平成19年4月18日開店。店主の日々の日記です。
遂に真空管が本来の動作を始めました。
同じ図面をアップしますね。


グリットに信号が加えられて、動作を開始。
先にアップしました真空管に流れている電流は1A(プレートからカソードへです)。
結果、R2(10Ω)の両端に10Vの電圧が表れます。
アースに対しカソードは+10Vの電位。
グリットはアースに対し同電位。
真空管の電位はカソードに対して表しますので、グリットはカソードに対して-10Vですね。

で、グリットに信号を加えて、ブレーキ力を変化させます。

グリットに+2Vが加わった瞬間を考えます。ブレーキ力が2割減りました。結果電流値が2割増えたと仮定します。
するとR2の両端に表れる電圧は・・・・?
そうです1,2A流れますので12V。

此処で頭をかしげた貴方は判っています。

そうなんです。結果的にカソードに対してのグリット電圧は-10Vで変わらないんですよ。
と言う事は、信号を加えても電流値の変化が無い事に成ります。

次にブレーキ力が2割減った時の電流増加が1割と仮定します。
そうするとR2の両端には-11Vが表れ、グリットには+1Vを加えたのと同じになってしまうのですね。
つまりR2はグリットに加えられた信号に対して逆動作をしてしまう困ったチャンなのです。

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