平成19年4月18日開店。店主の日々の日記です。
昨今の材料の値上げは、過去最大のものが有ります。値上げだけでは無く其の物の入手も困難に・・・・。

昨日、ティップトゥーのストックが底をつきました。
今朝、いつもの旋盤屋さんへ発注。
夕方電話が有り、アルミの値上がりが半端では無く、今迄の価格での制作は不能・・・。
まあ、予想はしていましたので、どの程度の値上げかを聞いたのです。

アルミの価格は35%上がっていて、今後は更にの値上げが予想される・・。

旋盤屋さんの所為では無いので仕方が有りません。
加工賃は従来の侭で・・。と言う事でしたので、今回ティップトゥーの価格を改定させて頂きます。
従来は1個¥5200でしたが、今後は¥500値上げの¥5700に致します(税別)。
本来、HPの価格表にも書かなくてはいけないのですが、パソコンの変更でHPの変更が出来なく成りました(僕の勉強不足)。
その様な訳ですのでご容赦をお願いいたします。

なお、プレーヤー関係は木材の値上げも大きく、予想が出来ません。
結果、プレーヤーの制作は随時の見積もりに変更いたします。
兎に角、明日の価格が判らない状況です。
スピーカーバッフルも同じ状況ですので随時の見積もりでお願いします。

見積もり期間は2~3日しか保証できません。
アルミの見積もりを取りますと、従来でしたら一ヶ月間有効が普通でしたが、今現在は1日間の様な状況です。
非常に材料価格の変動が激しい(値上げ方向だけ)状況ですので、ご理解の程をお願いいたします。


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数日前に届いた・・。



電気関係の仕事をしている方ならご存知のRS。
本社はイギリスに有り、世界中のパーツを取り扱っています。

中身は・・・。

箱の中は125個のケミコン。


袋の中は1個ずつ梱包された同じくケミコン。

最近の僕のお気に入りの一品です。
まとめて1箱で買うと安いのですが、その数は半端では無く、僕のような仕事でもチョイ使い切れない。
で、今回初めて箱買い(今回の種類は1箱の数が少なかった。普通200個500個と言います)。
でも1種類で125個って・・・・・・・。

兎に角耐久性が高いので安心して買えます。
此れを使い切る迄は頑張ります。と言う宣誓とも言えるのかな?(笑)。


エーーー。今回の購入価格は10万円強。今迄のを合わせると40万近くかも?
其れだけ惚れ込んでいるケミコンです。
パーツって、いつメーカーが止めた。って言うか判らないのですね。
昔友人が良く言っていました。お金を出せば手に入るが一番。お金を出しても手に入らなく成る事がごく普通だよ。

僕の仕事で一番大変なのが、このパーツ関係の入手なのです。本当に買える内は幸せ。外注さんにも言えますね。いつ止めたと言われても仕方のない時代です。
彫刻屋さんも僕よりも年上。頑張って下さいねー・・・・。

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続く時には続く・・・と言いますが・・・。
僕が採用しだして20年以上経ちましたレモコネクター。
可也の数を使ったと思います。

RCAピンと比べると信頼度は桁違いです。

で、実はトラブルが2件続いたのです・・。

原因は、どちらも慣れない人が配線材の交換をしてしまったのですね。
レモは非常に小さなパーツで構成されています。
普段配線作業に慣れている方(プロの業者)にも、メンドイと嫌われています。

それでレモジャパンで、配線材の加工を請け負っている状態です。

今回は一件がオーナーの方が、もう一件は地元のオーディオ屋さんへ持ち込んで(其のオーディオ屋さんに配線材の交換を勧められたようです)。

レモの配線作業は、アンプ側は難しく有りませんが、配線側は兎に角面倒です。
特に数年前にマイナーチェンジ(外見からは判らない)してからの物は、慣れている僕でも結構梃子摺ります。

特に、新品なら良いのですが、一旦ハンダ付けをした端子は、綺麗にハンダを除去しませんと、まず失敗します。

レモの配線取り付け作業は、素人にはまず無理と思って下さい。
それでもチャレンジするのは自由ですが自己責任でお願いします。

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パネル取り付けも無事に終わり、本体と電源ユニットを接続する配線材の製作に入りました。此れが無くちゃ動きませんからね。

で、当たり前過ぎてアップするのを忘れていたかも・・・・。
エーー、配線材です。


通称エナメル線。正しくはPEW線(ポリエステル、エナメル、ワイヤー)。
で、昔小学校の実験(電磁石を作ったり)で使ったエナメル線とは無茶苦茶違います。
被覆の丈夫さ(剥がれにくさ)耐熱性共に進化しています。

早い話が、半田鏝の先程度の温度では溶けません。
そんな訳でこいつが活躍。


半田槽です。半田を高温に熱し、この中にフラックスを付けたPEW線をジュン。
それでも一瞬では溶けなく数秒の時間が掛かります。
ジュンした後。


溶けたエナメルのかす。
で、何度なのよ?


