平成19年4月18日開店。店主の日々の日記です。
ついに最終回。
今考えて見ると、僕と励磁スピーカーのつながりは略30年間。と言ってもマクソニックの各ユニットとオイロダインだけですので偉い事は言えません。

只、使ってもいないのに雑誌で得た(オーディオ店とかオーディオ仲間等)知識で知った振りで言っている人よりは良いかなーと・・・。

つくづく感じるのは電源の大事さ。此れを怠ったら励磁スピーカーを使う意味が有りません。

で、ちょっと考えて見ました。オイロダインは高圧ですので難しいですが、一般の12Vや24Vでしたらバッテリーでの駆動が簡単です。バッテリーの電力(直流)は非常に理想電源に近いのです。
昔マクソニック時代に実検して凄く良かったのを思い出します。只当時の充電器は常時接続が出来ませんでしたので、短期間のテストで終わってしまいました。

現在は常時接続の出来る充電器が普通に手に入ります(僕のバッテリー電源もこの充電器なしでは有り得ません)。
其処で、現在の充電器を使って、励磁電源を考えて見ました。



単純にバッテリーと充電器だけと言う訳には行かなそうです。

と言うのは充電器の出力が、奇麗な直流では無いのです。
安物の充電器は脈流(まだこの方が良い)ですし、僕の使っている充電器の出力はパルスです。
つまりこのパルス波形が励磁コイルへ流れてしまうのです。

これは非常に拙い。そんな訳で、充電器とバッテリーの間にフィルターが必用なのです。
その回路図が上記の物。
コイルはパルスを扱いますので空芯コイル。
コンデンサーの値は出力波形を見ながら決めます(コイルの値も同じ)。
此処で大切なのは、聴感では決めない事。必ず波形を見ながら決めるのが大事です。

いま、励磁型を使っていたらこの実験をしたくてウズウズ(笑)。

兎に角電源です。

で、もう一つ。
この辺はHPにアップしたかも知れません。
励磁スピーカーユニットって、トランスって気付いていました?
マクソニックでもこの考えは無かったですね。

良く考えましょう。ユニットの中には二組のコイルが有りコイルの磁気回路は共通。
完全にトランスですよね。励磁コイル側には直流を流すので、ボイスコイル側に出力は有りません。
でも、ボイスコイルには交流(音声信号)が流れます。と言う事は励磁コイル側に同じ波形が表れるのです、しかも高圧で。
巻き線比を考えればおのずと判りますよね。
今考えると悔しいなー。なんでその時に表れる波形をオシロで観察しなかったかを・・。

でも対策をして、それなりの結果を得られました。
対策方法です。
ユニットの励磁コイルの端子間をコンデンサーで繋ぐ。
此れだけで、励磁コイル側に起きる音声信号をキャンセルできます。
効果は可成りのものですよ。

で、少々電気を知っている方なら。電源側の出力に大容量のコンデンサーが入っているので関係ないのでは?

ハイ、この場合は電源とユニットを繋いでいるケーブルが理想の物として考えています。
ケーブルは、抵抗でコイルでコンデンサーです。
これを知っている方なら僕の方法を理解出来るかと・・。

まあ、店を開いて直ぐにはオシロも発振器も持っていませんでしたので・・(恥)。

励磁スピーカーを最良の状態で使いたいのでしたら、兎に角電源です。

10Wが沢山余っていたら、きっと励磁コイルを巻く事に成るかと・・・・。

                おわり



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三陸道路の道の駅三滝堂を出発して考えた。
此処は無料区間。この辺で車中泊をすると、料金所を通過するのは明日朝5:00過ぎ。
料金所を通過してから車中泊をすれば、深夜割引が適用される(ニコッ)。

と言う事で予定変更です(割引料金で美味い飯が食える)。何処に有るか判らないけど、料金所を通過する迄走る。
料金所を過ぎたら、最初のPAで車中泊(SAは広過ぎて夜中のトイレが遠い)。
カーステをガンガンかけながら走ります。

