平成19年4月18日開店。店主の日々の日記です。
昨日のうちに配線は完了。勿論、初段管の変更(EF86→ECC82)に伴う配線の変更も完了。
昔でしたら即動作チェックへ入るのですが、今は昔みたいに頭の集中力が維持できません。頭の疲れを感じるのですね。こんな状態で動作チェックなんかすると、くだらないミス(判断ミス)を引き起こします。
と言う事で、昨日は配線完了でお終い。

今日の朝食後、食休みを十分に取り(胃が活動していると脳への血流が減ります)配線ミスを徹底的にチェック。
初段管が変わっていますので、この辺の定数も結構変わります。
電卓片手に計算。この辺だなと言う抵抗値へ交換。

狙いの初段管プレート電圧は71,5V。
動作をさせて落ち着いたころ合いに電圧チェック。
出て来た電圧は70,5V。普通なら大成功です。

で、問題は位相反転段との直結。
つまりこの電圧が次段のグリットに掛かりますので、この電圧の高低で次段の電流値が変わってしまうのです。
だから直結は・・・・・・・。

初段の動作点チェックの時には位相反転段の真空管は抜いて置きます。
万が一予定よりも高い電圧が出ますと、次段(位相反転段)に異常電流を流してしまうのですね。

じゃあ、直結を止めてコンデンサーを入れちゃえば?
エーー、位相反転段の下側はカソード電圧の変動で動作をしています。
結果、高抵抗の入っているカソード電圧は高いですので、グリットにもそれに見合った高電圧を掛けないと位相反転段に真っ当な電流が流れません。

この辺を直結と言う方法で解決しているのです。

そんな訳で、この辺の調整は結構シビアですが、それを楽しいと思ってしまうピンキー君は・・?

この辺の調整が楽しくなく苦痛に感じたら頭が疲れている証拠ですので、休憩が結局一番の近道です。

ハイ、次段の測定前の休憩中にこのブログをアップしています。

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