平成19年4月18日開店。店主の日々の日記です。
鋭意製作中のレコードプレーヤー。殆どのパーツを僕が作っていますが、これだけは作れない。



図面を書いていたら玄関のチャイム。ヤマトのお兄ちゃんです。
届いたのが写真の小さな段ボール。

もう、中身は判りますよね。
此れで必要パーツは全て揃ったかな?




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どんどんと外注先から部品が上がって来ます。

昨日は八王子の奥地迄・・(笑)。
イエ、八王子って本当に広いのですよ。
近場なら、直ぐなんですけど、昨日は高速を利用。圏央道を使います。

行った先は、色々と金属へ着色をしてくれる工場。
今回はアルミ板へヘアーライン加工とボルトの着色加工。

数が多く、宅急便で送ると傷が心配で、僕が直接取りに行きました(依頼時も勿論僕が持ち込み)。

黒アルマイトとボルトへの着色です。
黒のパネルへ、普通のステンキャップスクリューを取り付けますとすごく目立ちます。
勿論、これを喜ぶ方もいますので、この辺は好みです。

今回は、ボルトの頭を目立たない様に・・・・・・・。

そんな訳で・・・。


白いボルトが加工前のステンレス其の侭の色。
黒い2本が着色加工品。着色と言っても塗装では有りません。ネジ山に塗装をしたら・・・・(汗)。

一種の化学反応での着色です。

可成り、贅沢仕様のプレーヤーに成りそうです。



黒染めが、写真の関係で若干の艶消しに見えますが、完全な艶仕上げです。
適正なヘックスレンチを使えば、色が取れると言う事も有りません(過去に剝がれたのはゼロ)。
一応心配で1本余計に着色しましたので、ユーザーの方へ上げようと思っています(笑)。

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只今鋭意製作中のレコードプレーヤー。
今回、ご注文を頂いた時に、この様な色にしたい。

その様な依頼を受けたのですね(この方からは以前にホーンも色での注文を貰いました)。
アルマイト屋さんへ行き、色見本を何種類か貰い、お客様の所へ郵送。
気に入った色の色見本を送り返して貰って、その色での発注だったのです。

で、この様な場合。同じ色の真似をされるのは、きっと嫌だろーなー(世界にたった一台の色ですから、笑)。

偶然に同じ色を指定された。と言うのなら納得でしょうが、僕のブログを見て『これと同じ色』って指定されたら、世界に一台ではなくなってしまう。

この色を見るのは、アルマイト屋さんと僕とオーナーの方だけ・・・。ってしたいんですよね。

来年製作予定の僕のツインアームプレーヤー。

此れも色で悩んでいます(と言いながら結構楽しんでいる)。
音には一切関係のない遊び心。

で、誤解を招くと拙いので・・・・。
今回の色を見せない。と言うのは僕の個人的な考えです。
お客様からは(お客さまと言う言い方も・・笑)僕への依頼は一切有りません。
僕が勝手に・・・・・・・。

で、趣味の世界です。人まねをしないで自己主張を貫く。
考えて見たら、僕の人生そのものでした。


で、余計な一言。失敗を恐れて、他人の成功例だけを真似する人。僕は・・・・・(この後を書くと炎上しそうなので・・笑)。

ウン、今思いつきました。僕のプレーヤーにも40thって彫ったプレートを取り付けちゃおう。

あ、序の追記。
僕アームで、オーバーハングを測るのは止めて下さい。中心部までアームを移動させますと、リード線に負担が掛かります(構造上避けられない)。
適正な針先位置は、ヘッドシェルの先端真下に有ります。
つまり、シェル先端の真下に針先が来る様にセットして頂ければ、最適なオーバーハングに成る様に設計して有ります。

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今日の午前中はトーンアームのヘアーライン加工。
標準色のモノトーンでしたら、アルマイト屋さんでヘアーライン加工が出来るのですが、例のカラーアルマイト屋さん。ヘアーライン加工をしていません。

そんな訳で、色注文品のヘアーラインは僕がサンドペーパーでゴシゴシ。

序にボールエンドミルの仕上がりが今一に感じたので、切削痕を目の細かなペーパーでゴシゴシ。
意外と短時間の手作業で済んだので、これからアルマイト屋さんへ行って来ます。