仙台の北側で料金所。よし次のPA(予定とは違うのでどこのPAに成るか判らない)。
暫く走ると利府JC。案内板は東北道に乗るには此処から仙台バイパスへ入る様に指示(東京もこちらと書いて有る)。騙されちゃダメですよ。此の案内を守ると凄い遠回り。北へ戻って東北道と繋がります。
仙台南側の仙台南部道路を使った方が短距離です(この辺は調べ済み)。利府JCを直進。
暫く走ると仙台若林JC。此処の案内板が凄い。直進常磐道これは判る。左にそれて東北道なんだけど凄い小さな表示。なんだこれ?
左にそれて東北道方面に向かって意味が判りました。直ぐに現れた右カーブ、高速道でこのカーブは無いよねと言う急カーブなのです。道路も狭いしとても高速道路の一部とは思えない。
そう言う事か、此処は危険なので仙台北側にも道路を作り東北道と繋げたのか。
周りは真っ暗。知らない夜道を地元の人と同じスピードで走るのはコワッ・・。
なんとか東北道へ合流。此れで一安心。
最初に表れた菅生PA。此処はPAと言っても大きいのでパス(此処で泊まれば良かった)。
次の蔵王PA。此処は本当に小さく有るのはトイレと自動販売機だけ。駐車スペースも小さいので大型トラックのエンジン音に悩まされなくて済む。
僕の他の車は、トイレ休憩だけで走り去っていくので安心して酒盛り。昨夜まではビール缶2本だけだったんだけど、最終日と言う事でチューハイが2本追加。
ビール2本とチューハイ1本、酒の肴は何だったけかなー・・?

夜中のトイレタイム。トイレの中が暖かいのは良いんだけれど、暖かいと言う事は換気がされていない。つまり臭い・・。
二度ほどトイレに行ったけどこの臭さには・・・・・。菅生で泊まれば良かったなー・・。
朝5時起床。もう帰るだけです。次の国見SAでガス補給するつもりだったのだけれども、先の補給から大して走ってない。10ℓ少々だろーなー。こんな量でスタンドのお兄ちゃんの手を煩わせるのも何か・・・。
そんな感じで国見SAをパス。SAを横目で見たらガススタンドに『セルフ』の大きな文字が・・。
クッソー、よれば良かった。
で、エネオスのスタンドがどのSAに有るか判らない。いちいち寄って確かめるのも嫌だし(メンドイ)。
で、走りながら予定表の距離を見る。ギリギリだけど届きそう。もう一か所SAに寄るので(買いたい物が有る)其処でガソリン無いよーランプが点いたら給油。点かなかったら高速を下りて直ぐに給油(高速のガス代高過ぎます)。と言う事に決めます。
そう成るとケチケチ運転。暗い間と同じスピード、つまり80km/h以下。実際には70~80km/hで走る。
この速度で明るい時間に走るのは初めてだけど、無茶楽。高速をこの速度で走っている人を良く見かけますが、今迄は邪魔って思っていた。自分がこの速度で走ると理解。兎に角楽。
東北道を南下して、岩舟JC。此処から北関東道路へ入ります。普通なら走らないコース。50km遠回り。買いたい物(喰いたい物)を売っているSAに寄りたいのですね。
北関東道路を走り切ると関越道に合流。此処から東京方面。
最初のSA、上里SAへ寄る。単に喰いしんぼ、此処で売っている太助饅頭を6箱購入(楽しみにしている友人が)、序にお焼きも4個(今夜の楽しみ)。
で、そろそろ点く筈のガソリン無いよランプ。まだ点かない、と言うかガソリンメーターが其処まで下がっていない。
11年も付き合っている車です、メーターの位置で残量はだいたい判る。うそでしょ、此の針の下がり方はリッター20km・・・・・・。
コリャ新記録間違いないぞ。
勿論此処からもケチケチ運転。
圏央道にに乗り換え、中央道へ入り相模湖東IC。
此処の直ぐ近くに病院での戦友が住んでいるのです。80歳のおばあちゃん(あ、此処見ていないよね)。土産を持って訪問。で、此処まで走ってもランプは点かない。
此処を出る時に地元の友人に電話(女性です、笑)。人間現金な物で彼女の声を聞いたらアクセルに力が入った(ケチケチ運転を止めた、笑)。
彼女へ土産を届けて、家に帰宅。まだランプは点かない。

