初期馴染みを済ませたい物。順番を間違えるととんでもない時間が掛かります。

略、部品は出来上がり組立作業(組んでからバラして納品なんですけどね、重くて組んだら持てない)。



新型アームのこの姿は本邦初公開(笑)。

上下に動く仕組みはこんなんです。





水平に動くシャフトの径は10mm。へたなターンテーブルよりも太い。

でもこの太さ絶対に必要。
散々実験をしています。動作感度を上げる為にシャフトを細くしたり軸受けとの接触面積を小さくしたり・・・・・・・。
軸受けの強度が落ちるとテキメンに音がボケます。
硬い材料を使って強度を上げるとキンキンした音に成るし・・。

どんな構造物も土台が大切。頭でっかちの構造物は問題です。

で、この写真。軸受け部の仮組みをして感度とガタのチェック。
実は貸し出し用に作った最初のアーム。この辺に問題を抱えていました。
普通に使ったんでは判らないでしょうけど作った人間には大問題。

此処の部分の切削精度と組み立て精度をぐんと上げました(1/100分台のドリルを何種類も買って実験、組み立て方も最良の方法を考えて治具を何個も製作)。

もう一度シャフトを外して内部配線を引き回します。
今、仮組みして動かした感触に僕はニヤッ。


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