平成19年4月18日開店。店主の日々の日記です。
今回のティップトゥーグレードアップ大作戦。
こんなに反響を受けるとは・・・。

でも、今回の音の違い。経験したのは僕と友人の二人っ切り。

聞かないでも、僕を信じて注文をくれた方。
本当に大感謝です。

勿論裏切らない自信は有りますので安心して下さい。

其の方達への感謝の意を見せるには、こんだけの個数だよ。安くしてよって交渉。
希望としては2割ダウン。

プロ集団(アマチュアの入れる世界ではない)の業界です。値切るのって結構難しい(元々ふっかけていない、その辺が趣味の世界は甘い、笑)
頑張りますから・・。




イエね。職人の世界、値切るのはご法度。
値切るという事は、最初の値段ふっかけているんでしょう。と言う意味なんですね。
僕も値切られると、そうか手を抜いて良いんだ。って考えちゃいますから。
職人、金銭感覚が有りません。
本当に手の掛かった正しい値段を請求します。
それを値切るのは・・・・。

今回20個でしたら見積もりの侭で。
100個を超えそうですのでご相談。と言う事です。

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先日アップしましたティップトゥーの熱処理。
沢山の方から依頼を頂きました。
此の調子では100個を軽く超えそうです。

見積もりは20個で貰いました。
其の場合は1個当たり¥1500。

今後は処理済ティップトゥーに此の価格をプラスして販売させて頂きます。
処理無しは従来通り ¥3500
処理済は ¥5000

問題は今回の個数。可也多い。
と言う事は¥1500よりも値切れるぞ(笑)。

エーー。第一ロットとしまして、今月末に締め切りそれ迄に送って頂いたティップトゥーは個数に関係なく特別価格にいたします。
(値切った分の還元。)

その後は20個以上でしたら1個¥1500で受けられますが少量ですと無茶高くなります。
(ちなみに今回出した4個の値段。20個出しゃ良かった。と言う金額です)

詳しくはお問い合わせ下さい。


大事な事を書き忘れました。
STAX社製は今回はお受けできません。
と言いますのもアルミの材質が違うので同じ熱処理では駄目なのです。
STAX社製の場合は20個以上集まりました場合にお受けいたします。
20個以下でも受けられるのですがとんでもない価格に成りますので・・(ちなみに4個ですと新しい物を買った方が安いです)。

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先のアップ後、居間に戻る。
頭を整理するのにTVを見ていた。
チョイとしたドラマでバックにS&Gが流れた。
S&Gのレコードは全て持っている。僕個人的にはビートルズよりもS&Gの方が好き。
急に聞きたくなった。
そんな時に℡のベル。
出ると馴染みのA君(僕のヘッドアンプのグレードアップの凄い大きなヒントをくれた彼です)。
ヤハリ、ティップトゥーに気が行ったみたい。

正直な所、ブログには控え目に書いてます。そんな事は承知の彼。
『今、30個以上持っているんだよね。』
僕が出すのも40個は越えると思う。

よーし、二人分で安くやらせよう。と言う事で意見が一致。

同じ趣味の仲間、人生の宝です。




今、S&;Gを聴いています。10W一発でオイロダインよりも楽しめます。
此処最近ツィーターを追加しようとしていました(ソプラノ、バイオリン、チェンバロetcの音に潤いを感じないんです、こんな時は高域不足)。
が、ティップトゥーの変更で・・・・。
僕の周りの人で、早く5ウェイへ。と言う方がいます。
デモね5ウェイなんて作るとバランスをスピーカーユニットのレベルで簡単に合わせられるんですね。
これが落とし穴。スピーカー以前の装置のバランスが取れていないのを合わせられる。
もう判りますよね。
フルレンジでこれ以上は出来ないレベル迄アンプ関係を詰め切る。
其の後に5ウェイを図らないと絶対に成功しません。
今回のティップトゥーも良い例です。此の辺を完全に詰めてからの5ウェイです。
で、この様な僕の要望に応えてくれる10W。愛妻以上ですね。
女房は貸せてもスピーカーは貸せない(大汗)。