使った非接触温度計。380度まで計れるんですけど・・・・・・。
完全にキャパオーバー。
ちなみに半田鏝の先。


ウーーン、400度ぐらい行っているのかも・・?
溶かした先。


まだエナメルの残骸が残っていますが、カリカリなので爪で簡単に除去できます。

この半田槽。電源を入れてから適温に成る迄30分程度掛かります。
ヤハリ可也の高温なんでしょうね。



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今回のプリアンプ製作で、ストックが無くなってしまったロータリーSW。
先にもアップしましたが、この類のパーツはなくなる一方。

ストックを持っていないとヤバイよねー・・。

僕が採用しているこのロータリーSW。30年近く前から採用していますが(と言う事は30年以上モデルチェンジをしていない)、一度も不良発生が有りません。
接触不良のトラブルもゼロ。非常に信頼度の高いSWです。

感触として、もう作っていないよね。お店の在庫で終わりだよね。
と言う事で、チョイまとめて購入しました(一生困らないかと、笑)。


本日届いたロータリーSW。

ビニール袋からは、使うまで絶対に出さない事。
接点が銀メッキですので硫化してしまいます。
そんな時にも、僕の密閉型シャシは有利なんですね。
プリアンプのシャシに、何処にも内部と外部を繋ぐ穴が有りません。
しいて言うと真空管ソケットのブロングの部分だけ。

放熱を十分に考慮して(失敗したけど、汗)の密閉シャシはお勧めです。




ロータリーSW。ノンショーティングタイプは結構残っています。
此れを使うと切り替え時にノイズが・・・。
オーディオ用にはショーティングタイプを使うんですけど、こちらがドンドンなくなっています。

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銅メッシュでシールドケースを作るぞ。
で、ストップ。
銅メッシュは良いんですけど、放熱を考えた(銅メッシュに疑問ではなく、更なる放熱)。

単に巻き付けただけでは、周りの空気の動きは鈍いよね。
真空管の発熱を利用して、真空管周りの空気の流れを積極的にしたい。

簡単な素材なんだけど手持ちが無い。

ハイ、再発注です。



何を発注したのかは、当分ナイショ。

基本的に、殆どの部材(パーツ)は動作温度が低い程長寿命に成ります。
ケミコンが良い例で、温度が10℃下がると寿命は倍に・・。
逆を言うと10℃上がると寿命は半分に。
真空管も同じで、温度が上がると内部の真空度が下がる速度が早まります(一命を全う)。
で、発熱量の大きなパワー管を間近に取り付けているメーカー・・(基本を判ってないのか、さっさと壊れて次を買ってねなのか?)。
絶対に信用出来ませんよねー・・(笑)。

で、今回頼んだ材料。メチャ安くて送料の方が高い。でもね、こんな田舎に配送してくれるだけでも感謝。

今回のアイディア(オーディオ界の人が判らな過ぎる)、バイクを弄っていたら極常識(笑)。

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4日間連続で旋盤とフライス盤を頑張ったので、今日は休養日・・・・。
って決めていたんだけど、こんな物が届いた。


網ピッチが0,3mmの銅製のメッシュ。
注文した時に在庫がなく、結構待たされました。
以前アップしたネタに使います。

ピコンって来た方。多いですよね。

例の真空管のシールドケース。
ニッケルフェルトで、とりあえずの物を作って中々の効果。
只そのニッケルフェルトが現在は入手不能。

一応僕にも磁気シールドへの考えは有って、其れを証明する為の購入です。
450×500のサイズですから、可也の個数が作れます。

チョコチョコと作って、今のニッケルフェルトと比べてみます。
シールド効果は不明ですが、放熱にはこの方が遥かに良いですので。






鉄板のシールドケース。30数年前の僕のプリアンプには標準装備でした。
無くても行けるけど、お客様の環境が判らないので用心で取り付けたんですね。
アンプを納める時に『用心で付けています。外してもノイズが増えない場合は、音色を確認して外して下さい。』
と、説明していました。
その後、何かのチェックに戻って来たアンプ数台。
全数、シールドケースは外されていたんですね。
鉄製のシールドケース。シールド効果は高いですが、音的にNGです。

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ヤットパワーアンプが両ch完成し、プリアンプへ戻ります。
頭をユックリとリラックス。

ジックリと回路図を見て、動作ポイントをもう一度見直す。
真空管の動作点を、その球の扱う最大信号レベルに合わせるのです。
ピアノッシモを綺麗に出すには絶対に必要な作業です。

此の時に、最大レベルに対してどの程度の余裕を持たせるか?
僕は殆ど持たせません。と言うのは最大レベルと言うのは、パワーアンプが最大出力を出している時ですよね。

僕の場合は、絶対に有り得ませんので・・・。

その様な訳で、僕がお客様の所へ伺って、一番気にするのが音量なんです。
大音量が普通か、小音量が普通か・・・・・・。
それによって、微妙なさじ加減を・・・(勿論、愛用されているスピーカーの能率も加味します)。

で、球の動作点。微妙に弄くりました。
今回の場合、片ch辺り13Wの出力が有ります。僕にとっては大出力(笑)。

弄った結果、また違う容量のコンデンサーが必要に成り・・・・・・・。
正しく言うと、その容量は持っているけど、耐圧が高過ぎる(デッカイ)。

あそこに納めるには小型にしたいよね。
と言う事でまたもや注文です。

此の調子で行くと、エリートを買った価格程度は行っちゃいそう・・・。





ちなみに僕のエリート。¥200000を切ってます(笑)。

更に更に・・・・・・。
欲しいケミコンがまた出た。
早速商社のHP。
でね、今回のは200個単位でしか売ってない(涙)。
仕方ない。でかいのを何とか取り付けるか・・。

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