平成19年4月18日開店。店主の日々の日記です。
修理

僕の作るアンプは全てが教科書通りの作り方。一切余計な事はしないのが信条です(出来ないとの声も有るが・・汗)。
で、今回10数年前に作ったヘッドアンプが修理に持ち込まれました。
もっとも、お客様からの症状説明が理解出来なくて、現地で確認、僕が持って帰って来たのです。

どの様な症状かと言いますと、プリアンプのボリュームの位置で変わるのです。
ごく普通の音量でしたら異常なし。とても良く鳴ってます。
ところがVRを上げるとモーターポッティング。超低域での発信です。
こんな場合は普通はプリアンプの電源のデ・カップリングコンデンサーの容量抜け。
最初は僕もそう思いました。
ところがヘッドアンプの電源を切ると出なくなるのです。
摩訶不思議。狐に抓まれると言うのはこんな事かな?
プリとヘッドアンプは丸っ切りの別電源。
まあ、状況から有る程度原因は仮説を立てたのですが、自信は無し。
更に、帰ってから自分の装置に繋ぐと症状は微塵も出ない。
こう言うのを修理屋泣かせと言うんですよね。
仮説の部品を交換。現地へ持ち込んで確認と言う手数を踏まないと修理不能です。



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