梱包する前に写真を撮るべきでしたよね(汗)。

お客様から指定された色見本付き。

暑く成る前に機械加工は終えたいのです(去年は朝の4:00から仕事をしていました)。
なんか、トンでも色のプレーヤーに成りそうな・・・・・。




エーーー、自分用のツインアームプレーヤーも、トンでも色にしちゃいますけどね(笑)。

で、ふと考えた。使いたいカートリッジは3個。3本アームプレーヤー・・・・・・・。

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此処数日、急に暑く成って来ました。
換気扇をガンガン回すしか出来ないプレハブ内での機械加工。

でも、後2~3日で大物は完成(ホッ)。
昨日作った底プレート。



1日掛かる作業ではないのですが、午前中は自治会の用事で潰れました(涙)。

午後掛かったのですが、暑さで1時間の作業が限界。1時間作業をして母屋で30分休憩の繰り返しです。

外注からこんな物も来ています。



今年の初めには出来上がっていたんですけどね・・・・・。
この綺麗な面に、軽め穴を沢山開けます。何度試聴しても重量級ターンテーブルは音が鈍るのです。
結構沢山の人に試聴をして貰いましたが、皆さん同じ感想を言われます。

重い方が音が良い方が、僕としては大変な作業が減るので助かるんですけどねー(笑)。

今日はこれからキャビネットの天板の作成です。今日中に上げたいのですが、夕方からまた自治会関係の協議(コロナだから止めちゃえば良いのに、汗)。

水分補給をまめにして、頑張ります。



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受注したレコードプレーヤーの制作に一直線。
正直、一ヶ月近いロス(怪我の所為)で拙いなー・・・・・。

昨日から掛かっているのが、ターンテーブルシャフトの軸受け。
一体で作るので、はっきり言うと削りカス状態(つまり残る部分よりも削ってしまう量の方が多い)。

今、良い関係の旋盤屋さんがいます。此の部分は外注に出せないかなー・・・。
なんて考えながら作業を進めます(結果が同じなら旋盤屋さんに出した方が早い)。

ウーーーーン。此処までなら外注?って考えても、一番重要な砲金スリーブの圧入。
此処の精度は結構シビア。
ある意味、僕のターンテーブルの命。

無理だなー・・・。圧入迄任せる事が出来るのならOKなんだけど、僕の圧入の仕方を旋盤屋さんに話したら・・・・・。
其処は職人芸ですよね・・・。
大量生産なら機械任せでも行けるけど、本当に少量生産。
昔ながらの自分の腕を信じて・・・の世界なんですね。
1/100mm狂ってもヤバイ世界なんて・・・・やめたいんだけど、何か其処への喜びも有ったりして・・(笑)。





今日作った軸受け。自分でも納得の作品に成りました。
昔にも言いましたが、機械加工屋さん(旋盤屋さんも含む)でオーディオへの理解が深い方って略皆無。結果オーディオにはいい加減でよい所を無茶正確に作り、大事な所をオイオイ・・・・。
図面では表し切れない所が多いので・・・・・。
書いても良いんですけど、嫌われちゃうかなー・・・・・(笑)。製作費もとんでもなく成りそうですので、結局自分で作るか・・・。

あ、思い出話です。昨年納めさせてもらったレコードプレーヤー。
オーナーの方に、ターンテーブルを手で回して貰いました。あまりにものスムーズさに驚かれたのですが、その後ターンテーブルを水平方向へゆすって貰ったのですね。
ガタの無さにもびっくり。
オイルを入れないとガタを感じるクリアランスにしています。
油膜でクリアランスは無くなり、でもスムーズに回る。
高速回転なら油膜が出来易いので・・・・。
この辺のクリアランスの設定。回転数と使うオイルを考えて決めています。

昔、散々痛い目にあいましたので・・・・・。

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本当に永年掛けて少しずつのグレードアップを繰り返して来た自分用のレコードプレーヤー。
基本的に最終バージョンです。色々と試行錯誤の跡が残っています。此れも僕成りの歴史。

で、此処最近の僕はチョイヤバイ。
新しいアームを使いたい(これはもう1台のプレーヤーを作れば大丈夫)。
もち、新しいアームにはEMTとオルトフォンの30。
このオルトフォンの30もカタログ落ちしている旧型です。
でも、この二本を使いたい。しかも新しいアームで・・・・・。