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先のブログのアップ後色々と雑用をこなして・・。
昼食の時にチョイアルコールが入ったのはナイショです(笑)。

其の後も雑用をこなしてもう一度熱処理の効果を確認したくなった。

で、今のブログ。試聴室に備え付けのパソコンからのアップです。

冷静に今の音と(音楽と)従来の音(音楽)を聞き比べる。
あ、余計な事ですが瞬時切り替えってまず判断を間違えます。
切り替えボックスで瞬時切り替えでなければ判りません(理屈っぽい数学者に多い)。と言う方。申し訳ないですけど・・・。
音の違いは判りますけど、音楽がどう聞こえるかは瞬時切り替えでは間違った判断をしがちです。

で、今回の聞き比べ。僕も馴染みの方だったので真面目に準備していなかった(笑)。
勿論彼も聞き比べに成るって知らずに来たんだし・・。

準備不足でティップトゥーの交換に結構時間が掛かった。
でも、鳴り出した瞬間判った。ターンテーブルの熱処理後と同じ変化。しかも今回の方が変化が大きい。
で、変化と言う言い方には・・・・。
要は変わる前の方が変、今の方が正常。
今、このブログを書きながら聞こえるレコード。
ハハ、4個でとんでもない金額が掛かったけど、この違いなら十分に補っている。
音楽って楽しいです。



オーディオ装置の音を決める大きな要因は振動と磁気歪って思っています。
ティップトゥー、振動対策に僕の必需品に成っています。

基本、柔軟な構造での振動対策。確かに効果が有りますが音のピントも甘くなるので僕は採用しません。

繰り返しますがティップトゥーの効果はスパイクピンとは理論的にも音の変化も別な物です。

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昨夜のティップトゥー試聴。
エーーー。酔いつぶれて・・・・・(汗)。

本日只今、来られたお客様と一緒の試聴。
要はぶっつけ本番でお客様に聞かせる。

出た答えは・・・・・・。

ターンテーブルの変わり方と一緒。
変化量はティップトゥーの方が大きいかも。

高域の滑らかさが違います。

で、単に喜べないのがこれからの購入の方は良いのですが、今迄に購入された方。
出す数量によって1個当たりの価格が無茶違う(数倍の差)。

これからの販売は調質済みを標準にしようと思います。
問題は今迄の出荷分の調質。

待って貰えるんでしたら、数人分をまとめてと考えています。




近々僕の使っているティップトゥーを全て出そうと思っています。
その時に一緒に出せば少量でも安く出来ます。
ご希望の方は僕の所へご連絡下さい。
今月中には出しますので。

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相変わらずヒットを続けているティップトゥー。
御愛用の皆様には感謝です。

もうトータルで何個作ったんだろう?
少なくともSTAX社から仕入れて販売した数は上回っている筈。

で・・・・・・。
新作です。



横に入っているTの文字。
調質の頭文字を入れました。従来の物と間違わない為です。

ターンテーブルの熱処理(調質)は非常に効果が有りました。
じゃあ、ティップトゥーも熱処理をしたら・・・。

と言う事で取り合えず4個。

で、間違えた。
この様な処理、1個も10個も殆ど価格が変わらないんです。
今回出した4個に少々上乗せすれば20個出来た(大汗)。
4個ですとティップトゥーの価格が3倍に成ってしまうんですが、20個出せば5割増で販売出来るんです。

取り合えず今夜試聴。
結果によっては標準仕様にするかも知れません。




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最近、僕の所で流行っているのはターンテーブルの改造。

最初軽量化、その後熱処理を加えて見た。

原理的には間違っていないけど聴いて判るのかどうか・・・?