次の日、ガス補充と買い物に出発の日に寄ったスタンドとスーパーへ出かける。
もうケチケチ走行の必要は無いので、いつもの走り。23km程度走りガススタンド。
其処での燃費。19,72km/ℓ。家に寄らないでケチケチ走行の侭最終日にガスを補給していたら20km/ℓは行っていたと思います。
悔しいなー・・・・。
と言う事で、この先の高速道路はケチケチ走行に成るみたい。

                おしまい

書き忘れ、全走行距離は2004kmでした。

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段々と性能を上げて来た励磁型オイロダイン。
ある日、非常に音が悪いのです。でも数十分で元に戻ります。小一時間経つとまた酷い音。

装置を散々チェックしましたが原因不明(丁度真夏)。秋が近付き気温が下がると音の悪く成る時間は一緒なのですが、正常時の時間が段々と長く成って来たのですね。

で、まさか・・・・・・・。

その年の初夏、バッフルを新調しました。其れ迄オイロダインの直ぐ近くに有った励磁電源をラックに納めたので、結果として励磁電源ケーブルが長く成ったのです。

音の悪く成る時間を注意深く探っているとある事に気が付きました。
製氷機が作動していると音が悪く成る。

開店当時から働いている製氷機でして、今現在も活躍しています(40年間以上)。
製氷に掛かる時間は略30分間。タンクがいっぱいに成ると自動でストップ。タンクの氷が解けて(タンクはステンレス板1枚で断熱構造では有りません)再起動。

此の為に涼しく成ったら音の悪く成るのが減ったのです。
励磁電源とオイロダインが近かった場合には起きなかった現象でしたので、まさかでした。

対策は片チャンネル当たり7~8mのケーブル。気付く前は極普通の2スクエアケーブル(キャプタイヤ)。電流値が1A以下ですので全然問題有りません。電圧降下も測定誤差範囲。

でも、此のケーブル延長しか原因として考えられないので、ケーブルをスタッカードへ交換したのです。
本当にまさか、でした。
一発でこの現象は無く成ったのです。
只の直流と油断していたのが悪かったのですね。オイロダインの電源は220V。と言う事はインピーダンスが高いのです。結果外部ノイズに影響を受け易い。

此の長ーい励磁スピーカーを書いた記事。此れが言いたかったのです。
つまり励磁スピーカーは電源の影響を無茶苦茶受けます。
基本、ユニット1個に電源一台(これは譲れません)。つまりオイロダインなら4電源を必要としています。

アンプでも好結果を出してくれたルンダール社製のチョークコイル。
励磁電源にも使って見ました(それまでのマリック製からの交換)。

取り敢えず、片チャンネルだけ換えたのです。
左右の音が完全に変わりました(勿論ルンダールの方が好結果)。
あわてて、反対側のチャンネルも交換。

兎に角面白いのは、アンプで好結果を得られたパーツを励磁電源に使うと、同じ方向の音の変化をし、しかも変化量が電源の方が大きいのです。
つまり使用パーツによる音の変化が、アンプよりも電源の方が大きい。

電源がプアーですと励磁型ユニットのメリットは出せません。
励磁型ユニットってとってもお金のかかる方式なのですね。
其処迄やるとパーマネント方式を凌駕出来ます。

この辺を間近で見ていた僕のお客様(オイロダインのオーナー)。誰一人として励磁型を使おうとはしませんでした。
簡単に言うと、電源に掛かる金額はチョイ高額なアンプ並み。