で、最初の計画が新しいアームを乗せたプレーヤーを作って、プレーヤー二台構成(旧アームにはSPU)。
この場合、ギヤボックスも二台必用に成る。

そこで考えたのがツインアーム構成(簡単に考えてはダメですよ、通常の取り付け位置のアームに対して、奥側のアーム、取り付け方法に無理があるのです。市販品レベルなら問題なし)。
この辺の問題を解決しての二本アームの設置を此れから考えます。可也特殊な取り付け方法に成るかと・・・。
そう成ると、今使っているプレーヤー・・・・。
演奏中に拳骨で殴っても平気の平左。勿論、一般市販(勿論、超高額品も含めます)品には負けない自信も有りますが、まだ使い出して数年・・・。
別れる決意をしました。
中途半端に今のプレーヤーの一部パーツを流用。
そうすると、今のプレーヤーは死にます。
そう考えると、今の状態で手放して、完全に新造する。と言うのがベターと感じました(今のプレーヤーを死なせたく無いのですね)。
今現在、何の不満もなく働いてくれているのですが、使いたい2本のカートリッジ。
其れを生かして、尚且つSPUも愛用したい。
一般のアームでしたら、簡単に出来るカートリッジ交換。其れを棄てて、更にの音を求めた僕のアーム。
2種類以上のカートリッジを楽しめたければ、2本以上のアームが必用。

まあ、自分で自分の首を絞めている行動です。


本日、永年の友人からの電話。この後はご想像にお任せします。

エーーー(ポリポリ)。僕の友人って殆どがお客様(最初jのお付き合いは)だったんですけど、今は本当に友人と言わせて貰います。お客さまだったら普通使えない言葉使いで・・・・。
結婚式にも沢山招待されましたし、何組かは結婚式の司会も・・・・。
そんな人達とめぐり合えて幸せな人生を過ごしています。
お客さんと友人が同一って最高ですよね。
(で、儲ける事が出来ない、笑)。

そんな人達を優先に考えていますので、今現在は初の方からの仕事依頼は無理な状態です。
特に、他店からの購入品の修理依頼はお断りさせて頂いています。意地悪ではなく、当店購入の人達(友人)へのアフターフォローを最優先とご理解下さい。

ウーーーン。お金持ちには成れなかったけど、この人生悔いなし。

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アンプの納品が無事に終わり、休む日も無く次の仕事へ掛かります。
今回はプレーヤーシステム一式。

昔からのお馴染みさんの場合は、ターンテーブルだけ作ってとか、ギヤボックスだけ・・・。と言う仕事が殆どですが(皆さん何かしらの装置は持っている)、此処最近のお客様は、プレーヤー一式と言うのが多くて・・・・。

プレーヤーの工数って凄く掛かるのです。
で・・・・・・。


何故か図面を引き出しました。オイオイ何度も作っているだろう?
エーーー、今回の場合アームリフターをご希望。
此れも過去に作っているよね。

今回は、一旦納めた後。何ヵ月後に成るかは判らないのですが引越しです。
僕のプレーヤーはくそ重いので、ばらさないと運べません。
今迄のアームリフター、僕が組む事しか考えていなかったのですね。
引っ越すと成ると、アームはベースごと外す。
其の時にリフターも一緒にスイッと外れる様にしないと、お客様の組み立ては不可能。

昔の記事でお判りの様に、操作部は手前の木部に取り付けられています。
この状態ですと、リフターごとそっくり外せる様に成りません。
つまり、操作部をアームベースに取り付ける様なんですね。
しかも操作ワイヤーも、ベースと一緒に付いて来る構造。
従来はキャビネットの下側をワイヤーが通っていました。
その為、ワイヤーを外さないとベースは外れません。
という事は、ベースの裏側に溝を切って其処へワイヤーを通す必要が有るのです。

と言う事でリフターは設計し直しに成りました。
変に従来の方法に拘ると、かえって面倒になったりします。
ワイヤーでの遠隔操作は其の侭で、操作部をアームベースに移すだけなんですけどね。
一番の問題点は、リフターごとアームベースが綺麗に外せる。
此処が問題なのです。

まあ、これも頭の老化防止。頑張りますか・・。




2時間後の追記です。
アームベースのサイズを変える事にしました。従来、操作部を別途木部に取り付けたのは、針を折らない様にとの心配からだったのです。

アームレストに戻っているアームの先端(針先)の真下にリフターの操作部が有るのは、無茶心配です(酔った勢いで・・あ、僕だけか)。
針先と操作部の距離を充分取る為に、手前側を伸ばします。
まだまだ設計変更が出て来そうですね。

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