で、何人かの方が聞き比べに来ました。
えー、その場で持って来たターンテーブルをお預かり(笑)。

僕にとってもマサカだったんです。

其処で更に考えた。ターンテーブルで効くんだよね。だったら・・・・・・。
ハイ、ティップトゥーを熱処理したら・・・?
ご存知ティップトゥー。可也シビアな物です。材質の違い、取り付け方法の違い。ハッキリと聞き分けられます。

と言う事は熱処理効くんじゃ・・・・。

次回処理屋さんに行く時、ティップトゥーを4個持って行こう。


まだ価格は未定。気の早い方、未だ持って来ないでね(笑)。
熱処理済みのターンテーブルに穴開け加工をしました。
材質が滑らかに成ったのを感じます。僕は其の時点でニヤッ。

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何度も此処のBLOGで書いている、今更ならのティップトゥーのヒット。
兎に角、STAX純正でもこんなに売れた事は無い。

作っている工場の社長は大喜び。

今迄の経過を整理しますね。

STAX社がティップトゥーを売り出したのは30年位前。
当時代理店だった僕の店も導入。

その時はアルミ製と真鍮製の二種類が発売されました。

驚く位、両者の音には違いが有ったのですね。

その頃、付き合いのある在る会社の社長さん(今でも付き合っています)がステンレスでティップトゥーを作って来ました。

こいつも、先の二種類とは丸ッ切り違った音で鳴り出したのです(この時、音響的にはステンはダメだなって勉強したんですね)。

その社長さん、STAX社のアルミのティップトゥーを買って帰りました。

その何年か後にSTAX社は解散。一部の業務は残りましたがまったく別の会社に成りました。

その当時の僕のティップトゥーの感想。
アルミ以外は使えない。そのアルミも使い方で諸刃の剣。
装置全てに使うと副作用が大きく、使う箇所を試しながら使用する事。

具体的に言っちゃいますと、切れ込み、ピントは良く成ります。
調子に乗って使い過ぎると、音が鋭くなりキツイ響きに成ってしまう。

つまり金属音に成り易い。

この辺が僕が今一使わなかった原因なんですね。
勿論、一部には使っていました。
只、装置全部には使えない。

そんな時(此処へ引っ越して直ぐ)、ティップトゥーの存在を知らないお客様が来店(新しい方です)。
調子に乗り易いピンキー君はティップトゥーの説明を。

ちょうど手持ちに数が有り、スピーカー(平面バッフル)の下に・・・・・。

僕も驚く位良く成ったのです。しかも副作用が出ないで・・・・。

まあ、その時は何にも感じなかったのですね。

今回はたまたま巧く行った。

でもその後、ティップトゥーの使用量を増やして行きました。
副作用は全然出ないで・・・・。

その辺から疑問に思って来たんです。
STAX社の物と僕の作っている物では違うんじゃないかと・・・・・。

STAX社の物を扱っていた頃は、工作機械なんて有りませんでしたから、アルミの一言で片付けていました。
今の僕は機械加工をしています。
その経験で、アルミって物凄い種類が有って、共振の仕方も凄く違う。
アルミと真鍮とステンであんなに違った音を出したティップトゥー。
同じアルミでも種類によって違う音がしても当然。

そんな実験です。



今回実験の対象にしたのはヘッドアンプ本体。
手前の沢山のピン端子は負荷抵抗の調整用。
こんなに沢山の抵抗で実験しています。
勿論、お客様に余計な数値の抵抗を買わせない為に。



俎上に上がった純正ティップトゥー。最後の手持ちです(見つかって良かった)。



パチモノと交換された純正品。

同じレコードを聞き比べ。勿論その間にVRは弄りません。音量が変わると判断が狂います。
結果は、僕の思っていたとおり。

純正は昔の副作用を出しました。

これで最近のティップトゥーの高評価が理解出来たんですね。

叩いて見ても音が違います。
純正はチーーンと鳴り止まない。
パチモノはダンプが効いて音の尾を引きません。

きっと純正品は2000番台のアルミ。
僕のは・・・・・・(企業秘密、笑)。

そう言えば、工作機械を買って直ぐに行った材料屋さん。
僕は、片っ端からアルミを叩いて共振音を聞いて材料を選んでいた事を思い出しました。

材料屋さん、不思議な顔をして僕を見ていたのを思い出します。





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