平成19年4月18日開店。店主の日々の日記です。
昨日作ったパネル。苦し紛れの誤魔化しだったのですが・・・・・。
出来上がったら、かっこいいー(汗)。
昨日来た友人にも見せびらかし・・・・・。
此れを見ちゃうと、今迄のパネルは・・・・・・。

昨夜、注文を頂いているお客様からのメール。
『○○○似の方にして下さい。』(○○○は想像して下さい)。

で、今朝の出勤後、フライス盤を覗く。昨日のパネル切削した侭のセッティング。
基本的に工作機械はセッティングが大変で、切削は(特に今回の様に表面だけなんて場合は)難しくない。

つい、残りの1枚も同じ仕上げに・・・・・。
拙いよなー。絶対これからは、この仕上げで頼まれるのが見え見え。こうしていつも泥沼に・・・。

で、あの切削の方法。どうするか判ります?

フライス盤でエンドミルで表面だけを切削するのですが・・。


エンドミル

この写真が標準のエンドミル。穴あけから切削まで万能に働きます。

刃先をじっと見て下さい。刃の先端の方が若干出ているのですね。
つまり、穴あけをしますと、中心部よりも外周部の方が、先に材料に当たります。
この方が、穴の内面が綺麗に仕上がりますし、穴の位置のズレも無いんですね。

で、このエンドミルをパネルに2/100当てて回転させ、パネルを移動させれば、表面の一皮が剥け、綺麗な切削痕が出来ます。

表面全体を1発で削る時は此れで良いのですが、今回のパネルの様に、何度も切削をして、目を作りますと、エンドミルの刃先の切削痕が直線でほんの僅かながら段差に成るのです。

機械としては問題ないですが、今回の切削は美観の為。段差は許されません。

で、そんな時には・・・・。


エンドミル

この様なエンドミルを使います。エッジが立っていませんから、穴あけには不適(と言うか出来ない)。

本来は、内アールの欲しい角を切削するのに使います。

此れで表面の切削をすれば、エッジで傷が付きませんので、段差が出来ません。
例のアンプメーカーも、この刃で切削しているのでしょうね。

切削痕が半円の連続ですので、チョイ目にはパネルが波打っている様に見えるのがミソ。
手で触れてみると、ちゃんと平面です。

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