でも、僕の場合は特殊な事情が有りまして励磁型でないと困る状況だったのです。
ご存知の様にウーハーのボイスコイルは内外共に剥き出しです。その為にオイロダイン純正の袋に入れて使うのですね。
で、この袋。使うか使わないかで音が結構変わります。もち、使わない方が高音質。

と言う事は、磁性体の埃をボイスコイルギャップへ吸い込むのです。僕は何回降ろして分解掃除をしたか判りません(土足の店内ですので砂鉄を含んだ土が入るのです)。

当時のオイロダインのすぐ後ろには旋盤とフライス盤。
もうピンと来たと言うか恐ろしい事をしていたなって気付いたと思います。
アルミの切削ならいざ知らず、鉄系を切削しますと、どうしても細かな鉄粉が舞うんですね。
コイツが磁気回路のギャップへ飛び込んで・・・・・・・。

で、励磁型ですと電源を落とせば磁気の強さは激減します。つまり鉄粉を吸い込みにくく成る(大汗)。
残留磁力が有りますので、ゼロには成らないのですが、かなり防げていたと思います。
そう言う意味では、励磁型への交換は正解だったのかも知れません。

励磁スピーカーに本領を発揮させるには、電源を如何にシッカリとしたものにするか。

オイロダインの電源の中身を言いますと、電源トランスからの高電圧を整流管で直流(正しくは脈流)にし、その後チョークインプットでリップルフィルター。
勿論チョークは2段です。
そのチョークを交換したら、ムチャ音の変化が有った。
勿論リップルフィルターのコンデンサーでも凄く変わります。
最終的にはフィルムコンデンサーを使いました。

今愛用しているケミコンでもテストをしたいですね。
たかが電源、されど電源なのです。

                つづく

次回が最終回に成ると思います。励磁型スピーカーを使う上で、チョットした効果的な方法を書きたいと思います。

で、時効の話。
開店当時、マクソニックとは非常に親しく付き合っていました。励磁型の20cmフルレンジの音決めには僕も結構かかわっていたのです。

当時の技術部長の話(その後2代目の社長に)『20cmフルレンジには世界的な名機が多い。それらと比べられるので、電源にお金を掛けると価格の点で勝負に成らないのです。』
実情でしょうね。メーカーの大小にかかわらず、メーカーはコストとの勝負が何時も控えています。
その辺を開放したいピンキー君なのです。

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イヤー、こんなに長くなるとは思わなかった(汗)。
普代ICから再び三陸道路を走ります。

三陸道は海岸沿いでは無く、山の中腹辺りを走ります。
海と道路の間の障害物が消えると、無茶苦茶綺麗な太平洋(関東近海とは水の色が違って見えます)。
運転中なので、横目でチラリ。こんな時には助手席が最高ですね。
130km弱を走るとさんりくIC。出て真正面に道の駅さんりくは有ります。

普代と比べるとお客さんが多い。期待できるかな?

良く見ると、地元の人が籠を下げて買い物をしている(服装から判りますし、駐車場の車のナンバー、殆どが地元)。
ウン、こうでなくちゃね。一瞬買おうかと思ったいくらの醤油漬け(大好物)。プライスの下側に北海道産って書いて有ったりして・・・・・・・。
ウーーン、此処で取れたものが欲しいな。
で、わかめとさんまのみりん干、それに海藻とホタテをあえた物を買って冷蔵庫。
へへ、家に着いてからの酒の肴。

再び三陸道。ICと言っても料金所もゲートも無く、一般道からバイパスへ合流と言った感じです。

此処から80km。志津川IC。此処は出て直ぐにガススタンドが有る。
で、出てみてオイオイ。一般の建物なんて全然ない山の中。ぽつんとガススタンドが有るだけ。
一応セルフなんだけど、他に給油している車も無くて、店員さん暇そう。
此処でガス補給をすれば、もう一度高速で入れれば帰れる計算です。

