平成19年4月18日開店。店主の日々の日記です。
イヤー。先にアップしてから、難しいのを選んじゃったなー・・。
要は、此処のお客様たちのスキルが全然判らない。

何処迄かみ砕いで良いものか・・・。

悩んでも仕方が無いので、ボチボチと行きますか。

早速。
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お馴染みの真空管の記号。上から陽極(プレート)。3本の点々はグリッド。下が陰極(カソード)と成っています。
カソードはヒーターで温まっていて(動作中に中心で赤熱している細い柱状の物)これが真空管を動作をさせます。

まず、赤熱させますと表面に熱電子が発生します。電子は-の電荷を持っています。只赤熱しただけでは此の侭何も起こりません。

で、プレートに+の電荷を与えると、-電荷の熱電子は+のプレートに引き寄せられます(
+同志、-同志は反発し、+と-は引き合います。磁石と一緒ですね)。
つまり熱電子がプレートへ向かって突進する訳ですね。この間に空気が有ると、空気の分子が行く手を阻むのですが、真空管です。邪魔をする物が何もないのですね。

つまり、赤熱したカソードには電子が表面に現れ、その先に+のプレートが有ると勇猛果敢に突進する。

此れだけです。此れが真空管の基本動作です。で、こう思って下さい(難しく始めるときりが無いので)。
電子の流れと反対方向に電流は流れる。

要約しますと、プレートが+に成るとプレートからカソードへ向かって電流が流れる。
この時の+と言うのはカソードに対してです。

電気の+と-と言うのは、相手が有って初めて成立します。
雷の高電圧も地面に対してです。
相手が無ければ電位は発生しません。

グリットを無視して考えましょう。プレートが+の時にだけ電流が流れる。
-の時には流れません。
じゃあ交流電荷を与えたら・・・。

交流は+と-が入れ替わります(1秒間に関東で100回、関西で120回)。
此処に交流を与えると、プレートが+の時にだけ電流が流れて-の時には流れない。
つまり交流波形の下半分がちょん切られた脈流と言う波形に成り、関東でしたら1秒間に50回流れる直流と言う事に成ります。

整流管はこの理屈で働いています。








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