平成19年4月18日開店。店主の日々の日記です。
3月の末にやってしまった打身。大した事は無いだろう・・って舐めて掛かっていたら・・・・。
未だに80%の回復。まあ年齢で回復力が遅く成ったという考えも有りますけど、どう見ても過去一番のでっかい打身だった様で・・・・・・。

立ち仕事は辛いのですが、掛かっているのがプレーヤーの制作。
フライス盤と旋盤に掛かりっきりです(自業自得なんですけどね、汗)。

ここ数日掛かっているのは、ターンテーブルの軸受け。
プレーヤーの性能を左右する重要パーツです。
精度には誤魔化しが効かないので、ジックリと掛かります。

で、昨日中に全てのパーツが削り終え、今日は組み立て(つまり砲金スリーブの圧入作業)。
この作業に入ったら部外者入室禁止。

圧入するのには、普段使っているバイスでは開口寸法が足りません(普段のは85mm)。
今回は120mm必要です。

で、今迄は大型バイスをフライス盤に取り付けて作業をしていました。
簡単に取り付けなんて言っていますが、ムチャ重いし、取り付ける場所も高いので結構危険だったのです。
実は1年近く前、もうちょいで足の上に落としそうになって・・・・(冷や汗)。

じっくり考えました。大型バイスをフライスに乗せないで、低い台へ乗せよう(それなら危険が無い)。
そんな訳で・・・・・・・。


こんな感じです。24mm厚の合板へねじ止め(圧入作業はかなりの力でハンドルを回す為、ぐらぐらした状態はNG)。


フライスへ取りつけつ時には12mmのボルトですが、14mmのボルトを使用。大型ワッシャーは旋盤で挽き出しました。
問題は下側。板ですので普通のナットとワッシャーでは食いついてしまい、シッカリと取り付きません。
答えは・・・・・。

20×40の角材にタップを立てました。
この面積が有れば大丈夫。
写真でお判りの様に、脚は売るほど持っている酒箱。耐荷重はバッチリです。
要はずり落ちるのが心配ですけど、片手でハンドルを回し、もう片方の手でバイスを押さえる。
と言うやり方でバッチリでした。

最初の写真が圧入するスリーブと軸受け本体。
で、どちらのスリーブも表面と面一ではなく、奥まで圧入します(特に下側)。
バイスでの圧入では面一迄しか圧入できません。
其処で・・・・・・。


特製圧入治具(笑)。
長い方が下側です。
治具が目一杯入った所の位置が設計値。

上側。

2mm奥へ入っています。

下側。


エーート、何ミリだったか・・?(図面を見れば判るんですけどね、汗)。

シャフトは出来上がっていますので、完成と言いたいのですが、もう一つ樹脂製のカラーを作ります(以前から作っていたのですが本邦初公開)。
最後にこれに掛かろうとしたら、脚がギブアップ(体重を殆ど片足で支えていますからねー)。

と言う事で、続きは明日です。

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