志津川ICからもう一度三陸道。其処から10km少々の三滝堂IC。此処は出た所に道の駅が有り、更にコンビニも有る(24時間営業)。
あ、都会でのコンビニは24時間営業は当たり前だけど、田舎に行くと昼間だけ、と言うのが結構多いので、事前に調べるのがベスト。

本当は此処で車中泊の予定だったんだけど、かなり早く着いてしまったし、周りも十分に明るい。
この辺まで来ると、人と車もいっぱい。
ウーーーン、此処で酒盛りはチョイ気が引けるなー・・・・・

この先迄走るか・・・・。
と言う事で、コンビニで酒盛りの食べ物とチューハイを購入(まだビールは2本残っていたんだけどね)。

再び三陸道を走ります。

             つづく


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励磁スピーカーの使い方を書こうと始めたのに、寄り道ばっかりで中々本題に入らない(大汗)

少々お付き合いの程を・・m(__)m
フレームを作り直し、励磁コイルも巻き直した。
此処で終わるピンキー君ではない。

その後ネットワークを何度か作り直し、遂にマルチアンプ駆動(ネットワークですけどね)。
オット、その前にツィーターの追加をしました。色々と確かめて最終的に選んだのはフォステクスのT500。

オイオイ、天下のオイロダインにフォステクスかよ?という声が聞こえそうな気がします。
まあ、此処迄オイロダインを弄っちゃうと、天下のと言う感情は全くなし。
この頃オイロダインのローン(銀行から借りた)も終わりましたし(笑)。

マルチアンプと言っても、ウーハーとドライバーを別のアンプで鳴らし、ツィーターはネットワークでドライバーと繋いでいた。

そんな時、貸し出し中のパワーアンプが帰って来たのです。
殆ど冗談のつもりでツィーターもマルチアンプ駆動。

この時は本当に驚いた。高域が変わったのではなく、低音楽器が明瞭に鳴り出した。
よく高域を変えると低域が変わる。とは聞いていましたがこの時は本当に実感。

何なんだ・・・・・・。

この辺からスピーカーユニットの数だけパワーアンプが必用。となったんですね。
オイ、お金がいくら掛かるのよ?

その前後かなー?オイロダインのユニットをシッカリと測定。
常識的な話ですが、38cmウーハーに500Hzを持たせてはダメ。
ドライバーもほんの形状は良いのですが何しろ小さい。
エッ?って思われるかも知れませんが、一般のあのサイズのホーンは開口部の角度が90度と言うのが普通です。
オイロダインのホーン開口部は180度開いているのですね。
結果、開口部迄ホーンロードが掛からない。
実測すると低域は800Hzが限界。

ドンドン泥沼に入って行きます。

            つづく


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此処で公募いたしました、プリアンプとパワーアンプ。
ヤット引き上げて来る算段が付きました。
要は僕の都合で延び延びに成っていたのです。
決まった日は11月11日。

階段の狭く急な家ですので、僕もオーナーも降ろすのはムリ(大汗)。

と言う事で力持ちの飲み友達をアルバイトに雇いました(ね、この条件で○○○○円でどう?)。
OKを貰いましたので、引き取りに行けます。

で、僕の家は狭くは無いんだけど、兎に角物がいっぱい。
引き取って来ても置く場所が・・・・。
と言う事で、最優先で片付けて、納品をしたいと思います。
勿論、早く仕上げたいと言っても一切の手抜きは無しです(ブログにアップするので手抜きは直ぐにバレる、汗)。

その様な訳ですので、完成間近に成りましたら、応募者全員の方にメールを差し上げます。
其の時に抽選方法をお知らせいたしますので、その方法に従ってご応募ください。
完成間近と言いますのは、最終仕上げを当選者の方に決めて頂きたいのです。
例えば今回のプリにはMCトランスが内蔵されていません(オーナーの方がデッカの大ファンでしたので)。
またパワーアンプも300BからEL34へのコンバート、等々色々と有ります。
今回のアンプには例の電源タイマーも内蔵されていません。
この辺のグレードアップを当選者の方と細かく相談をしながら作りたいのです。

基本的にケミコンの全交換は最低条件です。その他アースラインも最新の考え方に変更します。
カップリングコンデンサーは充分な耐久力を持っていますので、基本交換しませんが、最新のコンデンサーへの交換も受け付けます。
パーツの進歩は恐ろしいもので、古いパーツに一切の魅力を感じません。

でも、音楽信号を増幅するには真空管の方が半導体よりも優れている、と言う事だけは譲れませんけどね(笑)。


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鉄のLチャンネルを溶接しただけのオイロダインフレーム。ウーハーの前面を取り付けている板も、どう見ても安物のベニヤ板(叩けば納得出来ますよ)。

フレームの補強にネットワークの取付板(此れも鉄板)を利用する辺り、徹底的なコストダウンを感じます。
いい加減すぎると思うのは、空芯コイルを鉄板に取り付けて有るネットワーク。フォステクスの取説にも『コイルに磁性体を近づけない事』と成っているのに・・・(注1)。

まあ、世の評判程のスピーカーではない。しかしユニットには可能性を感じる(特にホーンの形状)。
ユニット本来の性能を出してやろうじゃないの、コストの呪縛から離れて。
そんな訳で、フレームの新造に掛かりました。
ウーハーを取り付ける板は、お馴染みのタモ集成板。板厚はフレームに使う角材に合わせて30mm。
板のサイズって結構伸び縮みをするので、微調整が必用。
そんな訳で、電動カンナを買いました。出来上がったフレームに合わせて削るのです。

外寸は、極力純正に近付けました。もうバッフルを作ってしまった方でも使える様にとの配慮です。
一ヶ月以上掛かったと思います。遂に完成。
ユニットを取り付けて音出し。
へへ・・・・・・。

雑誌で、知った振りで『オイロダインはドイツの鉄の音がする。』なんて言っている輩に聞かせたい。
僕の所から出たオイロダインで、このフレームにしていない人は・・・・・?
人を驚かす音が好きな人は純正フレーム。純粋に音楽を楽しみたいのなら僕の作ったフレーム。

オイロダインを買って、予算を使い過ぎ周辺機器に程々の物を使うなら、オイロダインを諦めてコアキシャルを買い、余った予算をアンプとプレーヤーに注いだ方がはるかに良い音がする。と言っていた僕の言葉の意味が理解できたでしょうか?
少なくとも当時、コアキシャルは新品で手に入り、オイロダインは劇場で酷使された放出品が普通に流通していますので、僕はその選別に苦労をしていたのです。

注1、フォステクスも実は判っていない。空芯コイルへ磁性体(鉄やニッケル等)を近づけけますとインダクタンスは大きく成ります。非磁性体の金属(アルミや真鍮)を近づけますとインダクタンスは下がります。つまり金属を近づけてはいけないのですね。

昔々、超有名メーカー製のネットワークを使っている方がおりました。見たらパンチングの鉄板でケースが作られていたのです。
ピ『このケースを外して聞いて下さい。』
ある日、その実験をして音の変わり方に驚き、僕にネットワークの制作を頼んで来たのです。

僕も仕事柄、色々なメーカーの技術者と知り合いました。
意外な程、基本を知らない方が多いのには・・・・・・・・。

そう言う方の特徴は、人の話(雑誌の情報)を鵜吞みにしてして自分で実験をして確かめないのです。
へそ曲がりのピンキー君は、自分で確かめないと納得しません。

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七戸北ICから入りますが、此処は未だ三陸道では無く、第二みちのく道らしく、暫く走ると料金所。最初のみちのく道には大きな文字で『ETC・クレジットカードは使えません。』と書いて有ったので、迷わず料金を支払った。第二みちのく道の看板、『ETC車も止まって下さい。』スマートICと同じと思いストップ。そしたら料金所のおじさん『150円です。』ハッ?
だったら最初からETCは使えませんと書いてよ。同じみちのく道なのに書き方が違うと利用者が迷うじゃない。完全にお役所仕事。
勿論払いましたけどね。

暫く走ると八戸JC。此処をまっすぐ走ると八戸道、東北道と成りますが、僕は左へ。
此処からが三陸道です。八戸道から東北道の方を選んだ方が近いのですが、三陸道を選びます。
三陸鉄道を見たいのですね。
しかも三陸道は無料。高速料金がグーンと安く済むのです。

道路は片側1車線ですので、アベレージ速度を低く見積もっていたのですが、ガラガラ状態で皆さん80km/h以上で走っている。
コリャー予定よりも早く成るな。

で、三陸道に入ると数が多い電光掲示板。此処には『三陸道には給油設備が有りません。ガス欠注意。』
高速道を降りないで僕のルートを走りますと、次の給油所は東北道の国見SA迄有りません。距離は500km弱。EVでは走れないコースです。七戸北ICの例のおばちゃんのスタンドで給油してこれですから、ガス満タンで入らないと結構ヤバイのです。

更に笑えるのが、途中何か所かPA(パーキングエリア)が有るのですがこれが凄い。本当にパーキングエリアで、トイレも無いのです。
500kmをトイレ休憩無しで走るのはまず無理。

でですね、三陸道は無料。つまりIC(インターチェンジ)で下りて乗り直してもOK(通常なら高速料金が高く成る、オットETC2,0が付いてれば乗り下りしても平気です)。

この辺は旅慣れているピンキー君。出かける前に全て調べて来ました。要はICを下りて直ぐの所に道の駅が有れば大丈夫。

と言う事で普代ICを目指します。普代の地は僕の憧れでも有るのです。
ICを下りて数百メートル。普代駅と道の駅が一緒の建物。
三陸鉄道は高架線に改良されています。僕の知識が正しければ、震災の前は地上線だった筈。
ホームまでも自由には入れるみたい。ですけどその階段がキツイ。足の都合で諦めます。
道の駅をウロウロ(勿論その前に列車の来る時間を調べています、トンネルで勉強しました、笑)。
正直、買いたい物が見つからない。新鮮な魚の干物が有ったら欲しかったのですが、店員さんに聞いても扱っていないの返事。見渡すと日持ちのする物だけを売っています。
人影も多くないですし・・・・。

カメラを持って駅の周りをウロウロ。良い場所が見つかりません。
仕方が無い、車に乗って移動。でも見つからない。撮影を諦めて普代ICに入ります。
下りた所とは違う所を走らされたら・・・・・・。


インターの登り線の右側直ぐ近く、駅のホームが・・・・・・。
丁度此処の部分だけ松の木が植えてない。
田舎のICです。入ってくる車は無茶苦茶少ない。軽ですので左路肩にピッタリと寄せると他の車の妨害にもならない。
と言って外に出ると危ないので、運転席で窓を開けカメラを構えた写真です。

普代の証拠。



問題は駅の時刻表。上り下りでは無く、隣の駅名が書いて有る。土地勘の無い僕には判らない。
その内に気動車の音。どっちから来るのよ?
来た、右側。





この列車はNゲージで持っていません。理由はKATOから出ていなくTOMIXから出ている事。だって走りが違うんだもの・・。
KATO早く出せ。

10分近く此処へ止まっていましたが、通過した車は2~3台。平和な田舎です。

さて、次の目的地はさんりくIC近くの道の駅さんりく。元気に走り出します。

               つづく




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